【ハンガリーの食べられる国宝】マンガリッツァ豚のあるKirály 100レストラン

ブダペストのレストランKiraly100で食べたマンガリッツァ豚のステーキ

ハンガリーには「食べられる国宝」と呼ばれる豚がいることをご存知ですか?その名は「マンガリッツァ豚」

ハンガリーの固有豚で、一時は絶滅の危機に瀕していましたが、現在はその数を再び増やして、2004年にハンガリーの国宝に指定されました。

最近「ブダペストのどこでマンガリッツァ豚を食べられますか?」というご質問を数件いただいたので、マンガリッツァ豚がメニューにあるレストランを探すことにしました。

マンガリッツァ豚は、スペインをはじめとする西ヨーロッパやアメリカで人気があり、出荷頭数の半数以上が世界市場に輸出されています。

ハンガリー国内でマンガリッツァ豚は意外と入手しにくく、レストランでも簡単にはお目にかかれません。

そんな中で見つけた場所は、日本のテレビ番組で、森高千里さんがナレーターとして紹介していた「Király 100 (キラーイ サーズ)」というレストラン。

りり

Király 100レストランでは、1年中マンガリッツァ豚がメニューに載っています!

実際にレストランへ出向いて、マンガリッツァ豚の料理をいただいてきたので、マンガリッツァ豚のお味や、訪問したレストランの様子をご報告します!

ハンガリー旅行の最中に、「食べられる国宝マンガリッツァ豚」を味見してみたい方、マンガリッツァ豚が気になった方は、ぜひこちらの記事を最後までご覧ください!🎉

北海道十勝にいるマンガリッツァ豚たち
毛むくじゃらのマンガリッツァ豚 / 画像引用元:十勝ロイヤルマンガリッツァ

🐷日本でもマンガリッツァ豚が食べられます!ハンガリーと緯度が近い北海道十勝の「十勝ロイヤルマンガリッツァ」さんが、愛情を込めてマンガリッツァたちを飼育しています。

マンガリッツァ豚のしゃぶしゃぶセットは、ふるさと納税でも注文できます。

みなさんも一度、世界で唯一の「食べられる国宝」のお味を試してみませんか?


この記事を書いた人

りり / 旅行大好き

ハンガリーの首都、ブダペスト在住18年
1人旅が大好きで、世界50カ国以上を訪問
東京で旅行会社に4年勤務経験あり
ヨーロッパに長年いるけれど、実はインドや暖かい国が大好き

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目次
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マンガリツァ豚の食べられるレストラン Király 100(キラーイ サーズ)

ブダペストの動物園にいたマンガリッツァの子豚たちの画像
ブダペストの動物園にいたマンガリツァの子豚たち。もっともっと大きくなります

ハンガリーの固有豚、毛むくじゃらのマンガリッツァ豚は、ハンガリー国内のスーパーで気軽に買える種類のお肉ではなく、レストランのメニューにも載っていないことの方が多いです。

そんな状況の中、日本のテレビ番組で紹介されていた「Király 100(キラーイ サーズ)」では、1年中マンガリッツァ豚が食べられるとのことで、早速行ってみました。

Király 100 レストランの様子

レストラン・キラーイ100の外観
レストランの入り口と外観

ブダペストの世界遺産「アンドラーシ通り」から2本奥に入った通りに、今回の目的のレストラン、Király 100があります。

レストランの住所がKirály utca 100(キラーイ通り100番)なので、住所がそのまま店名になっていて覚えやすいです。

レストラン入り口部分の様子。レトロな暖房と階段が印象的
レストラン入り口の暖炉と階段

少し薄暗いレストラン店内に入ると、今でも使われているレトロな茶色い暖房が目に入ります。木材を使った少し年季の入った内装は、歴史を感じられていい雰囲気です。

130年前の1893年からレストランとして営業を続けているそうです。

私が到着したのは正午すぎでしたが、常連のハンガリー人、グループで仲間を待つ人、観光客などがすでにたくさんいて、その後もお客さんの数は増えていきました。

レストランで食事を待つ人々
レストランの奥の様子
レストラン店内の様子
世界各国の紙幣が貼り付けてありました
りり

スタッフのみなさんは、親切で感じのいい人が多かったです!!

レストラン店内の料理カウンターの様子
お酒がたくさん並ぶ料理カウンター

子供用のハイチェアも準備があります。

レストランで利用できる子供用のハイチェア
子供用のハイチェア

2階にもテーブルがたくさんありますが、満席になることも多いようなので、確実に訪問したい場合は予約をしておくのが安心です。

24時間前まではオンライン予約が可能、当日の予約は電話で受付しています。

レストランの2階席の様子
2階席の様子。お手洗いもこの階にあります

マンガリッツァ豚のステーキ、レチョーとポテト添え

レストランのメイン料理のメニュー
Király 100のレストランメニュー / 画像引用元:Király 100レストランホームページ

今回は、マンガリッツァ豚を食べることが目的だったので、メニューに載っている「マンガリッツァ豚のステーキ、レチョー(ハンガリー版ラタトゥイユ)とポテト添え」をチョイスしました。

マンガリッツァ豚は希少価値が高いので、お値段も他の料理よりは高めの設定です。(8,600フォリント、2023年12月現在 約3,500円)

英語のメニューには具体的に書いてありませんが、今回のマンガリッツァのステーキは肩ロース(tarja)で、赤身と脂身が両方味わえる部位です。

豚肉の部位のイラスト(ハンガリー語)
豚肉の部位のイラスト。丸で囲った”tarja”の部位がステーキになってでてきます / 画像引用元:Dívány

メインの一皿で絶対にお腹がいっぱいになる!と確信していたので、前菜は頼まず、レモネードだけ注文しました。

注文をして約20分で出てきたのがこちらのお皿です!

オーダーしたマンガリッツァ豚のステーキ、付け合わせはレチョーとポテト
オーダーしたマンガリッツァ豚のステーキ

200グラムはゆうにありそうなボリューム満点のマンガリッツァ豚!付け合わせのレチョーとポテトもおいしそう。いただきます!!

お肉はものすご〜く柔らかくて、クセのない優しい味です。

低温で一度マンガリッツァ豚を加熱してから焼いているので、この柔らかさが実現できているようです。

ハンガリー料理はしょっぱいことも結構多いのですが、このマンガリッツァ豚はうっすら塩で味付けがされているだけで、素材のおいしさをしっかりと堪能できます。

マンガリッツァ豚のステーキの断面
脂身の多い部分の断面 / 赤身肉の断面

肩ロースの部位は赤身と脂身が混ざっていますが、脂身はギトギトした感じではなく、比較的食べやすいです。(お肉の脂身が苦手な方は、もしかしたら少し気になるかもしれません。)

付け合わせのレチョーはハンガリー版ラタトゥイユ。パプリカとトマトと玉ねぎを、パプリカパウダーで味付けして煮込んだ、典型的なハンガリー料理です。

りり

クセのない優しい味のマンガリッツァ豚は、とってもおいしくて大満足!!レチョーも一緒に食べられてよかったです。

予想していた通り、この日は夕飯はほとんど食べなくても大丈夫なくらい、ボリュームたっぷりの一皿でした。

マンガリッツァ豚で作ったロールキャベツがメニューにあったのがちょっと気になりました。次の機会に試してみたいです。

そもそも、ハンガリー料理ってどんな料理?と気になった方は、こちらの記事もチェックしてみてください!

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マンガリッツァ豚以外のメニュー

鴨肉のステーキ(レストランのホームページより)
鴨肉のステーキ / 画像引用元:Király 100レストランホームページ
ポークナックル(レストランのホームページより)
ポークナックル / 画像引用元:Király 100レストランホームページ
グヤーシュスープ(レストランのホームページより)
グヤーシュスープ / 画像引用元:Király 100レストランホームページ

Király 100のメニューのほとんどが、がっつりお肉系です。鶏肉や鴨肉、ポークナックル、牛肉のステーキなどなど、いかにもハンガリーといった感じ。

有名なグヤーシュスープももちろんあります。

どれもボリュームたっぷりであることが予想できるので、お腹を空かせてお出かけください!

ビールはもちろん、ワインのメニューも豊富、さらに果物を原料にしたハンガリーの蒸留酒「パーリンカ」もかなりの種類を取り揃えています。

お食事と一緒に、ハンガリーらしい飲み物も満喫できますよ。

パーリンカの瓶がたくさん並んでいる様子(レストランのホームページより)
たくさんの種類のパーリンカ(ハンガリーの蒸留酒) / 画像引用元:Király 100レストランホームページ

Király 100と同じブダペスト6区のレストラン”MENZA”でも、マンガリッツァ豚のステーキを食べてきました。こちらの記事もぜひご覧ください!

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Király 100への行き方、営業時間

住所Budapest, Király u. 100, 1068
アクセス地下鉄1号線Vörösmarty utca駅から徒歩5分
営業時間日〜木曜日 11:30〜22:30
金〜土曜日 11:30〜23:00
※12月24〜26日はクローズ
ホームページhttps://kiraly100.hu/en/king100restaurant/
テーブル予約
(オンライン予約は24時間前まで)
https://kiraly100.hu/en/king100restaurant/#asztalfoglalas
電話番号
(当日の予約)
+36-1-351-6793
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マンガリツァ豚の食べられるレストラン Király 100のまとめ

レストランの入り口付近の様子
レストラン入り口のクリスマスツリー

ハンガリーの食べられる国宝「マンガリッツァ豚」は、提供している場所を見つけるのが意外と難しいのですが、ブダペスト6区のレストラン「Király 100」では、1年中メニューに載っています。

マンガリッツァ豚のステーキをいただきましたが、クセのない柔らかいお肉は、とても上品で優しいお味でした。付け合わせに、ハンガリーらしくレチョーがついているのもよかったです。

歴史のあるレストランの店内は居心地が良く、お客さんがひっきりなしに訪れていました。スタッフの接客は丁寧でした。

ブダペストで絶対マンガリッツァ豚を食べたい!という方は、Király 100で事前に予約をして、お腹を空かせてお出かけください。

食事と一緒に、ハンガリーのビール・ワイン・パーリンカなどのドリンクも楽しんでくださいね。

以上、参考になる情報があれば幸いです!

【旅の指さし会話帳】

かれこれ20年くらい前に私も持っていたので、懐かしい!!と思わず表紙に見入ってしまいました。

かわいいイラストと共に、旅に便利な単語やフレーズが盛り込まれています。

ハンガリー旅行のお供にいかがですか?

マンガリッツァ豚のステーキをランチに食べた後、ディナーは軽めにカフェでいかがですか?おすすめのカフェ情報をまとめました。

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