インドに魅せられ14回!「日常」が非日常、動物・乗り物・食・人が織りなす旅の魅力

ラジャスターン州を旅していた最中にJunagadhで出会った人々

インドが大好きすぎて、気づけば14回訪れていました。
その旅の記録は別の記事にまとめましたが、今回は「どうしてそんなにインドが好きなのか」を改めて考えてみました。

動物が自由に行き来する道路や町の中、学生時代に憧れた小説「深夜特急」に出てきそうな年季の入ったバス、道端でいただくスナックやチャイ、エネルギッシュな人々との出会い、などなど……。

ポンディシェリーとクンバコナムまで乗ったローカルバス
ポンディシェリーからクンバコナムまで乗ったローカルバス
年季の入り具合がたまりません
この区間は5時間程度走ったように記憶しています
タミル・ナードゥ州ダーラースラムの路上チャイ屋台
ダーラースラムの路地裏で飲んだチャイ
おじさんが豪快に注いでくれるチャイは格別でした

生まれ育った日本や今住んでいるハンガリーとはまったく違う、そんな非日常の世界が私を何度もインドへ引き寄せます。

今回の記事では、私がインドを好きな理由を正直に語ってみました。
インド旅行を計画中の方や、価値観が壊れる冒険の旅に出てみたい方は、ぜひ最後までご覧ください🎉

インドで床に座って食べるスタイルのターリー
インド料理は大好きで、全く飽きることがありません
床に座って食べるスタイルのお店もいい感じ
カルナータカ州のハッサン周辺で、ドライバーさんに連れて行ったもらった定食屋さんの様子

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この記事を書いた人
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本宮愛栞(もとみや あいか)
旧名「りり」でブログを書いてきました。

🇭🇺 ブダペスト在住20年。ハンガリー情報を中心に、旅先の情報も発信中。
🎒 世界50カ国以上を訪問。インドや暖かい国が大好きで、中欧周辺にも愛着あり。
🍀 ブダペストを拠点に、旅と暮らしを行き来するボヘミアンな生活を送っています。

「これ、誰かの役に立つかも」と思ったことや、「旅人の視点で見るハンガリーの情報」をブログで発信しています。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。

目次
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動物と出会うのが日常

ジャイサルメールの路地に横たわる生まれたばかりの白い子牛と母牛
ジャイサルメールの路地で出会った牛の親子
近くにいる人に聞いたら、10分くらい前に生まれたばかりだと教えてくれました

動物が大好きな私にとって、インドは歩いているだけで楽しい国です。
どこへ行っても様々な動物と出会えて、旅のたびに心が上がります。

やっぱりどこにでもいるのが牛。いつもゆったりとした表情で、見ているだけで癒されます。
ジャイサルメールの路上で生まれたばかりの子牛に出会った時は、特に感動しました。

マディヤ・プラデーシュ州マンドゥの遺跡沿いを歩く牛の群れ
世界遺産の遺跡があるマンドゥで出会った牛たち
マハーバリプラムの歩道で雨宿りする牛たち
マハーバリプラムの町で、雨宿りをする牛たち
軒下で雨宿りする姿がかわいかったです

道路にもさまざまな動物が現れますが、ウダイプール近郊でラクダの大行進に遭遇した時は思わず声が出ました。
子どもや荷物を乗せたラクダの列が延々と続き、大人たちはその隣を黙々と歩いていました。

ウダイプール近郊の道路を行進するラクダの群れ
車で走っていたら突然ラクダの行列
インドの道路は何が現れるかわかりません

サルもいたるところにいて、母ザルが子ザルを愛おしそうに抱っこしている姿にはいつも感心させられます。
ただ、過去に噛まれた経験があるので、むやみに近づかないよう気をつけています。

エローラ石窟群の緑の庭でくつろぐラングール猿の親子
エローラ石窟ので見かけたラングールザルたち

犬もたくさんいて、子犬を連れた家族連れは微笑ましい限り。
一方、私が大好きな猫は犬の多さのせいか数が少なく、時々出会えるとものすごく嬉しいです。

ラジコットで子犬を抱えるインド人男性と、バラナシの野良犬の親子
左はラジコット、右はバラナシで出会った子犬たち
ジョードプルで猫を抱く男の子と、プリーのバナナ屋台でくつろぐ茶トラ猫
左はジョードプル、右はプリーで出会った猫
インドで猫と出会えたらラッキーです

野生のゾウや道路を悠々と歩くゾウに出会ったこともあります。
ゾウに乗って観光したりできるのも、インドならではの経験です。

ジャイプールで象の鼻に抱きつき、プッタパルティでは横たわる象とマホウト
ジャイプールでは象にのって町を歩きました
プッタパルティでみたゾウも、しっかり飼い慣らされていて驚きました

それ以外にも、ブタ、イノシシ、ヤギ、ヒツジなどにも出会え、インドはまさに動物天国です。

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インドの自由すぎる乗り物事情

カルナータカ州バダミ近郊でトラクターの荷台に大勢乗るインドの人たち
バダミ近郊で見かけたトラクターの荷台

インドの乗り物事情は、毎回「おーすごい!」と声が出てしまうことの一つです。

バスの屋根に大勢の人が座っていたり、子ども4人を乗せたお父さんのバイクだったり、女性がサリー姿でバイクに横座りしていたり。写真に収めきれなかった光景も数知れず。

アーグラからデリーへの道中、バイクに2人・3人乗りするインドの人たち
バイクに2人、3人は当たり前
安全運転お願いします!

オートリキシャにはそもそもシートベルトも扉もないので、しっかり捕まって自分を守るしかないですね。
このエネルギッシュな感じが、たまらなく好きです。

アーグラからデリーへの道中、オートリクシャの後ろにぶら下がる子どもたちとトラック荷台の家族
オートリクシャの後ろにぶら下がる子どもたち、荷台で赤ちゃんを抱く家族
アグラからデリーへ向かう道路で見たオートリキシャ

ウッタラーカンドを旅している最中、乗っていた送迎車の調子が悪くなり、ヒッチハイクしたトラックの荷台に乗せてもらったことがありました。

雪のせいで座る場所は濡れていて、乗り心地も良くありませんでしたが、最高に楽しかった思い出の1つです。
インドの「自由な乗り方」を、気づけば私自身も存分に楽しんだ瞬間となりました。

ウッタラーカンド州でトラックに乗って移動する私。雪の降っている季節だった
ウッタラーカンド州で乗せてもらったトラックの荷台
他に乗車していた人に写真を思わず撮ってもらいました
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年季の入ったバスや電車で旅する

オディシャ州プリーのローカルバスと地元の人たち
プリーの路上の様子
乗り込む前から車内はすでにぎゅうぎゅうのバス

小説「深夜特急」の世界を体感できるのが、現地のローカルバスや普通列車です。

「こんな見た目がボロボロの乗り物で大丈夫かしら…」と最初は少し心配でしたが、慣れてしまえばこっちのもの。
インド国内の移動は当たり前に9〜10時間かかったり、座席はお世辞にも快適とは言えないことが多いですが、それも旅の一面として楽しめてしまうのが不思議です。

グジャラート州ラジコットからカッチへ向かうローカルバス車内
グジャラートのラジコットからカッチへは7時間ほどの移動でした

車内は移動する人たちの生活感にあふれていて、話しかけられたり、子どもたちにじっと見つめられたりして、旅している実感が体中に広がっていきます。

タミル・ナードゥ州タンジョールからティルチラーパッリへのバス車内
タミル・ナドゥのタンジョールからティルチへ向かった時のバス、車掌さんが集金している様子
この区間は緑が生い茂る景色も美しかったです
所要時間は2時間程度で慣れたものです

日中の列車や寝台列車で何度も移動しましたが、車窓からの景色や車内で食べるスナックなど、旅人冥利に尽きる、とはまさにこのことだと思います。

アーンドラ・プラデーシュ州ヴィシャカパトナムからアラクへ向かう列車の車内
ヴィシャカパトナムからアラクへ
窓から吹き込む風と山岳の車窓が最高でした

バスターミナルや道端でいただくスナックとチャイ

パンジャーブ州アムリトサルの路上で食べたチャート
アムリトサルの屋台で食べたアルー・ティッキ・チャート
ジャガイモのコロッケにいろんな味のソースがクセになります

インドを旅していると、バスターミナルや道端にある屋台が気になって仕方がなくなります。
衛生面が心配という方も多いかと思いますが、お腹が強くて食いしん坊な私は、色々と美味しいものを食べてきました。

長距離バスで移動していると、途中の休憩所でバスが停まり、乗客たちが一斉に屋台へ向かいます。
そこで食べるチャパティとダル、揚げたてのサモサやヴァダは、どこで食べてもおいしいです。

アーンドラ・プラデーシュ州、アラクへ向かう途中のバス停食堂
アラクからビシャーカパトナムへ向かうバスの途中、休憩所の小屋でプーリーとダルをいただいた時の様子
素朴だけど旅の途中の温かい食事がありがたいです
グジャラート州ラジコット〜カッチ間のバス休憩所でのサモサとチャイ
ラジコットからカッチへ向かう途中のバス休憩所
サモサで小休憩

バスターミナルだけでなく、道端の屋台も見逃せません。
プリーの屋台で食べたポテトコロッケとひよこ豆のスナックは、入っていた葉っぱのお皿にも感動しました。

オディシャ州プリーの葉っぱ皿に盛られたストリートスナック
プリーの屋台で葉っぱのお皿に盛ってくれたスナック

果物の切り売りもよく見かけます。
タンジャーヴールでは路上のおじさんがジャックフルーツをその場で切り分けて売っていて、その様子にびっくりして思わず写真撮影。

タミル・ナードゥ州タンジャーヴールのジャックフルーツ屋台
タンジャーヴールの路上でジャックフルーツを切り売りするおじさん
甘くてみずみずしい果肉がおいしかったです


ティルチラーパッリでは機械でぎゅっと絞ってくれるサトウキビジュースを飲みました。
ヤシの実のジュースは、インド各地で気軽に飲めるのが嬉しいです。

タミル・ナードゥ州ティルチラーパッリのサトウキビジュース屋台
ティルチラーパッリで飲んだ搾りたてのサトウキビジュース
暑いインドの旅の最高のご褒美
オディシャ州プリーのヤシの実ジュース屋台
プリーの路上でその場でナタを使って割ってくれるヤシの実ジュース
白いココナッツの果肉がどれくらい入っているかは、割ってみてのお楽しみです

そして、インドといえばチャイ。
1日何杯でも、お店を見つけるたびにほっと一息つきたくなってしまいます。
インドの北から南まで、いろんな場所でチャイを飲んできたなぁ…と、チャイと一緒に思い浮かぶ風景もたくさんあります。

道端のスナックとドリンクで旅をつないでいく——それもインド旅行の醍醐味のひとつです。

駅のホームや列車内でいただくチャイ。紙コップにはいっている
駅や列車内でいただくチャイもおいしいものです
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何を食べても美味しいインド料理

マディヤ・プラデーシュ州インドールのターリー
インド中部の町、インドールで食べたターリー
ここの食事は予想以上に美味しくて感動しました

インド料理は本当に大好きで、どこで食べても「失敗したなぁ」と思うことがほとんどありません。

一番ワクワクするのは、丸いお盆にいろいろな料理を盛ってもらう定食スタイルの「ターリー」。
小皿をいくつもつまみながら食べるのが好きな日本人にも、ぴったりはまるスタイルです。

インドの豪華なターリー、品数たっぷり
これぞターリー!という品数のターリー
パニール、チャナ、ダール、チャパティ、ライタなどが並びます

豪華なターリーだけでなく、シンプルなターリーでも本当に素晴らしいご馳走です。

インドのシンプルなターリー各種
品数が少なくてもしっかりおいしいのがインドのターリー。旅先でどんな定食屋に入っても、外れた記憶がほとんどない。

スタッフがテーブルを回りながら何度でもよそってくれる「おかわり自由」スタイルのお店では、「バス!バス!(もう十分です!)」とやりとりしながら食べるのが楽しいです。
床に座って食べるお店もあって、食事そのものが体験になります。

インドのレストランで配膳スタイルで出てくるターリー
注文するとスタッフが大きな鍋を持って次々と料理を盛ってくれるスタイルのターリー
おなかいっぱいになるまで食べられます

南インドに来ると、バナナの葉の上に食事が盛られているだけで、なんだか嬉しくなります。
バナナの葉には抗菌作用があり、食事の香りもほんのり移るため、南インドでは古くからお皿として使われてきたそうです。

南インドのバナナの葉に盛られたプリーとターリー
南インドではバナナの葉がお皿に敷いてあったり、そのままお皿として使うこともあります
ケーララ州の宿でいただいたバナナの葉のミールス
大好きなホームステイShravanam Greensでの特別な夕食の様子

南インドの典型的な料理、ドーサ、イドゥリ、ヴァダなどは最初すぐには馴染めませんでしたが、食べるほどにクセになっていきました。

南インドのバナナの葉に乗った大きなドーサ
バナナの葉いっぱいに広がる巨大ドーサ
パリパリの食感とサンバル・チャツネの組み合わせがやみつきになります
南インドの定番朝食、イドゥリとヴァダ
南インドの朝食の定番、イドゥリとヴァダ
サンバルとチャツネにつけて食べると、何個でも食べられてしまう。

インド北部のラダックでバターをたっぷり入れたお茶を勧められたときは正直驚きましたが、よく考えればミルクや生クリームを入れるのと大きく違わないかもと思い、その後は何度もいただきました。
高地での栄養補給として昔から根付いた習慣だと知り、なんだか納得です。

ラダック州レーのバターティーとナン朝食
標高3500mのレーで迎えた朝食。バターティーとナン、スクランブルエッグというシンプルな組み合わせが体に優しかった。

シッキムやダラムサラでは、チベット・ネパールの影響を受けた料理に出会え、なんだかほっこりした気分になります。
写真には残せませんでしたが、蒸し餃子の「モモ」などが有名で、インドにいながら異なる食文化を楽しめるのがおもしろいところです。

シッキム州のローカル定食と野菜スープ
シッキムの宿で食べたローカルな定食
チベット・ネパールの影響を受けた素朴な味わいです
ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラで食べたモモのスープ
ダラムサラで食べたワンタン入りのスープ
インドにいながらチベットの味を楽しめました

グジャラートではスパイスを練り込んだ薄焼きパン「テープラ」が名物。
地域ごとにまったく違うローカルフードに出会えるのも、インド料理の尽きない魅力です。

グジャラート州名物のテープラ
グジャラートの名物料理テプラ
スパイスを練り込んだ薄焼きパンで、チャツネとの相性もよかったです
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旅先で出会う人々

マディヤ・プラデーシュ州オームカレーシュワルの商店で出会った青年と子どもたち
オームカレーシュワルの商店で「撮って!」と集まってきた青年と子どもたち

インドの南端カーニャークマリを訪れたとき、修学旅行生の集団やインド人観光客にに囲まれてしまったことがあります。
「写真を撮っていいですか?」と次々とカメラを向けられ、まるで芸能人のような気分に。
外国人観光客が少ない場所では、私のような旅行者が珍しい存在なのだと気づいた瞬間でした。

タミル・ナードゥ州ダーラースラムで写真をお願いしてきた女の子たち
ダーラースラムで「写真を撮って!」と声をかけてきた女の子たち
真剣な表情がなんともかわいらしです

コミュニケーションの一環で「写真を撮って!」と子どもたちや若者が自然と寄ってくることも多いです。
ハンピの遺跡で出会った子どもたち、オームカレーシュワルの商店の青年たち、ダーラースラムの女の子たち…気づけば旅先での出会いの写真がたくさん集まっていました。

カルナータカ州ハンピの遺跡で出会った子どもたち
ハンピの遺跡エリアで出会った子どもたち。吸い込まれそうな瞳でじっとカメラを見つめていた。
タミル・ナードゥ州タンジャーヴールへ向かう途中のバスターミナルで出会った青年たち
タンジャーヴールへ向かう途中のバスターミナルで、「写真を撮って!」と声をかけてきた青年たち

ラジコットで子犬たちと遊んでいたら、思いっきり牛のフンを踏んでしまったことが。
近くにいた男性がすかさず手押しポンプで水を出して足を洗うのを手伝ってくれたのを、写真をみて思い出しました。

グジャラート州ラジコットで足を洗うのを手伝ってくれたおじさん
手押しポンプで足を洗うのを手伝ってくれた男性
言葉が通じなくても優しさが伝わります

ジュナーガドゥの階段井戸では赤ちゃんを抱いたお母さんたちと一緒に写真を撮ったのもいい思い出です。
普段は人見知りで自分から声をかけるタイプではないのですが、インドではなぜか緊張せずに人々と自然に接することができるのが不思議です。

グジャラート州ジュナーガドゥの階段井戸で出会ったお母さんたちと
ジュナーガドゥの階段井戸で一緒に写真を撮ってくれたお母さんたち
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やっぱりインドが好き

ティルチラーパッリの路上でフルーツを販売する男性そのお店
パイナップルやパパイヤが並ぶ
ティルチラーパッリの路上でパイナップルやパパイヤを販売していた屋台

動物が道を歩き、乗り物は自由で、バスは年季が入っていて、道端にはスナックとチャイ屋があって、食事はどこで食べてもおいしくて、旅先では人々が声をかけてくれる。

改めて書き出してみると、インドの魅力は「観光地」よりも「日常」の中にあるんだなと気づきます。

独身時代に自由にインドを旅して回れたのは本当に幸運でした。
次にインドを訪れる時は、どんな様子になっているかを体験するのも楽しみです。

インドのどこへ行くか迷っている方は、州別にまとめた記事もあわせてご覧ください。
あなたの「好きなインド」が見つかるヒントになれば嬉しいです。

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