エーゲ海に浮かぶ島々を、7泊8日でめぐるCelestyal Journeyのクルーズ。
毎朝ちがう港で目を覚まし、憧れの土地の空気を吸い込んだ、濃密な8日間でした。
訪れたのは、クシャダス(トルコ)・ロードス・クレタ・サントリーニ・ミコノス・ミロスの6つの寄港地。
名前を並べて見るだけでも、ワクワクするラインナップです!
古代遺跡から中世の城壁都市、白と青の町、そして月面のような火山島まで、歴史も景色もそれぞれに違い、どこも忘れがたい場所ばかり。
この記事では、家族4人で実際にめぐった6つの寄港地を、ダイジェストでご紹介します。
港からの移動方法や、観光のアドバイスをまとめたので、これからお出かけになる方の参考になればうれしいです🎉
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本宮愛栞(もとみや あいか)
旧名「りり」でブログを書いてきました。
🇭🇺 ブダペスト在住20年。ハンガリー情報を中心に、旅先の情報も発信中。
🎒 世界50カ国以上を訪問。インドや暖かい国が大好きで、中欧周辺にも愛着あり。
🍀 ブダペストを拠点に、旅と暮らしを行き来するボヘミアンな生活を送っています。
「これ、誰かの役に立つかも」と思ったことや、「旅人の視点で見るハンガリーの情報」をブログで発信しています。
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7泊8日でめぐった寄港地と、我が家の観光の方針

Celestyal Journeyでの7泊8日の旅は、訪れる港での滞在時間が長く、特にサントリーニ島とミコノス島ではゆっくりできるスケジュールです。
2026年夏の各寄港地の到着・出港時間は以下の通りでした。
| Day | 寄港地 | 到着 | 出港 |
|---|---|---|---|
| 1 | アテネ(ピレウス)出港 | — | 17:00 |
| 2 | クシャダス(トルコ) | 08:00 | 18:00 |
| 3 | ロードス島 | 08:00 | 18:00 |
| 4 | クレタ島(アギオス・ニコラオス) | 08:00 | 20:00 |
| 5 | サントリーニ島 | 08:00 | 22:00 |
| 6-7 | ミコノス島 | 08:00 | 翌02:00 |
| 7 | ミロス島 | 08:00 | 18:00 |
| 8 | アテネ(ピレウス)帰着 | 06:00 | — |
ひとくちに寄港地といっても、港によって上陸の仕方も、見どころまでの距離もさまざま。
船を降りてすぐ旧市街を歩ける港もあれば、テンダーボート(小型船)で上陸する港、見どころまで車で30分以上かかる港もあります。
今回の旅は6歳と4歳の子ども連れ。
とにかく家族みんながご機嫌に、楽に過ごせることを最優先にしました。
そのため、移動が必要な場所では、多少割高でも車などにお金をかけ、できるだけ事前に手配してストレスを減らす作戦に。

ひとり旅なら、私はローカルな移動を楽しむタイプ。
でも子連れとなると話は別なので、手配しておいたタクシーに乗って「ぐずる前にサッと動ける」ことのありがたさを実感しました。
船内で申し込めるCelestyalの寄港地ツアーも、優先的に下船できるなどの利点がありいいと思います。
我が家の場合は、団体だと途中で切り上げたりルートを変えたりできないのがネックで、申し込みは見送りました。
どんなふうに移動したかも交えながら、各寄港地の様子をご紹介します。
クシャダス(トルコ・エフェソス遺跡)

| クシャダスの基本情報 | |
|---|---|
| 上陸 | 接岸(歩いて下船) |
| 港から町まで | 徒歩ですぐ エフェソス遺跡へは車で約30分 |
| 観光のアドバイス | 世界遺産のエフェソスへ行く場合は、暑くなる前の早い時間がおすすめ クシャダスの港町の散策も楽しい |
トルコ・クシャダスの目玉は、車で約30分の場所にある古代都市エフェソス。
およそ2000年前、ローマ帝国の一大都市として栄え、当時は数十万人が暮らす、帝国でも指折りの規模を誇りました。
現在も列柱や図書館、大劇場などが広大に残る、トルコ屈指の世界遺産です。
私は一度訪れたことがありますが、家族にも見せてあげたいと思い訪問を決定。
移動は、あらかじめGoogle Mapsで見つけたタクシー会社に、120ユーロで車を事前手配し、朝9時15分に待ち合わせて出発しました。

日陰がないので帽子やサングラス、水分の準備も必要です
遺跡ではできるだけ体力を消耗しないよう、上のゲートから入って下り坂を歩くコースを希望しました。
かつてここに、ローマ帝国でも指折りの大都市が広がっていたと思うと、じわりと歴史が伝わってくるような感覚に。
ただ、今は土台や柱だけになっている場所も多いので、じっくり歴史を知りたい人は、ガイドさんをつけて回るのが一番いいと思います。

突き当たりに見えるのがケルスス図書館です
感慨に浸っていたのも束の間、数日前にアテネのアクロポリスで退屈していた娘が、エフェソスの遺跡でも「つまらない」「暑い」「船がいい」とご機嫌斜めに。
でも、途中で遺跡に住む野良の亀や、犬や猫たちに会えるたび、娘もちょっと元気になり、なんとか歩き通せました。

大当たりだったのが、入場料に含まれる Ephesus Experience Museum。
涼しい室内で、映像と音で古代都市がよみがえるイマーシブ展示に、子どもたちは大興奮。
見終えた子どもたちは「きれいな街が、今はボロボロになったんだね」と、納得した様子でした。

エフェソスの昔の姿をイメージできるので、入場してよかったです
エフェソスにいたのは1時間30分程度で、その後クシャダスの港へ戻りました。
明るい港町の雰囲気を味わいながら少し散策をして、名物のトルコアイスを購入。
伸びるアイスをなかなか渡してくれない、あのパフォーマンスに子どもたちはびっくり&大喜びでした。

伸びるアイスのパフォーマンスがおもしろかったです

散策も楽しめました
ロードス島

| ロードスの基本情報 | |
|---|---|
| 上陸 | 接岸(歩いて下船) |
| 港から町まで | 徒歩で4〜5分 |
| 観光のアドバイス | 旧市街の散策や観光が楽しい町 |
ロードスは、中世に聖ヨハネ騎士団が築いた城壁の街。
その後400年近くオスマン帝国領だったこともあり、ヨーロッパとトルコの空気が混ざり合う、独特の雰囲気をまとっています。
十数年前に一度訪れ「絶対また来たい」と思っていたので、念願の再訪となりました。

船を降りて少し歩くと、すぐに城壁の中の旧市街へ到着。
街全体が世界遺産で、石畳を歩くだけでタイムスリップ気分になれます。
この街は、お店がずらりと並んでいるせいか、なぜか買い物したくなる空気。
旅先でめったに物を買わない私も、前回はここで洋服を買いましたし、今回の船旅に持ってきたバッグも、実はロードスで買ったものです。

猫を撫でながらの気ままな街歩きも楽しい
娘も女神様みたいなワンピースに一目惚れして、即おねだりされました。
猫たちを撫でながら歩いたり、大きな木の下のカフェで休憩したり。気ままな街歩きが楽しいです。

見どころは騎士団長の宮殿。
この宮殿を築いたのは、中世に島を支配した聖ヨハネ騎士団(のちのマルタ騎士団)です。
エルサレムを追われてこの島に本拠を移し、約200年かけて旧市街を今の姿に要塞化しました。

宮殿には入らず外観見学、庭の散策や海の景色を楽しんだあとは、有名な「騎士団通り」へ。
かつてヨーロッパ各国から集まった騎士たちが、出身地ごとに館を構えて暮らした坂道でいい雰囲気です。

各国の騎士が館を構えた石畳の坂道です
子どもたちが疲れてきたので、2時間30分ほどで船へ戻りました。
もう少し歩きたかったけれど、それはまたいつかの機会に。
夫は、今回の船旅でロードス島が一番気に入ったそうです。
クレタ島(東部の町、アギオス・ニコラオス)

湖を見下ろす高台のカフェで
| クレタ(アギオス・ニコラオス)の基本情報 | |
|---|---|
| 上陸 | 接岸(歩いて下船) |
| 港から町まで | 徒歩で4〜5分 |
| 観光のアドバイス | 町はこぢんまりとしていて、散策が楽しい 有名なクノッソス宮殿(車で1時間15分)へ行くには、Celestyalの寄港地ツアーがおすすめ |
東西に大きく広がるクレタ島。
イラクリオンやハニアには行ったことがありますが、東側のアギオス・ニコラオスは初めて訪れました。
湖を中心に、海と山に囲まれた小さなリゾート港町で、こぢんまりとしてかわいらしい雰囲気です。

高台のカフェからの眺めもよく、予想していた以上に素敵な町で、いい意味で裏切られました。
港の近くにはビーチもあり、行くか迷ったのですが、結局この日はクルーズ船のプールで過ごすことに。
アギオス・ニコラオスの町にいたのは1時間30分ほどでしたが、とてもいい気分転換になりました。

クレタ島で有名な場所といえば、ギリシャ神話の舞台クノッソス宮殿。
歴史好きの方や「クレタ島に来た!」という手応えがほしい方にはおすすめです。
ただし、イラクリオン近郊にあり、アギオス・ニコラオスからは車で1時間15分程度。
GetYourGuideなどではこの町発のツアーが見当たらなかったので、Celestyalの寄港地ツアーを利用するか、信頼できる車を手配するのが現実的だと思います。
サントリーニ島

| サントリーニの基本情報 | |
|---|---|
| 上陸 | テンダー(ボートで上陸) |
| 港から町まで | 崖の上のフィラへはケーブルカー(片道大人10ユーロ、子ども5ユーロ) もしくは、水上タクシーで別の港へ移動し、そこから徒歩やバス |
| 観光のアドバイス | 観光シーズンは大混雑するので、対策が必要 ・ピークの時間帯を避ける ・寄港地ツアーを利用する(優先的に下船できるため) ・水上タクシーを利用する(片道30ユーロ〜) ・現地ツアーを利用する(水上タクシーを使う場合が多い) |
青いドームに白い壁。エーゲ海の主役といえば、誰もが憧れるサントリーニ島ではないでしょうか。
島の断崖は紀元前の大噴火でできたカルデラの跡で、「幻の大陸アトランティス」の伝説は、この場所だったとも言われています。

昔、8月に1泊したことがありますが、小さな宿でも高額で、町は観光客で大混雑。
「6月か9月ならもっと空いているよ」という地元の人のひとことが忘れられず、いつか再訪したいと思っていた場所です。
クルーズ船で混雑期にサントリーニを訪れると、有名な落とし穴が。
それは、クルーズ客が使う旧港から崖の上の町へ上がるケーブルカーが激混みで、1〜2時間待ちも珍しくないということです。

写真左下の白い建物がケーブルカー乗り場で、そこから崖の上の町に向かって、線路が一直線に伸びています
私たちが訪れた7月1日は、クルーズ船が4隻停泊、上陸予定は5000人超え。
船から港へ渡るテンダーボートに乗るのも一苦労しそうな状況の中、子連れだとカオスになるのが目に見えていました。
Celestyalの寄港地ツアーに参加する案、午後遅めに出かける案などさんざん検討した結果、最終的に奮発して約5時間のプライベートツアーを予約。
追加で往復の水上タクシーも手配したので、行列には全く並ばずにすみました。

ガイドさん運転の車で、島の高台に立つ小さな教会(プロフィティス・イリアス)を訪ねたり、観光ずれしていない静かな町メガロホリを散策したり。
自力では行きにくい場所まで回れるのが、プライベートツアーのありがたいところで、私も島内で初めて訪れる場所を満喫しました。

黒い砂浜が広がるペリッサでのランチタイムには、息子と娘が海で泳ぐ時間も。
2人はここが一番楽しかったようでした。
サントリーニのビーチは火山島ならではで、黒・赤・白と場所によって砂の色が異なるそうです。

締めは定番のイアの絶景。
午後3時頃のかなり暑い時間でしたが、イアが一番空いている時間ということで、落ち着いて散策をしたり、写真を撮ったりできました。

思い切ってプライベートツアーにして、ストレスなく移動できてよかったです。
帰りの水上タクシーから見上げるサントリーニ島の絶壁と町並みも、美しくて忘れられない風景の1つになりました。

ちなみに、午後4時頃には、下から上へ向かうケーブルカー乗り場はガラガラでした。
もともと午後にサントリーニ観光をする計画もたてていたのですが、次に来るなら、午後にケーブルカーで上がるのもよさそうだと思いました。
ただし、混み具合はその日の他のクルーズ船の到着・出発時刻に大きく左右されます。
上から港へ降りるケーブルカーも数時間待ちになることがあるので、事前にその日の寄港状況を調べて、混雑のピークを避けるのがポイントです。

ミコノス島

| ミコノスの基本情報 | |
|---|---|
| 上陸 | テンダー(ボートで上陸) ※その日の港の状況により接岸のことも |
| 港から町まで | 無料のシャトルバスが運行(所要約5分) |
| 観光のアドバイス | 町歩きが楽しい島 歴史好きなら世界遺産デロス島がおすすめ (船の寄港地ツアーか、GetYourGuide等の現地ツアーあり) |
ミコノス島は、ギリシャの中でも屈指の人気を誇る島。
「エーゲ海の白い宝石」と呼ばれ、迷路のような美しい旧市街やかわいい風車がシンボルです。
この日は4000人規模の大型船が接岸していましたが、夕方17時には出航予定。
だったら混雑が引く時間を狙おうと、あえて午後3時半すぎにテンダーで港へ向かい、この作戦が大正解でした。

白い路地はそれほど混雑しておらず、どこを歩いても絵になって、そこかしこに猫がいっぱい。
子どもたちは猫を見つけるたびに大興奮でした。

憧れだった風車も間近でみて、すぐ隣には公園もあり、子どもたちはひと遊びできました。

そして、この島でのサプライズが、海沿いのリトル・ベニス。
混雑する時間を外したおかげか、海に面した特等席のテーブルがすんなり取れて、波の音を聞きながらドリンクを一杯。
夕日にはまだ早い時間でしたが、この穏やかなひとときは、一生忘れられない思い出になりました。


その後、小さな教会を見学し、裏手のビーチで子どもたちが水遊びを楽しんで、シャトルバスで港へ。
上陸していたのは3時間ほどでしたが、中身の濃い時間になりました。
ちなみに行きはテンダーボートでしたが、帰りは大型船が去ったあとで、Celestyal Journeyが接岸したので歩いて乗船できました。

次に来ることがあれば、今回は行けなかったデロス島にも足を延ばしてみたいです。
太陽神アポロンとアルテミスが生まれたとされる聖なる島で、島全体が世界遺産。
実は古代はこのデロスが主役で、いま華やかなミコノスは、巡礼者が立ち寄る脇役の島だったんだそうです。
ミロス島

| ミロスの基本情報 | |
|---|---|
| 上陸 | テンダー(ボートで上陸) |
| 港から町まで | 港のアダマンタスはすぐ(ただし町は小さめ) 丘の上のプラカへは車で約10分 |
| 観光のアドバイス | 港のまわりは小さめ。島の見どころへは車やバスで移動 ・サラキニコへは車やバスで約10分 ・絶景の多くは船でしか行けないので、ボートツアーが人気 (船の寄港地ツアーか、GetYourGuide等の現地ツアーあり) |
最後の寄港地は、あの有名な彫刻「ミロのヴィーナス」が発見されたミロス島。
火山が生んだ真っ白な奇岩や、船でしか行けない海食洞など、ほかの島にはないユニークな自然が魅力です。

船でのんびり過ごすことも考えたのですが、“月面のよう”と言われるサラキニコを見てみたくて、上陸を決めました。
ミロスは公共交通が弱く、港町アダマンタスからサラキニコへのバスは1〜2時間に1本のみ。
タクシーの台数がかなり少ないとの情報だったので、事前に現地の旅行会社に往復送迎の予約をいれ、約10分ほどの距離を移動しました。

サラキニコは白い岩肌がどこまでも続いて、とても不思議な場所。
見たことのない景色で、訪問して正解でした。
日陰やお店がまったくないので、帽子と水は必須です。

当初は歩いて眺めるだけの予定でしたが、子どもたちが「海に入りたい!」と言い出して、急きょ水遊びタイムに。
タクシーの予定を変更し、入り江の穏やかな水で1時間ほどたっぷり遊びました。
正午近くまで岩場に影ができていたので、私はそこで待機できたのはよかったです。

正午前までこんな感じで岩場に影がありました
このあと、丘の上にある中心の町プラカを散策するつもりでしたが、みんな疲れてしまってキャンセル。
港へ戻ってもらい、タクシーは往復で45ユーロでした。
ミロスの絶景は、その多くが船でしか行けない場所にあります。
海賊の隠れ家だった洞窟クレフティコを巡るボートツアーが大人気。
自然が好きな方は、ぜひ出かけてみてください。
寄港地編のまとめ

6つの港と町をめぐって、船は再びアテネ・ピレウス港へ。
毎朝ちがう島で目を覚まし、日中は観光をして、船に帰れば移動も食事も全部おまかせ。
子連れでも身軽で、それでいて濃密な8日間でした。
同じエーゲ海でも、遺跡のクシャダス、中世のロードス、湖畔のアギオス・ニコラオス、絶景のサントリーニ、華やぐミコノス、月面のミロスと、どの港も違う表情を見せてくれたのが印象に残っています。
個人的には、初めて訪れたミコノス島で、海辺のカフェでのんびりできたのが嬉しかったです。
これだけ多くの魅力的な土地を、一度にめぐれるCelestyal Journeyの旅。
旅好きなみなさんに、自信を持っておすすめします!
7泊のクルーズを快適に過ごすには、ちょっとした持ち物の工夫も大切でした。
実際に「持ってきてよかった!」と思ったグッズなどを、次の記事でくわしくご紹介します。
これからクルーズを控えている方は、ぜひ準備の参考にしてくださいね。
このCelestyal Journeyの旅については、これまでにもいくつか記事を書いてきました。
気になるテーマから、あわせて読んでいただけたらうれしいです。





