ハンガリー旅行で起こりうるトラブルと対策|主に夏に気をつけたいこと

ブダペストで水位が下がったドナウ川の川底のエリアに集まった人々と、国会議事堂の風景

2026年の夏は、ヨーロッパを何度も熱波が襲い、日本でも大きく報じられているようですね。
ここハンガリーでも猛烈に暑い日が続き、街の様子がいつもと違って見える場面がありました。

ハンガリーは寒さには慣れた土地ですが、暑さにはめっぽう弱いです。
冷房のない建物や乗り物もまだまだたくさんあり、旅をしていて快適に感じられないこともあると思います。

そんな今年の夏の経験をもとに、ハンガリー旅行で出会うかもしれない”不可抗力”のトラブルをまとめてみました。
取り上げるのは夏のトラブルが中心ですが、なかには季節を問わず起こりうるものもあります。

「旅行中にこんなことが起こるかも」と頭の片隅に置いておくだけで、いざという時に気持ちを切り替えやすくなります。
備えあれば憂いなし。ぜひ最後までお付き合いください🎉

ハンガリーは冬になると、また違った注意点や対策が必要になります。冬の旅行を計画中の方は、こちらもあわせてどうぞ。

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【地球の歩き方 ハンガリー 2026-2027】

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ブダペストをはじめ、温泉やワイン産地、地方都市まで、ハンガリーの魅力を幅広くカバーしています。

このブログと合わせて、「地球の歩き方 ハンガリー」も旅の準備にご活用ください。

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本宮愛栞(もとみや あいか)
旧名「りり」でブログを書いてきました。

🇭🇺 ブダペスト在住21年。ハンガリー情報を中心に、旅先の情報も発信中。
🎒 世界50カ国以上を訪問。インドや暖かい国が大好きで、中欧周辺にも愛着あり。
🍀 ブダペストを拠点に、旅と暮らしを行き来するボヘミアンな生活を送っています。

「これ、誰かの役に立つかも」と思ったことや、「旅人の視点で見るハンガリーの情報」をブログで発信しています。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。

目次
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ドナウ川クルーズの運休・減便

水位が下がって川底が現れたドナウ川。マルギット橋のたもとを歩く人々と、積み上げられた石
渇水で川底が現れたドナウ川
マルギット橋のたもとを歩ける珍しい光景

2026年夏はドナウ川の水位が下がり、クルーズにも支障が出ています。
ブダペスト市内の遊覧船は運航していますが、ブダペストからセンテンドレやエステルゴムへ向かう夏の定期便は運休となっています。

本宮愛栞(もとみや あいか)

2026年に限らず、ドナウ川の水量が足りず、中距離の定期便が運休したりルートが変わったりすることはよくあります。

逆に約2年前の2024年9月は、ドナウ川の洪水で水位が上がりすぎ、遊覧船を含むすべての便が数日間運休ということも起こりました。

このときのブダペストの様子は、こちらの記事で詳しくお伝えしています。

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【ブダペストのドナウ川の水位上昇・洪水】在住者が現地の様子を随時報告 (タイトル下の画像は、2024年9月18日のドナウ川水位上昇時の様子です。土地勘のない方は川沿いの行き来には十分ご注意の上、無闇に近寄らないようにしてください。) 1...

川まかせの乗り物なので対策はあまりできませんが、乗船前に運航状況を確認してみてください。

ドナウ川クルーズ関連の対策
  • 予約前と当日に、クルーズ会社のWebサイトで運航状況をチェック
  • 中距離の移動を予定している場合は、代替え案をあらかじめチェック
本宮愛栞(もとみや あいか)

ブダペストでは、ドナウ川の低水位によって現れた砂州を歩けたり、そこに石積みが並んだり、普段は見られない光景が見られます。

ブルガリアでは川底からマンモスの骨が出てきて話題になりました。

節電によるライトアップの中止

この夏の水位低下は、国の電力の約半分をまかなうパクシュ原子力発電所にも影響。
普段はドナウ川の水で原子炉を冷やしていますが、渇水で冷却水をうまく取り込めず、2026年8月現在も、4基のうち3基が停止する事態になっています。

この影響で、ブダペストをはじめ各地で夜景のライトアップが中止される流れになりました。
楽しみにしていた方はがっかりされたと思いますが、なんともやむを得ません。

2025年6月には、ブログの読者様から「くさり橋がライトアップされていない」とお問い合わせをいただき、市の公共照明会社に確認したところ、電気系統の不具合が判明。
復旧までに1週間以上かかったこともありました。

本宮愛栞(もとみや あいか)

何事も当たり前ではなく、ライトアップは「見られたらラッキー」くらいのスタンスでいるのがいいかもしれません。

ライトアップ関連の対策
  • 「ライトアップは見られたらラッキー」という、心構えでいる

温泉施設への影響

特に2022年以降、エネルギー節約のため、温泉施設で一部のエリアを閉鎖したり、冬場なのにお湯の温度を低めに設定している場合があります。

私たちもエゲルのスパ施設を利用しましたが、節約のため一部エリアが完全にクローズしていました。

楽しみにしていた浴槽が使えない、いつもより少しぬるい、といった可能性は頭に入れておくと安心です。

温泉施設関連の対策
  • 公式サイトや口コミで、事前に営業状況や評判を確認

イベント設営と景観

ブダペストの国会議事堂前の広場に、イベント用の舞台の鉄骨が組まれている様子
国会議事堂前に組まれるイベントの舞台
普段はこの広場は自由に歩けますが、設営準備のため立ち入り禁止になっていました

夏はお祭りやイベントが多く、町の有名な広場に舞台やテントが組まれて、期待していた景色が見られないことがあります。

私自身も、この夏にハンガリーのエゲルルーマニアのシビウを旅しましたが、メイン広場にコンサート用の舞台が設置されていて、イメージ通りの写真が撮れずちょっとがっかり。

特にエゲルでは、普段の景色を見ていたのに「写真は明日撮ろう」と思ったら、翌日の午前中から設営が始まってしまい、前日に撮影しておけばよかったなぁと後悔しました。

イベント設営と景観関連の対策
  • 美しい写真は早めにとっておく
  • イベントの多い時期は、景観が普段と違うことを想定しておく

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暑さによる電車の遅れ

ハンガリーの地方の駅と、赤い帽子をかぶった駅員。夏の日差しの強いホーム
のどかな地方の駅
ハンガリーの電車は遅れがちなのでゆとりを

線路が高温になると、レールの変形を防ぐために電車が速度を落として走ることがあり、その分遅れが出ることも。

日本でも、猛暑でレール温度が上がって電車が徐行・運休というニュースを見かけるようになりましたが、あれと同じことがハンガリーでも起こります。

そもそもハンガリーの電車は、夏に限らず日本より遅れがちなので、時間にはゆとりをもって動くのがおすすめです。

電車の遅れ関連の対策
  • 夏は特に、可能であれば、早めの時間帯に移動する
  • 電車はそもそも遅れがちなので、スケジュールを詰め込まないようにする

暑さで施設が閉まることも

つい先日(2026年8月)、郵便局へ行ったら「暑さのため午後は数日連続でクローズ」という貼り紙があって驚きました。

日本では考えにくいことですが、冷房の充実していないハンガリーでは、暑さで施設が一時的に閉まることもあるので、注意が必要です。

暑さで施設が閉まる関連の対策
  • 暑い時期は、用事は午前中のうちに済ませておくと安心

暑さによる旅の疲れ

暑い時期は観光そのものも大変で、体力を削られます。

それでも個人的には、ハンガリーの夏は日本よりは過ごしやすいと感じています。
日陰に入るとぐっと涼しいので、日陰を選びながら上手に回るのがポイント。
日本からの旅なら、時差ボケで早起きになりがちなので、朝の涼しいうちから動き始めるのがおすすめです。

日が落ちればまた涼しくなってくるので、日中は無理せず部屋で休み、夜の涼しい時間帯に散歩や食事を楽しむ。
そんなメリハリのある過ごし方が、夏のハンガリー旅行には合っています。

ブダペスト東駅(Keleti)で無料配布される飲料水。「Ivóvíz(飲料水)」の旗とペットボトルが並ぶテーブル
猛暑の日に東駅で配られていた無料のミネラルウォーター
「Ivóvíz=飲料水」の旗が目印

なお、猛暑がひどいときは、主要駅や町の大きな広場で無料の水配りや給水スポット、ミストのゲートが登場します。
水は持ち歩きつつ、給水スポットを見かけたら、遠慮なくもらってください。

暑さによる旅の疲れ関連の対策
  • 日陰を探しながら観光する
  • 日中は無理をせず、朝や夜の涼しい時間帯に出かける

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ハンガリーの夏の旅を楽しむために

今回の記事では、ハンガリー旅行で起こりうる夏のトラブルを見てきました。

どれも自然や電力事情がからむ”不可抗力”のものばかりで、完全に避けるのは難しいですが、「そういうこともある」と知っておくだけで、いざという時にがっかりせず受け止められると思います。

ハンガリーは暑さには弱い土地ですが、朝晩の涼しい時間を上手に使い、日陰を選びながら回れば、夏の旅は十分に楽しめます。

ライトアップやクルーズも、見られたら・乗れたらラッキーくらいの気持ちでいれば、渇水で現れたドナウ川の川底を眺めるといった、その年ならではの光景に出会えることもあります。

トラブルも旅の一部。備えあれば憂いなしの心持ちで、どうかよいハンガリー旅行を!!

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