ブダペストのリスト・フェレンツ空港を利用すると、よく目に入ってくるのが鮮やかなピンク色のWizz Air(ウィズエアー)の機体です。
かつてハンガリーにはマレーブ航空(MALEV)という国営フラッグキャリアがありましたが、2012年に経営破綻。
それ以降、ハンガリーには正式なナショナルフラッグは存在していません。
その中で急成長し、ブダペスト発着の路線網を大きく担うようになったのが、LCC(格安航空会社)のWizz Airです。
現在では「実質的なハンガリーのフラッグキャリア」として多くの人が利用しています。
私も数えきれないほど搭乗してきました!
今回は、そのWizz Airに実際に乗って、ブダペストからアブダビへ旅した時の様子をご紹介します。
Wizz Airを利用予定の方、「LCCだけど大丈夫なの?」と気になっていた方は、この記事をぜひ最後までご覧ください!
【AiraloのeSIM】
Airaloのアプリをダウンロードしてプランを購入しておけば、旅行先についた瞬間からインターネットにつながります!
SIMカードの差し替えや、モバイルWi-Fiのレンタルはもう不要。eSIMで世界を身軽に旅しましょう🎶
世界で500万人以上に愛されるAiraloのeSIMをぜひお試しください!
\紹介コード「RIRI0237」で初回3ドル割引!
ブログ記事内の割引クーポンもぜひご利用を! /
📱Airaloの使い方、割引クーポン情報、メリット・デメリットなどをこちらの記事で紹介しています!


本宮愛栞(もとみや あいか)
旧名「りり」でブログを書いてきました。
🌏 ブダペスト在住20年。世界50カ国以上を旅した1人旅好き。
🏝️ インド・暖かい国・マイナーな国や地域に惹かれがちです。
🛍️ ハンガリーのお届け代行サービスを始めました。
詳しくはこちらからご覧ください。
「これ、誰かの役に立つかも」と思ったことや、「旅人の視点で見るハンガリーの情報」をブログで発信しています。
お問い合わせはお気軽にどうぞ!
Wizz Airはハンガリー最大の航空会社

Wizz Air(ウィズエアー)は、2003年にハンガリーで設立されたLCC(格安航空会社)で、MALEVの倒産後は、ハンガリーで唯一の大規模な航空会社として運航を続けてきました。
Wizz Airはブダペスト発着の路線を軸に、ヨーロッパ各都市に加えて、近年は中東・北アフリカ・コーカサス地域へとネットワークを広げています。
現在では、ハンガリーから国際線を利用する際の最も身近な選択肢のひとつであり、在住者や旅行者にとって欠かせない存在です。
Wizz Airを利用する前に知っておきたいこと

空港でもひときわ目立つピンクの制服が特徴です
Wizz Airを利用する際に知っておくと安心なポイントは、ヨーロッパのLCCに共通している部分が多いです。
LCCの特徴や注意点、予約画面の進め方を詳しく知りたい方は、以前まとめた以下の記事が参考になりますので、ぜひあわせてご覧ください。

LCC(格安航空会社)であり、大手航空会社ではない
Wizz Airはハンガリーのナショナルフラッグ的な航空会社ですが、あくまでも格安航空会社です。
機内サービスはすべて有料で、座席間隔も最小限。
空港ではタラップ搭乗やバス移動が多く、運用もシンプルなスタイルです。
万が一フライトがキャンセルになった場合も、大手航空会社のような手厚い補償は基本的にありません。
最初に出る値段と、最終的に支払いする時の値段のギャップが大きい
格安航空券を購入する際、最初に提示された値段が「安い!」と思っても、その後に「荷物の追加」「座席指定料」などが加わって、最終的にはそこまで安くない場合があります。
特に、Wizz Airはオペレーション費(Administration fee)という名目の追加料金もあったりして、最終的な値段がさらに高く感じます。
そんなこともあって、あまり大きな声では言えませんが、Wizz AirとRyanairでブダペストから同じ路線に飛んでいる場合、私は心理的ストレスの少ないRyanairを選ぶことの方が多いです…。
シークレットモードでの検索を推奨
これはWizz Airに限らず、LCC全般で言えることですが、「同じ日付やルートで何度も検索を繰り返すと、表示される金額が徐々に高くなる傾向」があります。
そのため、シークレットモード(プライベートブラウズ)で検索すると、この問題を避けられると一般的に言われています。
ただし、Wizz Airの場合は シークレットモードのままだと予約の途中で先に進めなくなることがあります。
実際に購入する段階では、通常のブラウザ表示に戻してから手続きを進めてください。
Wizz Airの搭乗方法と当日の流れ【実体験レポ】

Wizz Airの搭乗は、大手航空会社と少し勝手が異なる部分があります。
ここでは、私が実際にブダペスト空港からWizz Airに搭乗した際の様子を、時系列でレポートします。
写真とあわせて「当日はどんな感じで動けばいいか」をイメージしやすくなるはずです。
出発3時間前までにオンラインチェックインを必ず済ませておく
予約時に空港での対面のチェックイン(有料)を申し込みしていない限り、ほとんどの人はオンラインでのチェックインが必要です。
Wizz Airのアプリや、パソコンやスマホのブラウザからもオンラインチェックインできます。
1ヶ月くらい前から手続きできることもあるので、気がついた時に早めに手続きしましょう。
オンラインチェックインが完了すると、搭乗券が発行されます。
オンラインチェックインを時間までに済ませないと、チェックインカウンターでの搭乗券の発行する流れになり、40〜50ユーロ程度の追加料金がかかるので気をつけましょう。
今回、UAEのアブダビへ向かいましたが、日本国籍の私の場合、ビザの有無などのチェックがあるため、オンラインチェックインを終えても搭乗券は発行されませんでした。
このような場合、空港でチェックインカウンターへ行く必要があります。
ただし、オンラインチェックインの手続きは踏んでいるので、チェックインカウンターで追加料金の支払いは不要です。
チェックインカウンターへは、必要な場合に向かう(パスポート確認が必要な路線あり)

出発当日、Wizz Air のカウンターへは、以下に該当する場合のみ立ち寄る必要があります。
- (機内持ち込み手荷物ではなく)預け入れ荷物がある場合
- ビザ確認などの理由で、オンラインチェックイン時に搭乗券が発行されなかった場合
- 対面チェックインを有料で選択した場合
上記に当てはまらない場合は、カウンターへは立ち寄らずに、搭乗券を持って手荷物検査場へ直接向かって大丈夫です。
通常、シェンゲン協定国への旅行ではビザ確認が不要なため、オンラインチェックインですんなり搭乗券が発行されます。
しかし今回のアブダビ行きでは、前述の通り家族の中で私だけ搭乗券が発行されず、カウンターに行く必要がありました。
ブダペスト発着のWizz Air便は本数が多いため、Wizz Airのカウンターは短い休憩時間を除いて、ほとんど常時開いている状況です。
私は出発の3時間20分ほど前に空港へ到着。
他のWizz Air便の搭乗手続きをしている人が少しいたおかげで、カウンターは開いておりすぐに搭乗券を発行してもらえました。
スタッフの方によると、例えば出発の5時間前だと早すぎて手続きができないそうですが、3時間ちょっと前くらいなら、問題なく手続き可能とのことでした。(当日の状況や、担当者にもよるかと思われます。)
ちなみに、UAEのアブダビ空港のWizz Airカウンターは、出発の約3時間前から搭乗手続きが始まりました。
手荷物検査を通過し、搭乗口へ向かう(シェンゲン外は出国審査あり)
手荷物検査を通過したら、案内に従って搭乗口へ進みます。
ブダペスト空港では、
・2A:シェンゲン協定国行き(出国審査なし)
・2B:シェンゲン外行き(出国審査あり)
とエリアが分かれています。
今回のアブダビ便のように、シェンゲン外へ向かう場合は2B側に移動し、パスポートの出国審査を受けてから搭乗口へ向かいます。
時間帯によっては列ができることもあるため、早めの移動が安心です。
出国審査後は、そのまま2B内の搭乗口で出発を待つ流れになります。
Wizz Airの機内持ち込み手荷物サイズに注意(超過すると追加料金)

格安航空会社では、機内持ち込み手荷物のサイズ確認が、厳しめの傾向にあります。
搭乗口に荷物の大きさを確認するボックスが置いてあるので、あらかじめサイズをみておくと安心です。
バッグ自体がサイズオーバーしていても、このボックスに押し込んで収まる場合は問題ありません。
超過していると70〜100ユーロ程度(!)の高額な追加料金を請求されるので、気をつけてください。
なお、有料の荷物の重量制限は、2025年11月現在10キロです。
Priority(優先搭乗)と通常搭乗の違いを理解する

Wizz Airでは、Priority(優先搭乗)を購入した人と、通常搭乗(Non-Priority)の人で、並ぶレーンが分かれています。
機内持ち込み手荷物を購入した人は、座席上の荷物棚を確保する必要があるため、優先搭乗になっています。
搭乗口では、写真のような看板や、頭上の電光表示板に「Priority/Non-Priority」が明示されています。
搭乗手続きが開始するタイミングで、自分のチケット種別を確認して並びましょう。
タラップ(階段)を使って搭乗するスタイルが多い

格安航空の場合、ブダペストや多くの空港では、タラップ(階段)を使って搭乗するスタイルが多いです。
タラップまでは空港の建物から歩いて行く場合と、バスに乗車していく場合があります。
飛行機の前方・後方の2か所に扉があるので、座席に近い方を利用しましょう。
なお、目的地のアブダビ空港では、搭乗時も降機時もどちらもタラップではなく、前方ドアから通常のボーディングブリッジを利用しました。
レアなケースですが、そのような空港もあります。

着席から離陸までの流れ(座席の様子&安全案内)

その後、ほぼ満席となり出発しました
格安航空では機内持ち込み荷物の利用者が多いため、頭上の荷物棚がすぐにいっぱいになることがあります。
座席の真上や近くのスペースを確保したい場合は、早めに搭乗するのがおすすめです。
有料で座席指定をしないと、グループでも席が離れてしまうのは、Wizz Airに限らずヨーロッパのLCC全般のあるある。
そのため、搭乗後に席の交換をお願いする人が出てきて、機内が少しカオスになることも多いです。

座席の脇には、薄いジャケットなどをかけられるコートフックがついていました。
シートポケットには機内安全カードや機内誌も入っています。


座席のリクライニングはできません。
ヨーロッパ内の2時間程度のフライトなら我慢できますが、アブダビまでの6時間弱のフライトでは、リクライニングなしは結構疲れました。
個人用スクリーンやモニターがないため、安全案内は客室乗務員による実演で行われ、その後に離陸します。

Wizz Airの機内サービスはすべて有料(メニューや価格帯)

Wizz Airの機内サービスは有料です。
コーヒーなどのドリンクやお菓子、サンドイッチなどの軽食がオーダーできます。
2時間程度の短い路線では、機内サービスを利用する人は少ない印象ですが、アブダビのような中距離のフライトの場合は、多くの人が注文しています。
サンドイッチ単品で6〜7ユーロ、ドリンクなどと合わせてセットにすると12〜13ユーロ。
コーヒーやお菓子類は4ユーロ前後です。


機内サービスや空港で買える軽食は、町で調達するよりだいぶ割高。
そのため、手荷物のスペースに余裕があれば、空港到着前に準備しておいてもいいかと思います。
自分で用意したアルコール類を機内に持ち込んで、飲むことは禁止されているので気をつけましょう。
目的地に到着。タラップを利用して降機
目的地に到着したら、前後の扉からタラップを利用して降機するのが一般的です。
アブダビ空港では例外的に、前方の扉からボーディングブリッジを利用して、建物へ直接移動ができました。
Wizz Airを海外旅行の選択肢に

Wizz Air(W6)のフライトが多いです
Wizz Airはハンガリーを中心に路線網を広げるLCCで、ヨーロッパや中東への移動を低価格で実現しています。
格安航空会社なので、座席のリクライニングや無料の機内サービスはありませんが、特に短距離フライトであれば比較的快適です。
タラップでの搭乗やバス移動など、LCCならではの環境が気にならない方であれば、必要なポイントを押さえることでストレスなく利用できます。
今回の記事や、以前書いたRyanairの記事も参考にして、搭乗準備を進めれば大丈夫です!
お得なLCCを利用して、ブダペスト発着の旅を楽しんでいただけたら嬉しいです。
最新の運賃や手荷物ルールは、Wizz Air公式サイトの情報をご覧ください。
https://wizzair.com

