群馬県渋川市に位置する伊香保温泉は、開湯1500年以上の歴史を持つ温泉地。
365段の石段を中心に旅館やお土産屋さんが立ち並ぶ「石段街」が観光のシンボルで、歴史ある温泉地ならではの風情を味わえます。
そんな伊香保温泉に初めて出会ったのは、草津温泉へ向かうバスの車中。
車窓から見えた石段の風景に思わず目を奪われ、「いつかここに来たい!」と心に決めました。
念願叶って訪れたのは、3歳と5歳の子ども連れの家族旅行。
海外在住の私たちにとって、日本の温泉街を歩き、老舗旅館でゆっくり過ごすのはやはり格別な時間です。
石段街の雰囲気と、老舗旅館・千明仁泉亭での滞在が素晴らしかったです!
訪れた場所や画像はやや少なめですが、せっかく伊香保の雰囲気を楽しんだので、記事にまとめることにしました。
1年以上前の旅の記録ですが、これから伊香保温泉を訪れる方の参考に少しでもなれば嬉しいです🎉
【るるぶ 草津・伊香保・みなかみ・四万’27】
草津・伊香保・みなかみ・四万など、群馬を代表する温泉地を幅広く紹介したガイドブック。
温泉情報はもちろん、グルメやお土産、モデルコースも充実しています。
伊香保温泉旅行の計画にぜひご活用ください。

本宮愛栞(もとみや あいか)
旧名「りり」でブログを書いてきました。
🇭🇺 ブダペスト在住20年。ハンガリー情報を中心に、旅先の情報も発信中。
🎒 世界50カ国以上を訪問。インドや暖かい国が大好きで、中欧周辺にも愛着あり。
🍀 ブダペストを拠点に、旅と暮らしを行き来するボヘミアンな生活を送っています。
「これ、誰かの役に立つかも」と思ったことや、「旅人の視点で見るハンガリーの情報」をブログで発信しています。
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伊香保の石段街を歩く|温泉街の風情をのんびり楽しむ

伊香保温泉のシンボルといえば365段の石段街。
両脇には旅館やお土産屋さんが立ち並び、温泉地らしい風情を楽しめます。

(右) 江戸時代から続く配湯システム、小間口(こまぐち)に腰掛ける息子
石段を歩いていると、沿道に「小間口(こまぐち)」と呼ばれる設備が目に入ります。
江戸時代初期から続く伝統的な配湯システムで、ここから各旅館へ源泉が分配されているそうで、今回宿泊した千明仁泉亭もこの小間口権者のひとつなんだそうです。

石段を上りきったところにあるのが伊香保神社です。
365段の石段を登り終えた達成感と、神社の凛とした空気が相まって、日常の喧騒から一瞬離れられます。
旅の途中でこういう時間が持てるのが、温泉地の神社ならではの良さですね。

石段名物といえば勝月堂の温泉まんじゅうです。
明治43年創業の老舗で、全国の温泉まんじゅうの発祥とも言われる「湯乃花まんじゅう」は、伊香保温泉の黄金の湯をイメージした茶褐色の皮が特徴です!
母から「買ってきてほしい!」とリクエストがあったので、お土産用にも購入しました。
午前中は大行列になるようですが、私たちが訪れた午後の早い時間はすんなりと買うことができました。
ただし売り切れ次第閉店とのことなので、タイミングを見計らって訪れるのがおすすめです。
伊香保温泉のグルメ事情|名物うどんと石段街のカフェ巡り

定番は冷たいざるで味わうスタイルです
画像引用元:水沢うどん大澤屋公式ウェブサイト
伊香保温泉のグルメといえば、外せないのが水沢うどん。
稲庭うどん・讃岐うどんと並ぶ日本三大うどんのひとつで、コシがあり透き通るような白い麺が特徴です。
石段街でも水沢うどんを出すお店がいくつかあるので、観光のついでに立ち寄ってみてください。
私たちといえば、落ち着かない子どもたちとお店に入る自信がなく、残念ながら断念。
伊香保滞在中は、石段街にあるおしゃれな雰囲気のカフェに立ち寄って、甘いものを食べながらひと休みしました。

伊香保を出発する前にコーヒーとソフトクリームをいただきました

プリンがだるまの容器に入っていて、お店のレトロな雰囲気も気に入りました
子連れだとこういう臨機応変さも大事!と自分に言い聞かせつつ、次の機会はランチにぜひ水沢うどんを食べてみたいです。
伊香保ロープウェイ|子連れにもおすすすめの絶景スポット

旅先で乗り物に出会ったら、子どもたちのテンションは一気に上がるもの。
伊香保ロープウェイも例外ではなく、ゴンドラでの移動に子どもたちは大喜びでした。
山頂から少し歩いたところにときめきデッキという展望台があり、伊香保の街並み、遠くには雪をまとった山々が連なる絶景が楽しめます。

遊具のある公園や散策路もあり、温泉街とはまた異なる自然の空気をたっぷり感じられる場所でした。


子連れはもちろん、自然の中をのんびり歩きたい方にもおすすめのスポットでした。
千明仁泉亭宿泊レポ|500年の歴史と洗練された空間

今回宿泊したのは、1502年創業、500年以上の歴史を持つ、伊香保温泉を代表する老舗旅館・千明仁泉亭(ちぎらじんせんてい)。
明治時代にこの宿を舞台にしたベストセラー小説が生まれ、夏目漱石や与謝野晶子など、多くの文人墨客が伊香保を訪れるようになったという歴史ある宿です。

予約をしたのは「源泉かけ流し半露天風呂付き客室」で、和室とベッドルームが一体になった和洋室です。
どっしりとした重厚な雰囲気を想像していましたが、実際に足を踏み入れると思いのほか軽やかで明るい印象。

歴史の趣を残しながらも洗練された空間で、小さな子ども連れにも気負わず過ごせる居心地のよさがありました。
千明仁泉亭の最大の魅力は、館内すべてのお風呂が伊香保温泉の「黄金の湯」源泉100%かけ流しという点です。
伊香保温泉の中でもこれほど湯量豊富な宿は珍しく、小間口権者のひとつである千明仁泉亭ならではとのこと。


伊香保温泉名物の黄金の湯は茶褐色のやわらかなお湯で、肌にしっとりとなじむような心地よさがありました。
半露天風呂からの山の景色も美しく、プライベートな温泉時間を満喫しました。
貸切風呂が4つもあって、予約不要で空いていれば24時間いつでも使えます。
子どもたちと一緒にこちらも楽しみました。

夕食は群馬ブランド赤城牛のすき焼き鍋や群馬県産林檎を使ったグラタンなど、地元食材も使った会席料理。
前菜からデザートまで品数も多く、現代的なアレンジも感じられる内容です。
朝食も焼き鮭や小鉢など充実した和朝食で、旅館ならではのゆったりとした朝の時間を楽しめました。

千明仁泉亭は石段街の中腹、166段目に入口があります。
私たちはタクシーを利用したのですが、裏手の道から玄関口まで直接上がってくることができました。
車でくる方は駐車場が無料です。詳細は次の項目でご確認ください。
伊香保温泉へのアクセス|電車・バス・車での行き方

その後、私たちは上越新幹線で高崎駅へ向かいました
伊香保温泉へは、東京方面からは新宿駅新南口より高速バスで約2時間でアクセスできます。
電車の場合はJR上越線・渋川駅からバスで約25〜35分、「石段街口」バス停で下車。
私たちは、東京駅から新幹線(高崎駅下車)と上越線を乗り継ぎ、子どもと一緒だったので、渋川駅からはタクシーで移動しました。
| 伊香保温泉へのアクセス | |
|---|---|
| 高速バス | 新宿駅新南口より約2時間 |
| 電車+バス | JR渋川駅よりバス約25〜35分「石段街口」下車 |
| 車 | 関越自動車道・渋川伊香保ICより約25分 |
| 千明仁泉亭へのアクセス | |
|---|---|
| 住所 | 群馬県渋川市伊香保町伊香保甲20 |
| 電車・バス | JR渋川駅よりバス約25〜35分「石段街口」下車、徒歩5分 |
| 車 | 関越自動車道・渋川伊香保ICより約25分 駐車場は無料 |
| 公式サイト | https://www.jinsentei.com |
伊香保温泉 子連れ旅のまとめ|思い出に残る家族旅行

伊香保温泉での滞在は、家族みんなの思い出に残る時間になりました。
365段の石段街の歴史ある雰囲気、清々しい伊香保神社、勝月堂の温泉まんじゅう、ロープウェイと展望台からの絶景。
老舗旅館・千明仁泉亭では、何度も半露天風呂に入り、手足を伸ばしてゆっくり過ごすことができました。
海外在住の私たちにとって、一時帰国のたびに日本の温泉のすばらしさをあらためて感じますが、伊香保温泉はその期待に十分応えてくれる場所でした。
これから伊香保温泉を訪れる方の参考に少しでもなれば嬉しいです!
伊香保温泉と合わせて、同じ群馬県のみなかみ町にある宝川温泉もおすすめです。私たちも今回の旅で伊香保の翌日に立ち寄りました。
外国人にも大人気の混浴露天風呂が有名で、大自然の中で温泉を楽しめる秘湯です。


