旅先でスーパーを訪れると、観光客の目線から、少しだけ地元の人の目線に近づける感じがして楽しいですよね。
そんなスーパーで、手軽なお土産を探すのもひとつの方法です。
ハンガリー旅行のお土産探しというと、市場やお土産物屋さんを思い浮かべる方が多いかもしれません。
それらも魅力的ですが、スーパーでは、地元の人が昔から日常的に食べたり飲んだりしてきた、ハンガリーらしい飾らない商品を見つけることができます。
高級感や繊細さというよりも、「現地感」「手軽さ」「お手頃価格」を重視した商品を探してみましょう!
この記事では、「味にそこまでこだわりがない」「海外のものを楽しめる」、そんな家族や知人に配ることを前提に、ハンガリーのスーパーで気軽に買えるお土産をまとめました。
ハンガリー旅行の話のネタとして配ったり、スーツケースに入れて持ち帰りやすいものを中心に選んでいます。
気負わず渡せるお土産を探している方は、ぜひ参考にしてみてください🎉
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本宮愛栞(もとみや あいか)
旧名「りり」でブログを書いてきました。
🇭🇺 ブダペスト在住20年。世界50カ国以上を旅した1人旅好き。
🏝️ インド・暖かい国・マイナーな国や地域に惹かれがちです。
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「これ、誰かの役に立つかも」と思ったことや、「旅人の視点で見るハンガリーの情報」をブログで発信しています。
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ハンガリーのスーパーで買えるお土産

ここからは、ハンガリーのスーパーで日常的に売られている、定番の商品を中心に紹介します。
在住者の目線で、「素朴だけれど、お土産にしやすいな」と感じたものを選びました。
アカシアのはちみつ

Sparでは500グラムで1,999フォリント(約950円)、900グラムで4,799フォリント(約2280円)でした
ハンガリーの定番土産のひとつである「はちみつ」は、スーパーでも簡単に見つけられます。
中でも、クセがなく食べやすい「アカシアのはちみつ(Akácméz)」は、いちばんのおすすめ。
香りが穏やかでさらっとした甘さなので、日本人の味覚にもなじみやすいタイプです。
瓶に入ったものだけでなく、かわいらしいクマ型のプラスチックケースに入ったものもよく売っています。

右から2番目のHársmézはリンデンのはちみつで、香りがはっきりしたはちみつです
アカシアのはちみつ以外では、Virágméz(ヴィラーグメーズ=いろいろな花の蜜から採れた「百花蜜」)がよく販売されていて、アカシアより少しお手頃です。
市場やお土産物屋さんでは、花の種類やパッケージサイズのバリエーションが豊富ですが、時間がない場合はスーパーで気軽に入手してしまいましょう。
Detkiのチョコレートクッキー(Mese)

画像に写っているのはダークチョコレートと、アーモンド味
729フォリント(約350円)でした
個人的にハンガリー産のクッキーで美味しいと思うのが、Detki(デトゥキ)というブランドのMese(メシェ)クッキー。
クリスマス時期によく食べられる Mézeskalács(メーゼシュ・カラーチ)のような、はちみつとシナモン、クローブなどのスパイスが使われたクッキーで、片面がチョコレートでコーティングされています。
口に入れると、甘さの中にスパイスの香りがふわっと広がるのが特徴的です。
Meseとは“おとぎ話”の意味で、クッキーのかわいらしい模様にも注目してみてください。

日本ではあまり味わえないタイプのクッキーなので、ハンガリーらしさを感じられるお土産になると思います。
ミニサイズのスパークリングワイン

値段は899フォリント(約430円)と購入しやすい価格です
ハンガリーのスーパーでは、容量200mlのミニサイズのスパークリングワインをよく見かけます。
小さなボトルなので見た目がかわいく、お土産として持ち帰りやすいサイズで、意外とお値打ちなのも魅力です。
定番は、ハンガリーを代表するスパークリングワインブランドTörley、Hungaria、B.B.など。
いずれもクセが少なく飲みやすいです。
まずは小さなボトルで試してみて、気に入ったら通常サイズのボトルを選ぶのもいいですね。

Törleyは899フォリント(約430円)、Hungariaは999フォリント(約475円)
Száraz(辛口) 、 Félszáraz (やや辛口)、 Félédes (やや甘口)、Édes(甘口)などの表示があるので、甘さの好みに合わせて選んでください。
ハンガリーのインスタントスープ・スープの素

商品によって値段は異なりますが、だいたい450〜650フォリント(約215〜310円)程度です
ハンガリーのスーパーでは、インスタントスープも手軽なお土産として選びやすいアイテムです。
あまり馴染みのない初体験の味になる可能性もありますが、鍋にスープの素とお湯を入れて数分調理すれば完成するので、ハンガリーらしさを気軽に試せるのが嬉しいポイントです。
クノールやマギーなど、日本でもおなじみのスープブランドから販売されています。
味にうるさくない人向けのちょっと変わったお土産として選びやすいジャンルです。
よく売られているのは、コンソメスープをベースに、ハンガリーの小さなパスタや野菜、レバー団子などが入ったタイプのインスタントスープ。
以前、ハンガリー人の友人らとインドで落ち合った際、彼女たちがコンソメ系のインスタントスープをたくさん持ってきていて、日本人が旅先にインスタント味噌汁を持っていく感覚に似ていると思いました。

様々な果物をミックスした甘いスープです
好みが分かれやすいものの、夏のハンガリーでおなじみの甘いフルーツスープの素もスーパーで見かけます。
実際にハンガリーで飲んでみて気に入った方は、選択肢のひとつとして考えてみてもいいかもしれません。
ハンガリーといえばグヤーシュスープが有名ですが、こちらは具沢山の煮込み料理のため、お湯を注ぐだけで完成するタイプはあまり見かけません。
その代わり、グヤーシュ風の味付けがされた固形スープの素(キューブ)や、gulyáskrém(グヤーシュ・クレーム)と呼ばれるペースト状の調味料が売られています。
どちらもパプリカや玉ねぎ、スパイスをベースにしており、お肉や野菜を加えてグヤーシュスープを調理する時に活躍します。


ペーストには甘口(Csemege)と辛口(csípős)があるので要確認
お値段は439〜499フォリント(約210〜240円)です
グヤーシュスープの素やグヤーシュクリームはインスタントスープではありませんが、グヤーシュスープをお手軽に作りたい方は、ぜひ役立ててみてください。
Omniaのコーヒー

いくつかの種類があり、お値段は250グラムで2,699フォリント(約1280円)です
Omnia(オムニア)は1960年代から続くハンガリー生まれの定番コーヒーブランドで、今でも多くの家庭で日常的に飲まれています。
味はクセが強すぎず、酸味は控えめで、日本の深煎りコーヒーに慣れている人なら比較的違和感なく飲めると思います。
私も普段からよく飲んでいます!
スペシャルティコーヒーのような華やかさはありませんが、飾らないハンガリーらしいコーヒーを味わってみたい方におすすめです。
パプリカペースト

「辛口のピシュタ(男性名)」が瓶に描かれています
1つ839フォリント(約400円)
私の友人が大好きで、ハンガリーのお土産として必ず買って帰っているのがパプリカペーストです。
鍋料理で辛味を足したい時に使っているそうで、日本の家庭でも意外と出番が多いとのこと。
日本でいう七味唐辛子やラー油のような存在です。
ハンガリーのスーパーでは、写真のような瓶入りのパプリカペーストが売っていてで、ハンガリーのブランドUniver(ウニヴェル)のErős Pista(エルーシュ・ピシュタ/辛口) がよく知られています。
刻んだパプリカをペースト状にした調味料で、料理に少量加えるだけで、ハンガリーらしい風味と辛味が出るのが特徴です。
ちなみに、辛くないÉdes Anna(エーデシュ・アンナ/甘口)も売っていて、パプリカの風味やコクを加えたり、料理のベース作りに使えます。

Édes Annaとは「優しいアンナ(女性名)」の意味です
Bodza szörp(薄めて飲むエルダーフラワーのシロップ)

エルダーフラワーは、白くて爽やかな香りのする花です
その他、ラズベリー・サワーチェリー・イチゴ・柑橘類のミックスなどの味があります
ハンガリーで昔から親しまれてきた定番の飲み物が、Szörp(スルプ)と呼ばれるフルーツシロップ。
水や炭酸水で割って飲むのが一般的で、日本でいう「カルピスの原液」や「梅シロップ」などに近い存在です。
レストランのメニューでおなじみのレモネードには、イチゴ味やラズベリー味など多くの種類がありますが、それらは通常Szörpで風味付けされています。
中でもハンガリーらしく、特に人気があるのがBodza(エルダーフラワー)の Szörp。
さっぱりとした花の香りが特徴で、クセもなく美味しくいただけます。
日本ではエルダーフラワーのフルーツシロップは比較的手に入りにくいので、気に入った方はぜひ買って帰り、帰国後にちびちびとハンガリーの味を再現してみてください。

1本929フォリント(約440円)
パプリカパウダー

安いスーパーだと100グラム800フォリント(約380円)くらいですが、Prímaでは100グラム1289フォリント(約610円)でした
お料理好きな方におすすめなのが、パプリカパウダーです。
ハンガリーのパプリカパウダーには、甘口(édes / csemege) と 辛口(csípős) がありますが、一般的なハンガリー料理を作る場合は、まずは甘口(édes)を選ぶのがいいでしょう。
グヤーシュやパプリカチキンはもちろん、日本の炒め物やスープに少量加れるだけでも、料理にコクとハンガリーらしい雰囲気が出ます。
大容量で購入したい場合は、市場などで売られている500〜1,000グラムほどの大きなサイズの方がコスパは良くなります。
一方、スーパーでは小さめサイズが中心なので、お土産やお試し用にはちょうどいい分量です。
ハンガリー定番チョコレート(Balaton・Sport・Boci・Tibi)

通常サイズは1つ199フォリント(約95円)
ハンガリーのスーパーでよく見かけるのが、Balaton(バラトン)、Sport(シュポルト)といったチョコレートバーや、Boci(ボチ) 、Tibi(ティビ)といった板チョコです。
現在はいずれも外資系企業のブランドですが、もともとはハンガリーで生まれ、昔から親しまれてきた定番チョコレートです。
地元の人が普段のおやつとして食べてきたチョコレートで、高級チョコレートのような繊細さはありませんが、「懐かしさ」「日常感」を楽しむタイプのお菓子です。
サイズもお値段もお手頃なので、ばらまき用に向いています。
Balatonはウエハース入りのチョコレートバーで、軽い食感が特徴。甘さも比較的控えめで食べやすいタイプです。
Sportはハンガリー人に人気のある、ラム酒の風味が効いたねっとりとした食感のチョコレートバー。
個人的には少しクセのある味だと感じています。

通常サイズは179フォリント(約85円)
板チョコタイプのBociやTibiには、ナッツ入りやクリーム入りなど、さまざまなフレーバーがあります。
日本ではあまり見かけない組み合わせも多いので、味の好みが合えば、ちょっと面白いお土産になるかもしれません。

1枚699フォリント程度(約335円)

洋梨クリームやバナナクリーム入りなど、ユニークな板チョコが並んでいました
1枚569フォリント程度(約270円)
Győriの素朴なクッキー

値段は種類によって異なり479〜679フォリント(約230〜320円)
ハンガリーのスーパーでよく見かける定番クッキーが、Győri(ジューリ)のクッキーです。
Győriは100年以上の歴史をもつ老舗ブランドで、長いあいだハンガリーの家庭のおやつとして親しまれてきました。
子どものおやつや家庭用として日常的に食べられてきた、素朴な味の商品が多いです。
代表的なのが Győri Édes(ジューリ・エーデシュ)やPilóta(ピロータ)。
華やかなお土産としてではなく、現地のスーパーで長年愛されてきた、ハンガリーらしい日常のお菓子として選ぶのにちょうどいいです。

1つ889フォリント(約420円)
ハンガリーのワイン(エグリ・ビカヴェール、トカイなど)

値段は様々で1,200〜2,500フォリント程度(約570〜1,190円)
ハンガリーはワインの産地としても知られており、赤・白ともに種類が豊富です。
ワイン好きでしっかり選びたい方は、専門店を訪れるのがおすすめですが、特にこだわりがなければ、スーパーで購入しても十分楽しめます。
ハンガリーを代表する赤ワインが、Egri Bikavér(エグリ・ビカヴェール/雄牛の血)。
ブレンドワインで味わいは銘柄によって差がありますが、有名なワインなので、だいたいどのスーパーでも見つかります。
ハンガリーといえば、よく知られているのが トカイワイン(Tokaji bor)。
甘口のイメージが強いかもしれませんが、世界三大貴腐ワインのひとつであるトカイアスー(Tokaji Aszú) は、スーパーでは見かけないことも多く、棚には辛口寄りのトカイワインが並んでいる場合もあります。

Deák Ferenc tér駅のPrímaは、観光客も多いためか、珍しくトカイアスーも数種類置いてあります
トカイアスーはメーカーや年代、甘さによってお値段は大きく異なり、Prímaには3,899〜9,999フォリント(約1,850〜4,750円)の商品が並んでいました
そのため、Tokaj Aszú でない場合は、「Édes(甘口)」なのか「Száraz(辛口)」なのか、ラベルをチェックして選んでみてください。
ワインにこだわりのある方は、スーパーではなく、ワイン専門店へのお出かけをおすすめします!
パプリカ味のポテトチップス

ハンガリーのスーパーでは、パプリカ味のポテトチップスも定番のお菓子。
袋タイプだと中身が砕けてしまうかもしれないので、お土産にするなら筒に入ったタイプがおすすめです。
ハンガリーだけでなく、周辺諸国でもパプリカ味のポテトチップスやスナック菓子を見つけられますよ。
ちなみに、ハンガリーでは「健康増進税(népegészségügyi termékadó)」があるため、スナック菓子は日本よりやや高めに感じるかもしれません。
どのスーパーでお土産を探すのがおすすめ?

今回の記事を書くにあたり、商品の撮影をさせてもらったのが、Deák Ferenc tér駅の近くにあるPríma(プリーマ)とSPAR(シュパール) の2軒です。
いずれも町の中心にあるため、観光客が多く、お土産向きの商品も多く揃っている印象でした。
Prímaはハンガリーのスーパーなので、ハンガリーらしい定番商品を見つけやすく、SPARはオランダ系のスーパーですが、ハンガリー製品も多く、陳列が分かりやすいのが特徴です。

一方、ドイツ系スーパーのLidlやAldiは価格が手頃で人気ですが、自社ブランドやドイツ系の商品が中心のため、ハンガリーの定番商品が意外と置いていないこともあります。
- Príma (CBAという店名の場合もあり)…ハンガリー資本のスーパーで、ハンガリーの商品が多く、定番土産を探しやすい
- Spar…外資系だがハンガリー製品も多く、陳列が分かりやすいのでお土産探しに向いている
- LidlやAldi(ドイツ系)…店舗は広く価格はお手頃なものの、自社ブランドやドイツ系商品が中心で、ハンガリーの定番が置いていないこともあるので注意
- Tesco…イギリス系のスーパー。観光地周辺の店舗は規模が小さく、品揃えがやや限られる印象
まずは宿泊先の近くのスーパーをのぞいてみて、欲しい商品が見つからなければ、上記の情報を参考にお店を選んでみてください。

ハンガリーの定番商品が、意外と見つからない場合があります
配りやすくて話のネタになる、ハンガリーのスーパーで探すお土産

ハンガリーのお土産というと、市場やお土産物屋さんに目が向きがちですが、スーパーでは日常に根付いた「ハンガリーらしさ」を見つけられます。
高級感や特別感はなくとも、地元の人が昔から気軽に食べたり飲んだりする商品が並ぶので、よりハンガリーを身近に感じられかもしれません。
今回紹介したのは、「気軽に買える」「現地感がある」「比較的お値打ち」な、お土産候補の数々です。
まずは宿泊先の近くのスーパーをのぞいてみて、もし見つからなければ、この記事の内容を参考にしながら別のスーパーにも足を運んでみてください。
ハンガリーの「現地の日常」を感じられるお土産が見つかりますように!
ハンガリーのお土産に関する記事は、他にもいくつか書いているので、ぜひご参照ください。



