ハンガリーで両替は必要? 在住者が教える現金・ATM・カード事情

ハンガリーフォリントの紙幣とコイン、WISEカードを机に並べた画像

海外旅行で気になるのが「通貨」のことではないでしょうか。
ハンガリーはEU加盟国ですが、通貨はユーロではなく「フォリント(Ft / HUF)」が使われています。

ハンガリーでは少額でもカード払いができる場所が多く、短期間の滞在であれば、現金なしでも旅行ができる可能性が十分にあります。

実際、ヨーロッパはどこもキャッシュレスが進んでいて、今年初めにポーランドに出かけた時は、チップ不要の民泊に宿泊したこともあり、現地通貨ズウォティの現金を見ることなく、カードだけ利用して旅を終えました。

フォリントと円のレートの推移を示した表
フォリント/円の5年チャート
円安もありフォリントは対円で上昇傾向、2026年6月時点で約0.53円
画像引用元:Google Finance

なお、2026年6月現在、1フォリント=0.53円程度。
フォリントの金額の約半分強が日本円と思っておくと計算しやすいです。

この記事では、ブダペスト在住20年の私が、ハンガリーの両替・カード払い・ATM・チップなどのお金事情をまとめて解説します。
「ハンガリー旅行の両替をどうしようかな」と迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください🎉

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本宮愛栞(もとみや あいか)
旧名「りり」でブログを書いてきました。

🇭🇺 ブダペスト在住20年。ハンガリー情報を中心に、旅先の情報も発信中。
🎒 世界50カ国以上を訪問。インドや暖かい国が大好きで、中欧周辺にも愛着あり。
🍀 ブダペストを拠点に、旅と暮らしを行き来するボヘミアンな生活を送っています。

「これ、誰かの役に立つかも」と思ったことや、「旅人の視点で見るハンガリーの情報」をブログで発信しています。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。

目次
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結論:現金はいくら必要?

ブダペストの有料トイレの案内表示。料金は500フォリントで、営業時間が記載されている。
ブダペストの公衆トイレは基本的に有料で、Deák Ferenc広場にある公衆トイレは1回500フォリント
実は、ここではカード払いもOKです
場所によっては現金(小銭)が必要な場合もあります

ハンガリーでは、カードでの支払いがすっかり定着。
特に首都ブダペストでは、スーパー、レストラン、カフェ、交通機関のチケット、温泉まで、ほとんどの場所でカードが使えます。

本宮愛栞(もとみや あいか)

旅のスタイルにもよりますが、「フォリントの現金なしでも、カードさえ持っていれば、ハンガリー旅行ができますよ」と、お伝えすることも多いです。

それでも現金が必要になるのは、こんな場面が考えられます。

  • 市場での生鮮食品の買い物(観光客が多い店なら、カードが使えることもあります)
  • 公衆トイレ(カードが使える場所もありますが、多くの駅ではまだ現金が必要)
  • 屋台や小さな個人商店(カードが使える店も多いです)
  • チップを現金で渡したいとき

ハンガリーの滞在期間や宿泊場所にもよりますが、現金を持っておきたい場合、1,000〜3,000円(約2,000〜6,000フォリント)程度、多くても5,000円(約1万フォリント)程度を両替しておけば、まずは十分ではないかと思います。

ブダペストのショッピングモールでは、トイレが有料のところも少しずつ増えてきましたが、モールではカード払いが可能です。
悪天候の日や観光の合間の時間つぶしにも利用しやすい、ブダペストのおすすめショッピングモールは、別記事で詳しく紹介しています。

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両替はどこでする?選択肢を比較

「フォリントはマイナー通貨だから、ユーロやドルに替えてから持っていくべき?」と考える方もいますが、その必要はなく、日本円から直接フォリントに両替できます。

短期滞在の場合に両替は必須ではないですが、両替を予定している方は参考にしてください。

日本国内での両替 → あまりおすすめしません

日本の銀行や空港でのフォリント両替は、レートがかなり悪いです。 そもそも取り扱いがない場合も多いです。

ブダペスト空港での両替 → 最小限ならOK

空港の両替所は市内に比べると若干レートが悪いです。
ただし、市内で両替所を探す手間を省きたい場合や、少額の両替であれば、ここで済ませてしまってもいいかもしれません。

同じく空港のATMも手数料が高めの独立系が多いので、ここでどうしても現金を作るなら、少額にとどめるのが無難です(ATMの選び方は後述)。

本宮愛栞(もとみや あいか)

市内への移動(バス・タクシーなど)には、カードが使えるので、空港で必ずしも両替しなくても大丈夫です。

ブダペストの空港から市内への移動については、こちらに情報をまとめました。

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市内での両替 → 両替所の利用がおすすめ

ブダペストの両替所の外観
ChangeやExchangeの看板がかかげられている
Deák Ferenc広場の近くにある両替所の外観
(左)Tünde Changeは、お昼に行くとオーナーさんのフレンチブルドッグに会えることがあります
 (右)Király通りにあるMoney Exchangeは、昔は評判がよかったのですが「最近は手数料が高い」という口コミもあるので、レートなどを要確認です

ハンガリーの銀行での両替はレートが悪く、待ち時間が長いことも多いので、両替所の利用がおすすめです。

市内中心部には観光客向けの両替所が多くありますが、レートは店によって差があるので要注意です。

本宮愛栞(もとみや あいか)

Google Mapsで検索して、評価が4.0以上の両替所があれば、レートや対応がよいことが多く安心です。

ただし、手数料など変更になる場合があるので、直近の口コミを必ず確認してください。

ブダペストの交通の要、Deák Ferenc tér(デアーク・フェレンツ広場)にあるTünde Changeは何度か利用しましたが、隠れコストなどもなくてよかったです。
ただし、土日はお休みなので利用できません。

ATMでキャッシング → 便利だけれど、注意点あり

ブダペストの路上にあるユーロネット(Euronet)の青いATM。手数料が高くレートも悪いため、注意を促す赤い警告マークを重ねている
街中のいたるところで見かける、ユーロネットの青いATM
手数料が割高でレートもよくないので、できれば避けるのが無難です

国際ブランドのカードがあれば、ATMでフォリントを引き出せます。

ただし注意したいのがATMの“運営元”。
銀行ではなく民間業者が運営しているATMは、手数料が割高なうえ、両替レートもあまりよくありません
代表格が、街中でよく見かけるユーロネット(Euronet)の青いATM。
空港などにある見慣れないブランドのATMも同じタイプなので、避けるのが無難です。

本宮愛栞(もとみや あいか)

銀行系のATMの利用をおすすめします。

ただし、ハンガリーの銀行でも最大手のOTP Bankでは、カード引き出しに手数料をとるようになりました。

今のところ手数料がかからないのはK&HやCIB、Raiffeisenなど他行のATMですが、状況は変わる可能性があります。
気になる方は引き出し前に画面の手数料表示を必ず確認しましょう。

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タッチ決済が主流!持っていくべきカード

ブダペストのヴィガドー広場の様子。緑色のWISEカードが画像中央に置いてある
ドナウ河岸に建つコンサートホール「ヴィガドー」
ブダペスト観光は、カード1枚あれば身軽に楽しめます
本宮愛栞(もとみや あいか)

ブダペストではVisa・Mastercardのタッチ決済が主流。
タッチ決済できるカードを持っていると便利です。

普段日本で使っているカードで十分かと思いますが、実は海外では使えないと発覚することなどもあるので、念の為2枚は持っておくと安心かと思います。

私は数年前からWISEのカードを利用しています。
頻繁に海外旅行へ出かける方は、両替レートが実勢に近く、手数料も明確なWISEカードがおすすめです。

💡 WISEの魅力についてまとめた記事はこちらです。旅行の最中のカードの手数料やレートが気になる方は、チェックしてみてください。

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カード払いの注意点:「DCC=自国通貨建て決済」に気をつけて!

日本のカードで支払うとき、「円建て(JPY)かフォリント建て(HUF)か」を選ぶ画面が出ることがあります。

ここで円建て(JPY)を選ぶと、お店の決済端末側が用意した不利なレートで換算されてしまいます。
一方、フォリント建て(HUF)を選べば、あなたのカード会社(Visa/Mastercardなど)の通常レートが使われ、こちらの方がずっとおトクです。

本宮愛栞(もとみや あいか)

日本円かフォリント(現地通貨)の選択肢が出た場合は、フォリント(現地通貨)を選んでください!

チップはどうする?

ブダペストの人気レストランMenzaの店内の様子。ウェイターがカードの端末を持って支払い手続きをしている様子
ブダペストのリスト・フェレンツ広場にあるMenzaレストランにて、支払いの手続きをとるウェイターとお客さん
Menzaレストランでマンガリッツァ豚の料理を食べた記事を書いたので、そちらもぜひご覧ください

レストランでは、サービス料(10〜15%程度)が自動的に加算されている店が多く、その場合は追加のチップは基本的に不要です。

本宮愛栞(もとみや あいか)

レシートに「Service charge」やハンガリー語の「szervizdíj」「felszolgálási díj」(=サービス料)の記載、または合計の手前に10〜15%ほどの金額が加わっていれば、それがサービス料です!

サービス料の記載がなければ、10%前後を渡すのがいいかと思います。

タクシーのチップも10%程度が一般的で、カード払いの際は、元の金額に上乗せした金額を伝えて、その金額でカードを切ることもできます。

ホテルで枕銭を置く場合は、500〜1,000フォリント程度が目安です。

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まとめ:ハンガリーのお金事情はこれでOK

ブダペストのセーチェーニ温泉の屋外プール、11月の様子
ブダペストで人気のセーチェーニ温泉の屋外プールの様子
ハンガリーならではの体験をお楽しみください

ハンガリーの通貨は、ユーロではなくフォリントです。
首都ブダペストは多くのお店でカードが利用可能で、スーパーからカフェ、交通機関、温泉まで、ほとんどの場面でタッチ決済が使えます。

海外で1枚が使えなかったときに備えて、Visa/Mastercardのタッチ決済対応カードを2枚以上持っていくと安心です。

本宮愛栞(もとみや あいか)

現金は「念のため少しだけ」で十分。
両替するなら、レートの悪い日本国内や空港は避けて、市内の両替所で最小限にとどめましょう。

ATMを使うなら、ユーロネットのような銀行以外が運営するATMは手数料が割高なので避けるのが無難。
ハンガリーの銀行でもOTP Bankのように手数料を取る場合もあるので、気になる場合は取引画面をよく確認してください。

カード払いでもATMでも「円建て(JPY)かフォリント建て(HUF)か」を聞かれたら、HUF(現地通貨)を選ぶのが鉄則です。

チップは、レストランならレシートにサービス料(Service charge)の記載があるかを確認。
含まれていれば基本は不要、なければ10%前後が目安です。

お金の不安が消えれば、旅はもっと楽しくなります。
安心して、ハンガリーの滞在をお楽しみください!

ブダペスト市内の移動に関する情報は、この記事にまとめています。

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