みなさんは、海外旅行はお好きですか?
私は、間違いなく「大好き!」と答えます。
でも正直、旅の最中やその前後には「嫌だなぁ」と思うことも、けっこうあります。
- 出発前の準備が面倒くさい
- 空港や観光地の混雑にうんざり
- 旅行ってお金が結構かかるなぁ…
- 現地でトラブルに遭遇したらどうしよう
それでも、旅から帰ってきたら「また、どこかに行きたいなぁ」と次の旅の計画を立てることに。
それは、旅を通じて【自己成長】と【心の豊かさ】を得られているからだと思うのです。
サンテルモ城からヴェスヴィオ火山まで、360度景色が素晴らしかったです
ナポリの観光情報はこちらの記事にまとめました
この記事では、そんな私が旅を通して実感した、「人生を豊かにする7つの気づき」をご紹介します。
どの「気づき」も、旅を続ける中でふと心に残ったものです。
みなさんの「旅に出たい気持ち」を後押しするきっかけになれたら嬉しいです🎉
りり / 旅で感じたことを、誰かのヒントに。
🌏 ブダペスト在住19年。世界50カ国以上を旅した1人旅好き。
🏝️ インド・暖かい国・マイナーな国や地域に惹かれがちです。
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「これ、誰かの役に立つかも」と思ったことや、「旅人の視点で見るブダペストの情報」をブログで発信しています。
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海外旅行が教えてくれる、人生を豊かにする7つの「気づき」
家族旅行は、1人旅とはまた違う学びがあるなと感じる今日この頃です
海外旅行は、楽しいだけじゃなく、ちょっとした不安や緊張の連続でもあります。
でもその分、得られるものや気づきも大きいのだと思います!
ここからは、私が旅を通して実感した「人生を豊かにしてくれた7つの気づき」をまとめました。
様々な価値観に触れ、心が自由になる
お弁当のお箸を忘れても「まぁ、手で食べちゃおう」と笑える、おおらかな自分になれた気がします
インドのプッタパルティのお土産物屋さんにて、食事を振る舞ってもらった時の様子
海外旅行をしていると、
自分にとっての「当たり前」が、世界ではそうじゃない場面にたくさん出会います。
- 真っ昼間から男の人が大勢カフェでのんびりしてる!
仕事をがんばらなくても、人間はなんとか生きていけるかもしれない!? - こんなサラサラのカレーを、右手だけで食べるって、スプーンを使うよりすごい技じゃない!?
手で食べて怒られてたのが不思議だ! - まだお金を払ってない商品、レジに並んでる時に食べ始めちゃって大丈夫なの!?
最初は驚くけど、同時に「視野が広がる」感覚があって、
私はこの瞬間がすごく好きです。
旅を重ねるごとに「こうあるべき」という価値観がほどけていき、
「これは正しい」「これは間違い」といったジャッジも、気づけば少なくなりました。
最近では人目も気にならなくなり、
「自分が心地よく過ごせればそれでいい」と思えるようになってきたのは、旅のおかげかもしれません。
十数ヶ月後に訪れた時に再会もできて、とても嬉しかったです
旅のトラブルが、解決力と自信を育ててくれる
高山病で苦しむ人も多いという情報を耳にし、数日前から高山病の薬を飲んでいたので、頭痛もあまりなく無事に通過できました
インドのレーの町から、宿のオーナーご夫妻と一緒に回ったラダックの景色は忘れられません
「“トラベル”の語源は“トラブル”だ」なんて冗談めいた話もあるくらい、
旅にはハプニングがつきものです。
- 飛行機が遅延!現地到着が大幅に遅れ、旅程を完全に組み直し!
- プラハで長距離列車の出発駅を間違えた!
20分以内に正しい駅へ移動して、果たして間に合うか!? - インドで野犬にいきなり噛まれた、やばい!😭
ちなみに、サルに噛まれたこともあるし、気がついたらヒルに血を吸われてたこともある!
旅行中にトラブルに直面した時、落ち込んでいる暇はありません!
【トラブルを解決して、旅程を立て直して、最終的に無事に帰宅する】。
この一連の流れを完結させる中で、自然と“問題解決力”が鍛えられていきます。
私もこれまで、いろんな旅のハプニングを経験して、そのたびにどうにか乗り越えてきました。
そのおかげで、日常生活でも「きっとなんとかなる」「自分なら大丈夫」と思えるようになり、
結果的に「生きる自信」につながっていると感じています。
気がついて教えてくれた3歳の娘に感謝感謝です
旅の思い出は何度でも味わえて、心を満たしてくれる
敷地内の庭でメヘンディ(ヘナタトゥー)をしてもらいながら、猫と一緒に過ごせたのも素敵な思い出です
旅はその瞬間だけではなく、その後も写真を見返したり、人に話したりして、
ずっと楽しめるものだと思います。
- キプロスで体調がちょっと優れない時に、猫が20匹くらいいる公園に偶然辿り着いて、めちゃくちゃ癒された🐈⬛
- ポルトガル・リスボンで、偶然入ったレストランのタラの料理が絶品すぎた!
- アルメニアからジョージアへの移動で、運転手さんと言葉が通じなかったけれど、ほっこりする時間を過ごせた
有名な著書「DIE WITH ZERO(ゼロで死ね)」には、
「旅や経験には“思い出の配当”がある」という考え方が書かれています。
一度の旅でも、その後の人生で何度も思い返して、
「あのとき楽しかったなぁ」と心があたたかくなる。
そんなふうに、思い出が「心のリターン」を生み出し続けてくれるという考え方です。
私もこの言葉にすごく共感しています。
そして、旅に出られるチャンスがあるなら、「できるかぎり早く」行くのが絶対おすすめ!
早く行けば行くほど、
その思い出を振り返って笑顔になれる回数が増える。
それは、心にとってすごく贅沢なことだと思います。
まだDIE WITH ZEROを読んでない方は、ぜひご一読を!「今」を楽しむ大切さを教えてくれる名著です。
旅の中に、理想の暮らしのヒントがある
(右上)イタリアのポー川の豪華クルーズ客船に仕事で乗船。お客様と一緒にパルメザンチーズ工場の見学をした時の一コマ
(右下)トルコ周遊ツアーに添乗。エフェソス遺跡でお客様に撮っていただいた1枚(円形劇場の真ん中に立っているのが私です)
これまで、プライベートや仕事で、
海外の5つ星ホテルへの宿泊や、豪華クルーズ船やオリエント急行に乗ったりなど、
きらびやかな体験をする機会に恵まれてきました。
一方で、
「現地の人々は、実際はどんな暮らしをしてるのかしら?」というのも、いつも気になるテーマ。
1人旅の時は、チャンスがあれば現地の人々の暮らしをのぞかせてもらうことも多いです。
運転手さんの素敵なお母さんが、おいしい手料理を振る舞ってくれました
ゴージャスな旅の優雅さも、質素な旅の気軽さも、
実際に自分で体験してみないと分からない感覚があります。
そんなふうに旅先での非日常を重ねるうちに、
「こんな暮らし方に憧れるな」
「こんな風にゆったりと時間を使いたいな」
と、自分の「好き」や「理想」が、少しずつはっきりしてきた気がします。
旅は私に「人生をどう生きていけばいいか」というヒントをくれる、かけがえのない時間です。
旅のために、お金ともちゃんと向き合うようになる
6月と9月が空いていておすすめと聞いたので、次はオフシーズンに家族とでかけたいです
私の場合、「次はあの国にいくんだ!」という具体的な予定が、
節約や貯金のモチベーションにつながっています。
- 近所でのコーヒーのテイクアウトは一旦中止。
その分のお金で、旅先の海の見えるレストランで、美味しいランチを食べよう! - 次の旅では大きな遊園地に行くのが楽しみ。
今週末の家族タイムはお金をかけない「お弁当持参の公園ピクニック」に! - 20年後も旅を続けたいから、余剰資金は安全な投資信託にコツコツ入れて、少しずつ増やしていこう!
お金の使い方にメリハリがつき、「何に使って、何に使わないか」が明確に。
必要だと思ったものにはしっかりお金をかけられる「選ぶ力」も身についた気がします。
「旅に使うお金をもっと増やしたいから、副業始めてみようかな」とか、
「自由に世界で働けるノマドになりたいから、思い切って会社辞めちゃおう!」と、
人生の大きな方向転換につながる人もいるかもしれませんね。
旅にはお金がかかりますが、「出かけるためにお金が必要!」と意識することで、
自分の未来に投資する気持ちで、前向きにお金と向き合えるようになりました。
もう時効なので告白すると、会社に秘密で休暇前日にロードス島へきて、この庭でお仕事してました
ここは朝食会場でしたが、宿のオーナーさんが開催した夜のパーティーにも参加、その時いただいたスブラキがおいしかったです
「初めて」の景色や体験の感動が心に残る
この後、この子に乗せてもらって町を歩きました
旅先で新しい景色を見たり、新しい体験をすることは、
純粋に「わー、すごい!」と非日常を味わえる特別な瞬間です。
- エジプトのクルーズ船から見た、ナイル川の雄大な景色が美しすぎた!
- ベトナムの無人島から見上げた、満天の星空が忘れられない!
- ゾウをこんなに近くで撫でられて嬉しい〜♡
こんな「心の財産」が増えていくことも、旅の醍醐味の1つですね。
写真を見返したり、人に話したりすることで、
その感動は何度でもよみがえります。
これからも、新しい景色や体験に心を動かされる瞬間を楽しみに、旅を続けて行きたいです。
砂漠では焚き火をして、チキンを焼いたりお茶を飲んだりしたのが楽しかったです
日常のありがたみや、日本の良さに気づく
お部屋についていた源泉掛け流しの半露天風呂は、お湯はもちろん、景色も素晴らしかったです
私は、旅行から帰ってきた瞬間もとても好きで、
「いつもの玄関、いつもの空間、いつもの窓からの景色」にホッとします。
旅先のスーパーでは戸惑うことも多いけど、
いつものお店でスムーズに買い物できるだけで、日常のありがたみを感じます。
特に、海外から日本に戻ってくると、
「やっぱり日本っていいな」と感じる人も多いのではないでしょうか。
- 日本は食べ物のバリエーションがたくさんあって、お値段も良心的!
- ゴミが落ちていないし、治安もよくて安心!
- 海外の豪華ホテルもいいけど、やっぱり日本の温泉宿って格別!
ブログの記事にもしたので、興味のある方はぜひ参考にしてください
海外の「当たり前」に触れた後だからこそ、
自分が普段過ごしている場所の心地よさやありがたさを、改めて実感できる気がします。
旅に出るのもワクワクするし、帰ってくるのも嬉しいって、
すごく素敵なことだと思いませんか?
逆に、旅から戻って「ここじゃないかも」と感じたとしたら、
それは「新しい暮らし」へのサインなのかもしれません!?
【まとめ】海外旅行がくれる、気づきの時間
5つの村+ポルトヴェーネレ巡りがとても楽しかったので、今度は家族で出かけたいです
海外旅行は、準備やお金、時にはトラブルもつきもの。
それでも私は、旅に出るたびに何かしらの気づきを持ち帰っていると感じています。
今回ご紹介した7つの気づきは、どれも派手な話ではないけれど、
少しずつ自分の内側に積み重なって、今の私をつくってきた大切な経験です。
旅は、私にとってただの娯楽ではなく、
視野を広げ、思考を柔らかくし、自分らしさを整える時間。
そんなふうに、日々を豊かにしてくれる旅を、これからも続けていきたいと思います。
この記事が、次の旅に出るきっかけや、
「やっぱり行ってよかったな」と思い返す小さな追い風になれば嬉しいです。