ブログの読者様から「ブダペストで観光客でも入れる図書館はありますか?」というご質問をいただいたのをきっかけに、久しぶりにサボー・エルヴィン図書館(Fővárosi Szabó Ervin Könyvtár/Metropolitan Ervin Szabó Library)へ行ってきました。
ブダペスト8区にあるこの図書館は、市民に開かれた公共図書館でありながら、エレガントな部屋があることでも知られる特別な場所。
観光スポットとしても人気があります。
中でも有名なのが、4階にある宮殿(Palota)エリア。
かつての貴族の暮らしを思わせる優雅な空間の中で、地元の学生や市民がごく普通に読書やパソコン作業をしている光景が広がり、そのギャップも印象的です。

場所はメトロ3号線のKálvin tér駅からすぐで、観光のついでに立ち寄りやすい場所にあるのも嬉しい点です。
この記事では、サボー・エルヴィン図書館内の様子や、入場方法、アクセスまでまとめてご紹介します。
世界の図書館めぐりが好きな方、ヨーロッパの歴史ある建築に興味がある方、ブダペストで気軽に観光できる場所を探している方などは、ぜひ最後までご覧ください🎉
世界190か所の目的地で利用可能、そのうち、120か所では無制限のデータ通信プランを提供中!
日本語で24時間、オンラインチャットやLINEで問い合わせできます。
1日500MBまでデザリング機能の使える地域も拡大中、多くの目的地で1日単位のプランを購入可能です。
快適な海外旅行のお供に、HolaflyのeSIMをぜひどうぞ!このリンクから申し込みすると、5パーセントオフになります!

ハンガリーでHolaflyを使って感じたデメリットやメリット、使い方などはこの記事からどうぞ!


本宮愛栞(もとみや あいか)
旧名「りり」でブログを書いてきました。
🇭🇺 ブダペスト在住20年。ハンガリー情報を中心に、旅先の情報も発信中。
🎒 世界50カ国以上を訪問。インドや暖かい国が大好きで、中欧周辺にも愛着あり。
🍀 ブダペストを拠点に、旅と暮らしを行き来するボヘミアンな生活を送っています。
「これ、誰かの役に立つかも」と思ったことや、「旅人の視点で見るハンガリーの情報」をブログで発信しています。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。
サボー・エルヴィン図書館とは?

もともとウェンクハイム家の宮殿だった建物
現在のサボー・エルヴィン図書館は、1889年に建てられたウェンクハイム家の宮殿で、ネオバロックとネオロココを融合させた豪華な内装が特徴です。
貴族が集うサロンとして使われていた空間が、そのままの姿で今に残っています。
図書館自体の創設は1904年。当初は別の場所で運営されていましたが、1927年に市がこの宮殿を購入し、4年の改装を経て1931年に現在の場所で開館しました。
名称は、図書館の近代化に大きく貢献した社会学者・図書館員のサボー・エルヴィンにちなみ、1946年に正式につけられました。

現在も地元の学生や市民が普通に本を読んだり作業をしたりする現役の図書館ですが、観光客も入館料を払えば見学できるので、かつての貴族のサロンの雰囲気をそのまま体感できます。
「こんな空間で毎日勉強できるブダペストの学生が羨ましい」と思うのは、きっと私だけではないはずです。

見どころ|4階の宮殿エリアと、フロアごとに異なる雰囲気

大きな鏡もついていたので、昔は舞踏会などが行われていたのかもしれません
帰る頃には、この部屋は利用者でいっぱいになっていました
サボー・エルヴィン図書館には、午前10時の開館とほぼ同時に訪れたのですが、入り口付近は地元の人や観光客ですでに賑わっていました。
もともと貴族の宮殿だった建物は、現在では図書館として内部が再構成され、地下1階から地上8階までの構造です。
館内はフロアごとに児童書、一般閲覧室、音楽コレクションなど、用途が分かれています。

43〜49番が見どころエリア
その中でも、観光客にも人気のゴージャスなエリアは、4階の「Palota(パロタ=宮殿)」と呼ばれる区画に集中しています。

ガラス扉の本棚が並ぶ読書室
まだ開館直後で空いている部屋の様子
豪華なシャンデリア、木の彫刻、蝋燭型のランプ、大きな鏡——もともとここが貴族の館だったことを、足を踏み入れた瞬間に思い知らされます。
貴族が集ったサロンのような部屋が連なり、どこを切り取っても絵になる空間です。

暖炉とアームチェアが残る
特に素敵だと思ったのが、螺旋階段のある重厚な木の内装の部屋。
深みのある色合いと凝った装飾が、他の部屋とはまた違う雰囲気を醸し出しています。
貴族の館には、壁や天井に煙の色が移らないよう工夫されたスモーキングルームがあったと聞いたことがあります。
この部屋の暗い色調を見ていると、もしかしたらそういった部屋だったのかもしれないと想像が膨らみました。

黒×金の天井が圧巻
驚くのは、そんな宮殿のような空間で、地元の人たちが普通に本を読んだりパソコンで作業をしたりしていることです。
私のように観光で訪れている人たちは、席について集中しているみなさんの邪魔にならないよう、静かに写真撮影をしたり、装飾や部屋の様子の見学を楽しんでいました。

ちょうど小学生のグループが見学をしていました
4階の宮殿エリア以外では、市民図書館のありのままの様子も覗くことができます。
本を目的に訪れる人だけでなく、パソコンを持ち込んで作業をしたり、ノートやテキストを広げて勉強している人が多かった印象です。

窓から中庭の緑が見える

中庭の緑に面した席、奥まって静かな席、ステンドグラスの横の雰囲気抜群の席など、訪問者がそれぞれがお気に入りの場所を見つけられそうです。

屋根裏のような天井が独特

緑が透けて見える
11時頃に図書館を出たのですが、すでにたくさんの利用者で席が埋まっていて、スマホを片手に写真を撮る観光客も多く見かけました。
受付の横にカフェがあって、図書館の入場料を買わなくても利用できます。
窓が高い位置にあって、部屋は若干暗い印象を受けましたが、図書館に来たついでに立ち寄るのもいいと思います。

図書館に入場しなくても利用できます
アクセス、入場料とチケットの買い方
| 住所 | Budapest, Reviczky u. 1, 1088 |
| アクセス | 地下鉄3号線 Kálvin tér駅から徒歩3分 |
| 公式ウェブサイト | https://www.fszek.hu/ |
| 営業時間 | 平日:10:00〜20:00 土曜日:10:00〜16:00 ハンガリー語ですが、ここから直近の営業時間の詳細を確認できます https://fszek.hu/Entities/55/open |
| 定休日 | 日曜日、祝日 クリスマス前後など 上記のリンクでお出かけ前にご確認ください |
サボー・エルヴィン図書館へは、カールヴィン広場(Kálvin tér)からわずか2〜3分の距離です。
広場の方から見て左側、Reviczky通り沿いに立派な入り口があります。

重厚な木製の扉が目印

受付エリアは吹き抜けになっていて開放的。
カウンターが3つあり、ここでチケットを購入できます。
「ここでお待ちください」の立て札が2つなのに窓口は3つという配置で、真ん中が空いたときに誰が優先されるのかちょっと微妙な空気が流れていました(笑)。

観光で訪れる場合の入場料は2,000フォリント(2026年4月現在、約1,030円)。
ちなみに、私は住民登録カードを提示すると、なんと400フォリントで1年間自由に出入りできるチケットが発行されてありがたかったです。
チケットのバーコードをかざして入退場する仕組みになっています。

まとめ|気軽に立ち寄れるサボー・エルヴィン図書館

宮殿エリアではありませんが、緑と歴史ある建物の外壁が美しかったです
宮殿がそのまま図書館になったような空間で、地元の人たちが普通に本を読んだり勉強したりしている——そんな日常と非日常が共存する場所が、ブダペストのサボー・エルヴィン図書館です。
4階のパロタエリアはもちろん、フロアごとに表情が違う館内を見学するのも興味深いです。
観光客向けの入場料は2,000フォリントと手頃で、Kálvin tér駅からすぐというアクセスの良さも◎。
現役の図書館なので、勉強や作業に集中している地元の方の邪魔にならないよう、静かに楽しんでいただけたらと思います。
30分くらいあれば、宮殿エリアや図書館全体の雰囲気はサクッとみて回れます。
興味を持たれた方は、ぜひブダペスト観光のスケジュールに組み込んでみてください。
ブダペストの美しい建物つながりで、ステンドグラスで有名なロート・ミクシャ記念館もあわせてどうぞ。


