前回、困った時に駆け込めるお店まとめという記事を書いたのですが、その際に紹介した薬局・ドラッグストア・スマホや靴の修理屋さんなどが、ショッピングモールの中に入っています。
電化製品店でスマホの充電コードを買ったり、銀行ATMで現金を引き出したり、スーパーでお土産を探したり、フードコートで食事をしたりもできます。
祝日以外は基本的に年中無休。
天候にも左右されないので、ショッピングモールは旅行中に頼れる存在です!
ただし、日本のおしゃれな駅ビルを想像すると、ちょっと肩透かしを食うかもしれません。
どのモールも駅から微妙に離れていたり、個人商店が集まる雑多なエリアがあったりと、どこかハンガリーらしさが混ざっているのはご愛嬌。
高級ブランド店はモールには入っていませんが、日常使いに便利なお店はたくさんそろっているので、その点は便利です。
ブダペストには大小合わせると20以上のショッピングモールがあるのですが、その中から、観光中に立ち寄りやすい7つを選んでまとめてみました。
観光の合間に足を運ぼうかな、という方の参考になれば嬉しいです🎉
【地球の歩き方 ハンガリー 2026-2027】
待望の一冊、「地球の歩き方 ハンガリー」最新版(2026〜2027年版)がついに登場!
ブダペストをはじめ、温泉やワイン産地、地方都市まで、ハンガリーの魅力を幅広くカバーしています。
このブログと合わせて、「地球の歩き方 ハンガリー」も旅の準備にご活用ください。

本宮愛栞(もとみや あいか)
旧名「りり」でブログを書いてきました。
🇭🇺 ブダペスト在住20年。ハンガリー情報を中心に、旅先の情報も発信中。
🎒 世界50カ国以上を訪問。インドや暖かい国が大好きで、中欧周辺にも愛着あり。
🍀 ブダペストを拠点に、旅と暮らしを行き来するボヘミアンな生活を送っています。
「これ、誰かの役に立つかも」と思ったことや、「旅人の視点で見るハンガリーの情報」をブログで発信しています。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。
早見表|7つのモールをまとめて比較

観葉植物がいっぱい飾ってあるのがいい感じです
これから紹介する7つのモールを、開業年・エリア・アクセス・トイレ事情とあわせて一覧にまとめました。
最近は人の多い中心部のモールで、トイレが有料のところも増えてきたのは少し残念ですが、下の表で事前にチェックできます。
※トイレは今は無料でも、今後有料になる可能性はあるので、2026年6月現在の情報としてご覧ください。
| モール(開業年) | エリア | 最寄り・アクセス | トイレ |
|---|---|---|---|
| Westend 1999年 | Pest(6区) | 西駅(Nyugati)から徒歩2〜3分 | 有料 |
| Corvin Plaza 2010年 | Pest(8区) | Corvin-negyed駅から徒歩2〜3分 | 有料 |
| Allee 2009年 | Buda(11区) | Móricz Zsigmond körtér駅かÚjbuda-központ駅から徒歩2〜3分 | 無料 |
| Mammut 1998年/2001年 | Buda(2区) | Széll Kálmán tér駅から3〜4分/トラムSzéna tér目の前 | 無料 |
| Arena Mall 2007年 | Pest(8区) | 東駅(Keleti)から徒歩約10分、トロリー1駅 | 無料 |
| Etele Plaza 2021年 | Buda(11区) | Kelenföld駅から徒歩2〜3分 | 無料 |
| MOM Park 2001年 | Buda(12区) | トラムCsörsz utca駅目の前 | 無料 |
2007年以降に建てられたショッピングモールは、全体的にモダンで洗練された雰囲気。
一方、1990年代に開業したWestendやMammutといった古株のモールには、地下や一角に個人商店が集まる雑多なスペースが残っていて、どこかレトロな味わいがあります。
各モールへは地下鉄・トラム・バスなどでアクセスできます。チケットの買い方や乗り方は、ブダペストの公共交通機関の利用方法をどうぞ。

【Westend】何でも揃う、アクセスしやすい広いモール

西駅(Nyugati)のすぐ隣にあり、旅行者にとって比較的アクセスしやすいモールです
トイレは有料です!
旅行者にとっておそらく一番アクセスしやすいモールの1つが、1999年開業のWestend。
西駅(Nyugati)の隣にあって、テナントが多く、フードコートの選択肢も豊富です。

フロアによって雰囲気が分かれているのが面白いところです。
真ん中の階から上は、ZaraやH&Mといったおなじみのチェーンが入っていて日本人にも馴染みのある感じ。
一方で、地下は個人商店が多く、ちょっと市場のような雑多な空気なので、初めてそのフロアを歩く時は驚くかもしれません。

ちょっと市場のような、雑多な雰囲気があります
トイレは有料(2026年6月現在200フォリント)で、カード専用の自販機と、現金も使える自販機が入り口付近に設置されています。

【Corvin Plaza】コンパクトでサッと使える

地下鉄3号線Corvin-negyed駅から徒歩2分ほど
トイレは有料です!
2010年開業のショッピングモール、Corvin Plaza。
地下鉄3号線のCorvin-negyed駅から徒歩2〜3分ほどで、比較的アクセスのよい立地です。

背後にマンション群が広がっていることもあり、モール内の通路はいつも人が行き交っていて、少し落ち着かない印象も。
とはいえWestendに比べると程よくコンパクトな大きさで、用事をサッと済ませたいときに重宝します。

100または200フォリント、カード払いも可。
トイレは有料(2026年6月現在200フォリント)で、現金のコインかカードで支払いできます。
【Allee】地元の人が”見せたい”モール

2009年に開業、ブダ側にあり、地元の人に人気の使いやすいモール。
Westendに比べるとブランド・チェーン系が多めで、日本人にもなじみやすい印象で、大きさも広すぎずちょうどいいです。

以前、ペスト側のデアーク広場近くのおしゃれなホテルに宿泊していた方が、「おすすめのモールは?」とレセプションに聞いたら、このAlleeモールを勧められていました。
WestendやCorvin Plazaの方が行きやすくて近いのに…と思ったのですが、「地元の人が見せたいいい感じのモール」が、Alleeだったのだと思います。
<番外編> Alleeの真横にローカル市場

Alleeのすぐ隣にFehérvári úti Vásárcsarnok(フェヘールヴァーリ通り市場) という屋内施設があります。
観光客はほとんどいない地元向けの市場で、野菜や果物、お花などが売られていて、上の階にはハンガリー語表記ばかりのローカルなフードコートもあります。

有名な中央市場(ちょっと観光客向け)とは違う、素朴な市場を覗いてみたい方は、ぜひついでに足を運んでみてください。
夕方には閉館、土曜日の15時以降〜日曜日はおやすみです。
【Mammut】歴史を感じるツイン構造

ブダ側のモール。1998年開業で、実はブダペストで3番目に古いモールです。
特徴は、マムート1とマムート2が道路をまたぐガラスの橋でつながった「ツイン構造」であること。
あとから2を足して橋でつないだ継ぎ接ぎの構造が、ブダペストのモールの歴史を感じさせてくれます。

マンモス(マムート)の親子像がシンボルになっています
マムート1はややレトロで、Westendの地下のような個人商店系も多め。
マムート1のすぐ裏には地元の人が通う小さな市場Fény utcai piac(フェーニュ通り市場)があるので、ちょっと覗いてみるのも面白いかもしれません。
マムート2は比較的モダンな雰囲気です。

トラムでSzéna térを降りれば目の前ですが、地下鉄2号線のSzéll Kálmán térを利用する場合は、大通りを渡って3〜4分ほど歩きます。
【Arena Mall】かつての花形、惜しいのは距離

2007年開業のArena Mall。当時は一番モダンで明るく、特別感のあるモールでした。
ハンガリーで見たことのないハーゲンダッツの店舗が入っていたりして、「おー!」と感動した思い出があります。

今もその雰囲気は健在。館内は広くてたくさん歩きますが、その分店舗も充実しています。
惜しいのはアクセス。
東駅から徒歩約10分という、絶妙に「歩かされる」距離にあるので、駅利用のついでにちょっと…とはなりにくいです。
それでも、73番か80番のトロリーバスなら1駅で行けます。
【Etele Plaza】Kelenföld駅を利用予定なら便利なモール

Kelenföld駅を出て、少し歩いた場所から撮影しました
2021年開業、ブダ側最大級のモールがEtele Plaza。
新しいだけあって、館内はモダンですっきりとした印象です。

モールの目の前にあるKelenföld(ケレンフェルド)駅は、ブダペストの交通の要所です。
Flixbusなどの国際バスが発着し、チェコの格安鉄道RegioJetのプラハ行き列車もここから出ています。
ハンガリー国鉄(MÁV)では中心部の主要駅が工事中のときに列車の始発・終着駅になることもあり、地下鉄4号線(M4)の始発駅でもあります。
駅から徒歩2〜3分の距離なので、Kelenföld駅を利用する時には、立ち寄る価値の高いモールだと思います。
ザグレブからブダペストへFlixbusで移動した際、Kelenföld駅で下車しました。Flixbusの利用方法や車内の様子について、こちらの記事にまとめました。

プラハをはじめ中欧を周遊するなら、中欧・バルカンの首都を比べてみたも参考にしてください。

ハンガリー国鉄の利用方法については、こちらの記事をどうぞ。

【MOM Park】近くに泊まっているなら

トラムのCsörsz utca駅の目の前です。
2001年開業、12区の高級住宅街の中にあるモール。
気のせいか、ちょっとだけ“スノッブ”な印象を受ける場所です。

地元の人に人気はあるのですが、店舗は意外と少なめで、フードコートもやや物足りないというのが正直な感想。
わざわざ目指して行くほどではないけれど、近くに滞在しているならアリ、という立ち位置です。
どのエリアに泊まるか迷っている方は、ブダペストのおすすめ宿泊エリア5選も参考にしてみてください。

まとめ|ブダペストのモールを旅の味方に

旅行の最中に、薬がほしい、充電コードを忘れた、雨に降られた、軽く食事をしたい——そんな旅先の「ちょっと助けてほしい」を、一か所でまとめて解決してくれる頼れるのがショッピングモールです。
中心部で使いやすいのはWestendやCorvin Plaza、ブダ側ならMammutやAllee。
Kelenföld駅で電車やバスを利用する予定があれば、Etele Plazaが便利です。
薬局や修理屋さんといった「困った時のお店」も、モールの中に入っていることが多いです。
トイレが有料の場所も増えてきていますが、カードで支払いもできます。
旅の途中でふと困ったとき、「そういえばモールがあったな」と思い出してもらえたら嬉しいです。
みなさんのブダペスト滞在が、より身軽で快適なものになりますように🎉

