突然ですが、ブダペスト在住の私が好きな料理の1つが「バルカン半島のグリル料理」!
こうした近隣国の味を気軽に味わえるのも、日常の中で感じる“小さな旅気分”のようで、嬉しいポイントです。
実際にバルカン半島を旅するときは、「チェヴァピを食べて、最後はトルコ風コーヒーで締めよう❤️」と、食事の予定を立てるだけでワクワクしてしまいます。

そんなバルカン料理ですが、実はハンガリー国内でも味わえる場所があるんです!
今回は、私が好きなおすすめのレストラン3軒をピックアップしてご紹介します。
「そもそもバルカン風グリル料理って何?」という方も多いかもしれません。
バルカン半島は長くオスマン帝国の支配下にあったので、スパイスを効かせた肉料理やグリル文化がこの地域一帯に広まり、各地で独自に定着していった背景があります。
バルカン半島の旅が好きな私が、ハンガリーのレストランを紹介する前に、現地で実際に食べた料理や、町の雰囲気もあわせてご紹介します。
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ハンガリーでHolaflyを使って感じたデメリットやメリット、使い方などはこの記事からどうぞ!

本宮愛栞(もとみや あいか)
旧名「りり」でブログを書いてきました。
🌏 ブダペスト在住20年。世界50カ国以上を旅した1人旅好き。
🏝️ インド・暖かい国・マイナーな国や地域に惹かれがちです。
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「これ、誰かの役に立つかも」と思ったことや、「旅人の視点で見るハンガリーの情報」をブログで発信しています。
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【バルカン半島のグリル料理】各地の食事と町の様子を紹介!
画像引用元:Wikimedia Commons / 作者:Ikonact / CC BY-SA 4.0(筆者がアレンジを加えました)
ヨーロッパとアジアの境目に位置する「バルカン半島」。
地理的にはヨーロッパですが、ちょっとエキゾチックな雰囲気もあって、フレンドリーな人が多い印象の地域です。
オスマン帝国がバルカン半島を支配していた約500年間、トルコの食文化も一緒に広まっていきました。

スパイスを効かせた肉料理や、それにぴったりの付け合わせ、そして濃厚なコーヒー文化は、今も各地に根づいています!
なかでも「チェヴァピ(Ćevapi)」と呼ばれる小さな皮なしソーセージのようなグリル料理は、バルカン半島を代表するひと皿。
牛肉をベースに、羊肉や豚肉を混ぜて作られ、風味や宗教的背景によってレシピが異なるのも面白いところ。地域によってサイズや味付け、付け合わせなどに個性が出ます。
私がチェヴァピ好きなので、チェヴァピの画像が多めですが、各地で実際に食べた様子や、それぞれの町の雰囲気もあわせてご紹介していきます。
(ちなみに、今年の夏はモンテネグロにも出かけるので、グリル情報はさらに追加予定です!)
セルビア
セルビアの首都ベオグラードは、バルカン半島の中でも特に活気があるグルメと文化の街です。

ハンガリーのように海のないセルビアでは、お肉のグリル料理がとても充実しています!
私はバルカン半島に着いたら、とりあえず「チェヴァピ(Ćevapi)」をオーダー。ひき肉をスパイスで味付けして焼いた、細長いハンバーグのようなグリル料理です。
一方、夫は「プレスカヴィツァ(Pljeskavica)」と呼ばれるハンバーグ状のグリルが好きで、そちらをよく注文しています。
(右) 赤いペーストはアイヴァル。夫はプレスカヴィツァが大好きです

「アイヴァル(Ajvar)」を付け合わせにオーダーしてみてください!
赤パプリカをじっくり焼いてペーストにし、ニンニクや酢、時にはナスを加えて仕上げた、バルカン半島定番のディップです。
本場で食べるアイヴァルは、とってもおいしいですよ。
レストランがあったのは“ベオグラードのモンマルトル”と呼ばれることもある、「Skadarska(スカダルスカ)」地区。
アーティストが集まる文化的エリアで、レストランやカフェが多く並び、小さなエリアですが雰囲気がとてもいいです。
別の日には、ベオグラード旧市街のレストランでも、チェヴァピとプレスカヴィツァをオーダー。
チェヴァピはファーストフードのイメージが強いですが、私たちは偶然、ちょっと高級な雰囲気のレストランで、再びいただくことになりました。
セルビアの定番サラダは、ストレートに「セルビア・サラダ(Srpska salata)」という名前で、トマト・きゅうり・玉ねぎなどをざくぎりにして混ぜたシンプルなサラダ。
その上にチーズが乗っていると「ショプスカ・サラダ(Šopska salata)」と呼ばれます。ブルガリア発祥で、セルビアや北マケドニアを中心に、バルカン半島で食されています。
チェヴァピの下の白いものは「カイマク(Kajmak)」という乳脂肪のクリーム。ややヘビーですが、こってりとしていて美味しいです。
ベオグラード旧市街にあるクネズ・ミハイロ通り(Knez Mihailova ulica)の様子
セルビアは正教会の国なので、クリスマスは1月7日。
ハンガリーでお店が閉まるクリスマス休暇に、何度かセルビアには遊びにいきました。
「冬休みにヨーロッパへ行くのに、ヨーロッパはクリスマスで見どころがしまっていたら残念」という時は、正教会の国への旅を検討してみてはどうでしょう!?
クロアチア
クロアチアでは「チェヴァピ」のことを「チェヴァプチチ(Ćevapčići)=小さなケバブ」と呼びます。
名前がすごくかわいくないですか!?

ドブロブニクやスプリットなど、海沿いの観光地ではシーフードの方が食べられています。
一方、クロアチアの内陸部やボスニア付近では、チェヴァプチチの出番が多いです!
海沿いの町ザダルで、ものすごく美味しくてお値段も良心的なチェヴァプチチを発見!
Bužaという小さなお店ですが、口コミ評価の高い人気店です。
当時、息子がまだ1歳だったので、泊まっていたアパートにテイクアウト。
あまりにもおいしくて、滞在中3回も通ってしまいました。
ちなみに、本来の目的はチェヴァプチチではなく、私たちの住むハンガリーではなかなか食べられないシーフードフライの盛り合わせでした。
こちらもお味&お値段に感動!
Bužaは今でも、ザダルの隠れた人気店として営業しているようです。
ザダルは「世界一美しい夕日が見られる場所」とも言われていて、日没時には多くの観光客が海沿いに集まります。
クロアチアの首都、ザグレブでもチェヴァプチチを食べたことがあります。
クロアチアというと、ドブロブニクをはじめとした海沿いの町が有名ですが、内陸にあるザブレブは落ち着いた雰囲気が魅力です。
アイバル・生の玉ねぎ・フライドポテトが付け合わせでした
丘の上の旧市街は、中世の名残とバロックの雰囲気がまざる石畳の町。
一方で、丘のふもとに広がる「トカルチチェヴァ通り(Tkalčićeva ulica)」は、レストランとカフェが並び、地元の人と観光客で賑わっています。
(右) ザグレブのシンボル「聖マルコ教会」
カラフルな屋根には旧ハンガリー王国の紋章とザグレブ市の紋章が描かれ、クロアチアとハンガリーの歴史的なつながりを今に伝えています
ボスニア・ヘルツェゴビナ
「トルコのケバブ文化が、ボスニアで独自に発展したのがチェヴァピ」と言われているだけあり、ボスニア・ヘルツェゴヴィナではチェヴァピ専門店をよく見かけます。

“肉とパンと玉ねぎだけ”というシンプルなのが、元祖「サラエヴォ風チェヴァピ」です。
ヨーグルトドリンクと一緒に飲むのが定番になっています。
首都サラエボのチェヴァピの人気店「Ćevabdžinica Petica – Ferhatović」にて、夫は人生初のチェヴァピに挑戦。
活気ある地元のお店の雰囲気に圧倒されながら、おいしく完食していました。
ヨーグルトドリンクも頼みました
バルカン半島の旅で欠かせないのが「ターキッシュコーヒー」。
「トルコ」という単語に微妙な歴史的感情を持つ人もいるため、「Domaća kava(ドマーチャ・カヴァ=家庭風コーヒー)」と呼ぶ地域が多いです。
ボスニア・ヘルツェゴビナでは、ターキッシュコーヒーとかなり似ていますが、若干作り方が異なる「ボスニアコーヒー」が飲まれています。

伝統的なボスニア・ヘルツェゴビナのコーヒーセットは、美しい銅製のトレイにのせられて運ばれてくる、とっても素敵な一品。
「ロクム」と呼ばれる甘いゼリーのようなお菓子が添えられることも多く、コーヒータイムがちょっとした特別な時間になります。
サラエボでお土産に買えます。私も自宅に飾っていて、時々コーヒーを飲む時にも使ってもいます
ボスニアコーヒーやトルココーヒーは、細かく挽いた豆を煮出して淹れる、香り高くコクのある伝統的なコーヒーで、最後には粉っぽい沈殿物がカップに残ります。
少しお砂糖をいれると、とても飲みやすいです。
喫煙もできる文化です

サラエボには異国情緒あふれるカフェが点在していて、ふらっと入るだけでも旅気分が高まります。ぜひ立ち寄って体感してみてください!
サラエボはオスマン帝国とヨーロッパの影響が同居するユニークな町。
かつては世界大戦の火種となり、近年も内戦の記憶を抱えたサラエボ。今ではモスクや教会が共存する穏やかな風景が広がり、平和の大切さを静かに語ってくれる街です。
(右) 戦争犠牲者を偲ぶ永遠の炎(Vječna vatra)
サラエボからバスで約3時間の場所に、ボスニア・ヘルツェゴビナ南部の町モスタルがあります。
16世紀の美しい石橋「スターリ・モスト(古い橋)」が有名。オスマン帝国時代の面影が色濃く残り、歴史と自然が調和した人気観光地です。
モスタルでもチェヴァピを何度もいただきました。夫はだいぶ飽きてしまったようですが、私のチェヴァピ愛は止まりません。
シンプルな「サラエボスタイル」のチェヴァピあれば、観光客向けにサラダなどを飾って、華やかに演出しているところもありました。
モスタルは街歩きが楽しいのみならず、フレンドリーな猫がいっぱい。猫好きさんにも強くおすすめの町です。
北マケドニア
北マケドニアの首都スコピエの旧市街(オールド・バザール)でいただいたチェヴァピとアイバル。
観光客向けのレストランでお味は普通でしたが、夏のテラス席は気持ちがよく、残り物をおねだりする猫たちもたくさんいて、思い出に残る食事の時間でした。
イスラム色の強い旧市街は、歴史的な趣を感じられる必見エリアです。
10年以上前でしたが、新市街はお世辞にも素敵とは言いがたく、旧市街の散策が一番楽しかったです。
北マケドニアとアルバニアにまたがる世界遺産「オフリド湖」と、その湖畔の町オフリドは、自然と歴史の感じられる平和な空気が流れるところ。
オフリド湖は、200万年以上の歴史を持っていて、世界三代古代湖の1つです。
北マケドニアへ行くなら、ぜひ足を伸ばしてみてください。スコピエからバスで3時間30分程度です。
アルバニア
アルバニアの首都ティラナの、オシャレ系レストランでいただいたチェヴァピの1皿。
10年以上前に行ったことも関係していますが、少し高級なレストランでも、物価はかなり安かったです。
当時のティラナも正直インスタ映えするようなスポットはなく、ほとんど写真を撮っていません(苦笑)。
でも、明るくて人懐っこい現地の人たちとのやりとりがすごく楽しかったです。
ティラナからバスで3時間ほどの世界遺産ベラトは、絵本に出てきそうな美しい町並みが残っているので、おすすめの訪問地の1つです。
トルコ
オスマン帝国時代に、周辺諸国へ多大なる影響を与えたトルコ。
バルカン半島のグリル料理の“元祖”とも言えるのが、スパイス入りのミートボール「キョフテ(köfte)」です。
イスタンブールにあるキョフテの老舗店「Tarihi Sultanahmet Köftecisi Selim Usta」にていただきました。
噛みごたえのある牛肉のキョフテはライスとの相性もよくて、とっても美味しかったです!!
キョフテのようなスパイス入りの肉料理の他、「アイバル」「カイマク」「トルココーヒー」など、オスマン帝国の食文化がバルカン半島へ広がり、今の食文化を作っていると思うと、とても興味深いですね。
ちなみに、イスタンブールには日本への一時帰国の際、ターキッシュエアラインズの無料トランジットツアーを利用して立ち寄りました。
市内観光・移動の観光バス・お食事も本当にすべて無料!太っ腹なサービスに感謝です。
ターキッシュエアラインズの市内観光「touristanbul」について、詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ!
ツアーのフリータイムの最中、グランドバザール内の豪華なカフェで、トルコ風のデザートと一緒にトルココーヒーも注文。
本場のトルココーヒー、最高でした👍
【ハンガリーで味わうバルカン料理】私のお気に入りレストラン3選
バルカン半島のグリル料理や町の雰囲気、ちょっとでも伝わっていたら嬉しいです。
ここからは、そんな私がハンガリーで見つけた「これはバルカン半島本場の味だ!」「バルカン半島の雰囲気がでている!」と思う、素敵なレストランを紹介していきます。

いずれも人気店なので、お出かけ予定の際は、事前の予約がおすすめです!
ブダペスト「Csevapivo」(チェヴァピーヴォ)
バルカンのグリル料理好きの私が、ブダペスト、いや、ハンガリー国内でイチオシのお店が「Csevapivo」。
クロアチアとセルビアにルーツを持つオーナー夫妻が経営するレストランで、常に高レビューを獲得している人気店です。

バルカン半島の本場のグリルの味を楽しめる、ハンガリーでは数少ないレストランです
ビール(店名に含まれる”pivo”)やワインメニューも豊富。
時々、バルカン半島のワイン試飲会なども開催されているほどで、お酒好きにも満足のいくラインナップになっています。
とてもカジュアルな場所で、若者からカップル・家族連れまで、さまざまな人が利用しています。
チェヴァピのメインメニュー「サラエボ・チェヴァピ」は、5本・10本・15本から好きな本数をチョイス。
ちなみに、「バニャ・ルカ(Banja Luka)」スタイルのチェヴァピもあって、チェヴァピ数本が“ぎゅっ”とつながった、長方形のかたまりで出てきます。
もちろん、プレスカヴィツァもメニューに並び、さらにはハムやチーズが中に入ったバージョンもあります。
付け合わせは別途オーダー。夫と出かけた時には、フライドポテトとアイバルをそれぞれオーダーしてシェアしました。

先日、友人とCsevapivoに出かけた際は、平日のお得な「ランチセット」を注文しました。
小さいサイズのメイン料理は「サラエボ・チェヴァピ」「バニャ・ルカ・チェヴァピ」「プレスカヴィツァ」の3種類があって、パンがついてきます。
さらに、好きなサイドメニュー1つを「サラダ」「フライドポテト」「アイヴァル」などの中から選びましょう。
私たちは「セルビア・サラダ」と「ショプスカ・サラダ」をオーダーして、別料金で「アイヴァル」と「カイマク」もつけました。
チェヴァピの味は「これ、バルカン半島で食べたのと同じだ〜」といつも感動します。

オーナー夫妻がバルカン半島にルーツがあるだけあり、現地で食べた味を思い起こさせる、本格的なバルカン料理です!
ランチセットのサラダはボリュームタップリでびっくり!アイヴァルやカイマクも安定のおいしさです。
ブダペストではおいしいアイヴァルを見つけるのが難しいのですが、ここCsevapivoなら間違いありません。
最後にボスニアコーヒーをオーダーすると、バルカン半島感がさらに増すのでおすすめです!!
コーヒーはトロッとした口当たりで、少しお砂糖を入れるとまろやかな味わいになります。
なお、今回初めて「Tufahija(トゥファヒヤ)」というデザートに挑戦。
くり抜いたリンゴにナッツや砂糖を詰めて煮込み、シロップに漬け、上にホイップクリームをのせた一品です。
バルカン半島のデザートは美味しいというイメージは特にないので、期待せずにいたのですが、、、「うん、やっぱりだな」というお味でした。
ボスニアコーヒーに一口サイズの甘い「ロクム」がついていますし、デザートは追加でオーダーしなくても良いかなと思います!
Csevapivoへのアクセス・情報
住所 | Budapest, Hollán Ernő u. 13, 1136 |
アクセス | トラムやバスの停車するJászai Mari térから徒歩4〜5分 |
公式ウェブサイト | https://www.csevapivo.hu/(ハンガリー語) |
メニュー | https://www.csevapivo.hu/%C3%A9tlap(ハンガリー語) チェヴァピなどのお肉料理 2,790フォリント〜(約1,130円〜) アイヴァルなどの付け合わせ 950フォリント〜(約390円〜) 平日のランチメニュー 2,500フォリント(約1,010円) ※サービス料は別途12% |
営業時間 | 火〜木曜日 / 11:00〜22:00 金〜土曜日 / 11:00〜24:00 日曜日 / 11:00〜17:00 |
定休日 | 月曜日 |
テーブル予約 | https://reservation.dish.co/landingPage/hydra-55e73870-abcf-11ed-98c5-9d023a43b260 |
センテンドレ「Adria Cafe」(アドリア・カフェ)
ブダペストから郊外列車で40分で行ける、人気の町センテンドレ。
かつてオスマン帝国の迫害から逃れたセルビア人たちが築いた町なので、石畳の小道やセルビア正教の教会があり、どこかバルカン半島の雰囲気が漂います。
Adria Cafeはその名の通り、アドリア海沿岸の雰囲気を感じられるレストラン。
バルカン半島風のグリル料理に加えて、ギリシャ料理やシーフードも豊富。アドリア海のみならず、地中海らしい明るさも感じられます。
センテンドレの旧市街へ入る橋の手前にあり、天気の良い日にはテラス席が出ています。
観光客にも地元の人にも人気のお店なので、特に週末や観光シーズンは予約がおすすめです。
メニューを広げると、バルカン半島のグリル料理やサラダ、チーズ、アイヴァルなどがずらり。
シーフードやギリシャ料理、ギリシャワインもあり、全体的に“ギリシャ寄り”な印象もあります。

メニューが多すぎてよくわからない場合は、店員さんにおすすめを聞いてみましょう!
取り分けるお皿は、センテンドレの工房「Szilágyi Kerámia(シラーギ・ケラーミア)」のもので、愛らしいデザインと色合いが人気です
色々オーダーをすると、大きな木のプレートに乗って運ばれてくるので、一気にテーブルが華やかに!
見た目もお味も、きっと満足できると思います。ぜひ、ちょこちょこと色んな味をためしてみてください。
トルコ風コーヒーがおいていないのが残念なのですが、コーヒーも色々な種類がありますよ。

本場の味とは若干違うのですが、この雰囲気がすごく好きで、センテンドレでおすすめしたいお気に入りのレストランです!
センテンドレ観光の思い出とともに、バルカン半島っぽさを感じられるAdria Cafeへぜひどうぞ!
センテンドレの観光情報はこちらにまとめてあります。散策好きにおすすめの目的地です!
Adria Cafeへのアクセス・情報
住所 | Szentendre, Kossuth Lajos u. 4, 2000 |
アクセス | センテンドレ駅から徒歩6分 |
公式ウェブサイト | https://www.adriacafe.hu/(ハンガリー語) |
メニュー | 公式ウェブサイトの“ételek”(料理)をクリック チェヴァピ単品 1,990フォリント(約800円) プレスカヴィツァ単品 1,690フォリント(約680円) アイヴァル単品 1,890フォリント(約760円)、など |
営業時間 | 12:00〜22:00 |
定休日 | なし(クリスマスなどは、別途要確認) |
テーブル予約 | e-mail: info@adriacafe.hu 電話番号:+36 20 448 8993 |
ペーチ「Balkán Bisztró」(バルカーン・ビストロ)
クロアチアとの国境に近いハンガリー第5の都市ペーチにも、バルカン料理を提供する素敵なレストラン「Balkán Bisztró」があります。
気候の良い時期は、バルカン半島を思わせるような、開放的で気楽な雰囲気のテラス席が人気。
一方、古い建物を改装して作られた、天井の高い店内も趣があって素敵です。
メニューにはチェヴァピやプレスカヴィツァ、トルコの定番料理「キョフテ」もあります。
ペーチはワインの産地に囲まれていて、店内ではワインを楽しむ人も多く見かけました。
最後は家庭風コーヒー(ターキッシュコーヒー)をどうぞ。
Balkán Bisztróは、本場の味をそのまま再現したお店というより、雰囲気の良さと、ペーチで味わえるおいしい料理を楽しむスタンスで訪れるのがおすすめです。
私が出かけた時もレストランは大人気で、とても賑わっていました。
接客の評判もとてもいいです。
大好きな街、ペーチについてまとめた記事はこちらです。Balkán Bisztróの情報も載せています。ブダペストからは電車で約3時間、時間に余裕のある方は1泊してみてください!!
Balkán Bisztróへのアクセス・情報
住所 | Pécs, Ferencesek utcája 32, 7621 |
アクセス | セーチェーニ広場(街の中心の広場)から徒歩4分 |
公式ウェブサイト | https://balkanbisztropecs.hu/(ハンガリー語) |
メニュー | 公式ウェブサイトの“Étlap / Itallap”(フードメニュー/ドリンクメニュー)をクリック チェヴァピセット普通サイズ(パン・アイヴァル・玉ねぎ・キャベツサラダ)3,680フォリント(約1,490円) プレスカヴィツァセット(パン・カイマク・玉ねぎ・キャベツサラダ) 5,380フォリント(約2,170円) キョフテセット(パン・ミントヨーグルト風味キュウリサラダ)4,980フォリント(約2,010円) |
営業時間 | 水〜木曜日 / 17:00〜22:00 金〜土曜日 / 12:00〜23:00 日曜日 / 12:00〜21:00 |
定休日 | 月曜日、火曜日 |
テーブル予約 | e-mail: balkanbisztro@gmail.com 電話番号:+36 30 891 6809 |
【まとめ】ハンガリーで味わう、バルカン半島の魅力
オスマン帝国時代の影響を受けながら、地域ごとに個性を加え、今も多くの人々に親しまれているバルカン料理。
今回はそんなバルカン料理のなかでも、特にグリル料理に焦点をあて、私が実際に旅先で訪れた町やお店の雰囲気も交えながらご紹介しました

バルカン半島とチェヴァピが大好きな私が選んだ、ハンガリー国内のバルカン料理レストラン。
チャンスがあれば、ぜひ足を運んでみてくださいね!
ハンガリーを訪れる予定のある方、ちょっと変わった料理を楽しみたい方、そしてバルカン文化に興味がある方にとって、少しでも参考になればうれしいです。