海外旅行は、普段の生活では味わえない体験ができるワクワクの連続。
でもその一方で、ちょっとした油断や思い込みから「えっ!? こんなはずじゃなかった!」という失敗に出会ってしまうこともあります。
私自身も、祝日や休館日にあたって予定が崩れたり、慌てて忘れ物をしてしまったりと、数えきれないほどの“やらかし”を経験してきました。
後から振り返れば「旅の思い出の一部」になるのですが、旅先で同じような失敗を繰り返すと、せっかくの時間が台無しになってしまうことも。
この記事では、そんな実際に体験した海外旅行の失敗エピソードをまとめ、どうすれば同じミスを防げるのかという防止策もあわせて紹介します。
これから旅に出る方の参考になれば嬉しいです🎉
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本宮愛栞(もとみや あいか)
旧名「りり」でブログを書いてきました。
🌏 ブダペスト在住20年。世界50カ国以上を旅した1人旅好き。
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海外旅行でよくある失敗談と実例
落ち着いて楽しみましょう
イスタンブール空港にて
実際に私が経験した「海外旅行でよくある失敗エピソード」を紹介しながら、同じミスを防ぐためのポイントもあわせてまとめてみました。
まさかの祝日!思わぬ予定変更
滞在4日目にして入店できた時は、すごく嬉しかったです!
「今日は平日だ」と思って歩いていたのに、町の雰囲気がなんだか違う…。実は祝日だった、なんてことがあります。祝日は特別な雰囲気を体験できる一方、意外な落とし穴も。
例えば、今年の夏休みに訪れたモンテネグロのブドヴァ。
日曜日と祝日と振替休日がちょうど重なる連休であることを知らず、3日連続でスーパーが閉店していました。
買い出しして自炊するつもりが、予定が大幅に狂うことに。
ヨーロッパでは祝日や日曜日にスーパーが閉店する国があるので、要チェックです!!
あとは、ギリシャのアテネを訪れた最終日が、ちょうど祝日に当たっていました。
どうやらイースター関連の休みだったようですが、カトリックとギリシャ正教のイースターは時期が異なることが多く、まったくのノーマーク。
ギリシャ正教のイースターと旅の日程が重なっていることに、まったく気がついていませんでした
空港行きのバス停へ向かったところ、「今日は祝日で、この広場はイベント会場になるから空港バスは運休だよ」と言われて大慌て。幸い、電車でも空港に行けることを確認し、なんとか間に合いました。
祝日は現地ならではの特別な雰囲気を味わえる反面、交通や観光に思わぬ制限がかかることもあります。
旅行前に確認しておくことで、安心して過ごせます。
- 出発前に「国名+祝日(public holiday)」で祝日を調べる
- 祝日にスーパーや観光地が営業しているかどうかを調べる
- 祝日に伴う交通ダイヤの変更や運休に注意する
📱スマホで調べ物をするには、旅先での安定したインターネット環境が欠かせません。
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また、1日を通してスマホを使うためにはモバイルバッテリーも必須アイテムです。
モバイルバッテリーは 預け入れ手荷物には入れられず、機内持ち込みのみ可能 という国際ルールがあります。容量によっては個数制限がある航空会社もあるため、事前に利用する航空会社の規定を確認し、必ず機内持ち込み手荷物に入れて持参しましょう。
違う駅!? 空港!? まさかの場所間違いで大慌て
その他の部分は、シンプルで実務的な現代の駅です。
ヨーロッパ旅行で意外と多いのが、駅や空港を間違える失敗です。
私が最初に失敗したのはチェコの首都プラハ。
ブダペストに帰る電車に乗る時に、「Praha hlavní nádraží(プラハ中央駅)」と「Prague-Holešovice(プラハ・ホレショヴィツェ駅)」を勘違いしてしまったのです。
気がづいたのは出発20分前。あわてて白タクを捕まえ、高額な料金を払って駅を移動。
階段を駆け上がり、ちょうど停まっていた列車に飛び乗った瞬間にドアが閉まり出発――まさにギリギリセーフでした。
ひと昔前はプラハ〜ブダペスト間の列車が少なく、1本逃すと次まで6〜7時間待ち。乗り遅れたら予定が大きく変わってしまっていたはずです。
人気の観光地「マテーラ」や、バーリ空港へ向かう電車はこちらで発着します
同じような失敗は南イタリア・バーリでも。
一見ひとつの大きな駅に見えるバーリ中央駅ですが、実は国鉄(Trenitalia)と私鉄(Ferrovia Appulo Lucaneなど)でホームが別なのです。
「マテーラ方面の電車がなかなか表示されないな…」と思っていたら、そもそもホームが違う!
結局ここでも駅を全力疾走して、出発の数秒前に電車に飛び乗ってなんとか間に合いました。次の便まで3時間待ちなので、絶対に逃したくありませんでした。
空港でも同じようなことが起こりえます。
特にLCC(格安航空会社)は「市内中心部から遠い空港」を使うことが多く、都市名だけ見て安心していたら、全然違う空港だったというケースもあるので、注意が必要です。
場所を間違えると「ただの遅刻」では済まないこともあるので、移動の前には必ず正しい駅・空港を確認して、旅の予定をスムーズに進めましょう。
- 駅名は都市名だけでなく、「東駅」「中央駅」など細かい表記まで確認する
- 空港は1つの都市に複数ある場合があるので、チケットに書かれた空港コード(例:LHR=ロンドン・ヒースロー、LGW=ロンドン・ガトウィック、CDG=パリ・シャルル・ド・ゴール、ORY=パリ・オルリー、など)を必ずチェック
「CLOSED」の文字にがっかり…行きたかった場所が休館日
海外旅行でよくあるのが、「行きたい!」と思っていた場所に着いたのに、入り口に大きく “CLOSED” の文字。
私が失敗したのは、かなり前になりますがポーランドの首都のワルシャワでのこと。
楽しみにしていたショパン博物館が、ちょうど改修工事期間であることをまったく知らず、現地でかなりがっかりしました。
最近は公式ウェブサイトやGoogle Mapsで情報が公開されていることがほとんどなので、臨時休業や改装中でないかを調べておきましょう。
また、私の住んでいるハンガリーではよく「技術的な理由で閉鎖中(technikai okok miatt zárva)」の看板が観光地やお店で出ていることがあります。
突然の水道・電気の不具合、照明・空調のトラブル、仕入れやスタッフ配置の問題など、理由は様々ありそうです。
昨日は普通に開いていたのに、今日は突然クローズなんてこともあるので、絶対に行きたい場所には、日程の早めに入れておくのがおすすめです。
- 公式サイトやGoogleマップで「臨時休館」「改装中」の情報を確認する
- 特に美術館・博物館は月曜休館が多いので要注意
- 「どうしても見たい場所」は旅の序盤に訪れて、行けなくなるリスクを減らす
パスポートじゃなくても大打撃!忘れ物・置き忘れの悲劇
旅行中に一番怖いのは「パスポートをなくすこと」ですが、実際はそれ以外の忘れ物や置き忘れでも大打撃になることがあります。
私が体験したのは、ボスニア・ヘルツェゴビナへ出発する日のこと。慌ただしく準備していたせいで、自宅に化粧ポーチを丸ごと置き忘れてしまいました。
化粧関連のグッズを1から買い揃えるのは時間的にもコスト面でももったいなく感じたので、現地ではほぼすっぴんで過ごしました。
ここから歩いて5分くらいの場所に、ドイツのドラッグストア”dm “があったので、アイブロウを購入しました
また、南イタリア・バーリ空港の鉄道駅では、スーツケースをホームに置き忘れそうになったことも。
私は夫にスーツケースを任せたつもりだったのですが、夫は他の荷物だけ持っていて、危うく着替えや旅の必需品すべてを失うところでした。
旅の最中の「バタバタしている時」「出発直前」「気が緩んでいる時」は、忘れ物や置き忘れをしやすいタイミングなので、気をつけましょう。
- 出発前に「必需品チェックリスト」を作る
- ホテルや空港、乗り物を離れる前に“最後の5秒見回し”を習慣にする
- 高価な物や絶対に必要な物は、スーツケースではなく必ず手荷物に入れる
最近は AirTag や Tile といった紛失防止タグが手軽に手に入るので、上手に活用すると旅行中の安心感がぐっと高まります。
サマータイムの開始・終了に気づかずびっくり
イスラエルもサマータイムを導入しています
日本では馴染みがありませんが、世界の約3分の1の国ではサマータイムを導入しています。
国にもよりますが、多くの場合は3月末〜10月末が適用期間となっています。
サマータイムの切り替えで時計が1時間ずれるので、飛行機や電車・バスの移動予定がある場合は、特に要注意です。
最近はスマホが自動で時刻を調整してくれるので安心ですが、ホテルや駅、レストランに掛けられたアナログ時計は手動での切り替えが行われていないこともあります。
そのため、現地の時計表示をうのみにせず、スマホの時刻や、航空会社・鉄道会社の公式アプリなどで確認するのがおすすめ。
そして何より大切なのは、旅行先にサマータイム制度があるかどうかを事前に知っておくことです。
サマータイムの開始日・終了日は国によって異なるのはちょっと厄介な点です。
例えば、イスラエルはヨーロッパのサマータイムと導入のタイミングが違います。
エルサレムに滞在中に「なんか日が暮れるのが遅いなぁ」と思い、調べてみたらサマータイムがすでに始まっていたことがあります。
イスラエルから帰国した後、私が在住のハンガリーでもサマータイムが始まり、すごく不思議な気分になりました。
「なんか日が暮れるのが昨日より遅い?」と思って調べてみたら、サマータイムが始まっていたことに気がつきました
あと、エジプトのサマータイム開始は4月でした。
せっかくはるばるエジプトまで来たのに、サマータイム開始で「時計の針を1時間早める=1時間損した気分になる」のを、すごく残念に思ったのを覚えています。
一方で、サマータイム終了(10月下旬頃)の旅では「夜中に時計を1時間戻す=1時間得した気分」になれるので、ちょっと嬉しくなります。
海外旅行の前には、お出かけする国がサマータイムを導入しているかどうか、そして開始・終了の具体的な時期を必ずチェックしておきましょう。
- 渡航先がサマータイムを採用しているかを事前に調べる
- 時間変更日(3月末・10月末が多い)に旅行が重なる場合は特に注意
- スマホの自動設定だけに頼らず、現地ニュースや空港・駅の掲示板で時刻を確認する
- アナログ時計(掛け時計など)は時間変更がされていないかもしれないので、要注意
観光気分で入ったら大間違い!宗教施設での気まずい体験
現在は博物館になっているので、入場しやすい雰囲気です
ヨーロッパの旅での観光地といえば教会。
カトリック教会は観光客に開放されていることが多く、入場料がかかる大聖堂や自由に見学できる小さな教会など、雰囲気としては比較的入りやすいです。
ところが、同じ感覚で正教会(オーソドックス教会)に足を踏み入れると、ちょっと気まずい思いをすることがあります。
私が実際に体験したのはルーマニア・ブルガリア・ウクライナの正教会。
中は薄暗く、香炉の香りが立ちこめ、地元の信者が熱心に祈り、静かに何度も十字を切ったり、イコンにキスをしたりしている――そんな空気の中に観光気分で入り込むと、まるで神聖な時間を邪魔してしまったような居心地の悪さを覚えました。
女性は頭にスカーフをかぶっていないと入場できない場合もあるので、カトリック教会とは違った緊張感があります。
真剣な顔でお参りしている人が多い印象です
お参りをした後、おでこの真ん中に僧侶がヴィブーティ(聖灰)をつけてくれることがあります
同じようなことは、インドのヒンドゥー教寺院でも感じることがありました。
お香や花の供物があふれ、人々が鈴を鳴らしたりマントラを唱えたりしながら、ひれ伏すように熱心に祈りを捧げる姿を目にすると、「ここに観光客として入ってしまってよかったのかしら…」と戸惑ってしまうことも。
宗教施設は地元の人々にとってかけがえのない信仰の場。
だからこそ、私たち旅行者は敬意と少しの覚悟を持って、お邪魔させてもらうのが大切だと感じます。
- 祈りの空気を尊重して、おしゃべりや笑い声は控え、携帯はマナーモードに
- 撮影禁止の場所も多いので要確認。撮影OKでも、その場の雰囲気を見て控えめに
- 露出の少ない服装を心がける(正教会では女性はスカーフ必須のことも)
地図アプリの推奨ルートを無視して大失敗
道のない平原をショートカットすれば、簡単に馬術ショー会場に辿り着けると思いきや、無理でした(苦笑)
旅行で大活躍するのがGoogle Mapsなどの地図アプリ。
どのルートで行けばよいのか教えてくれるので、とても便利です。
時には「推奨ルートではなく、こっちの方が近そう」と思って、実際にうまくいくこともあります。
でも逆に、失敗した経験もあります。
ハンガリーの世界遺産ホルトバージで、馬術ショー会場に地図には表示されないルートで向かったら、なんと通過できない場所が。
時間を大きくロスしてしまい、必死に走ってなんとかギリギリ間に合いました。
見知らぬ土地では「近道に見える道」がかえって遠回りになることも。
素直にアプリの推奨ルートに従うか、地元の人に確認してから進むのが安心です。
- 地図アプリの推奨ルートをまずは確認
- ショートカットできそうな微妙な道は、進んで大丈夫か地元の人に確認
- 到着時間には余裕を持って移動
変換プラグ(変換アダプター)を忘れて充電ができない
海外旅行でよくある忘れ物のひとつが「変換プラグ(変換アダプター)」です。
特にヨーロッパ旅行というと「Cプラグ」がどこでも使えるイメージがありますが、イギリス統治の影響のあった国々では、まったく別の「Gプラグ(日本ではBFプラグと呼ばれることが多い)」 が主流です。
私もアイルランドへ出かけた際に、うっかり変換アダプタを持って行くのを忘れてしまい、現地で慌てて調達する羽目になりました。
世界のプラグに対応できる「マルチ変換プラグ」が1つあると、周遊旅行にも便利で安心。
でも、短期旅行で少しでも荷物を減らしたい場合は、目的地のコンセントに合わせた軽量な単体の変換プラグがおすすめです。
- 世界中で使えるマルチタイプの変換アダプターを1つ持っていると安心
- 忘れた場合に備えて、ホテルや空港で貸し出しや販売があるか事前に確認する
マルチ変換プラグか単体の変換プラグ、用途に合わせてご準備ください。
【まとめ】海外旅行の失敗談から学べること
さらに山中では電波が届かないこともあるため、クラシックな紙の地図を持っておくと安心です。
ブダペスト近郊にある Dobogókő(ドボゴークー) は、人気のハイキングスポットであると同時に、「世界のハートチャクラ」と呼ばれるスピリチュアルスポットとしても知られています
旅行中の失敗は、意外と「ちょっとした油断」や「思い込み」から起こりがちです。
祝日や休館日を確認し忘れたり、駅や空港を間違えたり、地図アプリの推奨ルートを無視したり…。ちょっとした失敗でも、旅の予定が大きく狂うことがあります。
こうした失敗を防ぐために大切なのは、
- 事前に最新情報を確認しておくこと(祝日・休館日・アクセス方法など)
- 「思い込み」で動かず、必ず再確認すること(駅名・ルート・荷物の持ち主など)
- 余裕を持ったスケジュールで行動すること(ギリギリでは焦りやミスが増える)
これらを意識するだけで、旅の安心度がぐっと高まります。
失敗も後から振り返れば楽しい思い出のひとつですが、できれば現地では余計なストレスなく楽しみたいもの。
ぜひ今回の失敗談をヒントに、あなたの旅をもっと快適で安心なものにしてください。