【エステルゴムの楽しみ方3選】ブダペストから日帰り観光できるけど、宿泊してみた!

スロヴァキア側からみるエステルゴム大聖堂

ブダペストから北西に向かって電車で1時間の場所にあるのが、エステルゴム(Esztergom)という古い歴史のある街です。

先史時代から人々が住んでいたと言われており、ローマ時代の集落も発見されています。

ハンガリー初代国王の聖イシュトヴァーン生誕の地であり、彼がローマから送られた王冠を授けられたのもここエステルゴム。

ハンガリーのカトリックの総本山であるエステルゴム大聖堂があり、国の宗教的な中心地です。

エステルゴムはハンガリーの発祥とも言える大切な場所なので、「ハンガリーのローマ」や「ハンガリーのシオン」と呼ばれたりもします。

丘の上に立つハンガリー最大級の大聖堂から望む、ドナウ川や周辺の山々の景色は素晴らしいです。

街には緑も多く歩いていて気持ちがいいです。歴史を感じられる旧市街やドナウ川沿いをぶらぶらして楽しめます。

こんな人にエステルゴムへの旅はおすすめです!

  • 大聖堂や教会巡りが好き
  • 歴史に興味がある
  • きれいな景色を見たい
  • ブダペストから日帰りで行ける場所を探している

ブダペストから日帰りでいけるエステルゴムですが、以前から気になっていたホテルが直前予約割引キャンペーンをしていたので、思い立って8月のとある日に家族で宿泊してみました。

8月なのに寒くて小雨も降った週末でしたが、街の様子とホテルの宿泊レポートを一緒にお届けします。

エステルゴムへの日帰り旅行や宿泊を検討中のみなさん、ぜひ最後まで読んでいただき、旅の計画の参考にしてください!!

※2023年8月現在エステルゴム大聖堂は改修工事中、トップの写真は2019年に撮影したものです。

目次
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エステルゴムとは

エステルゴムの町の様子
ドナウ川の支流にかかる橋を渡って大聖堂方面へ

ケルト人やローマ人も住んでいたとされるエステルゴムですが、900年代にハンガリー人が入居します。聖イシュトヴァーンの父であるゲーザ大公が、ローマ時代の要塞だった場所に居住し、国の統治の拠点としました。

ハンガリー初代国王の聖イシュトヴァーンはエステルゴム生まれ。西暦1000年に戴冠式をエステルゴムで行い、ハンガリーはキリスト教国としての歴史を刻み始めました。

街の名前の由来は諸説あり、様々な呼ばれ方をしてきましたが、1079年にはすでに「エステルゴム」という地名が文書に記されています。

エステルゴムへはブダペストから電車で1時間ちょっとでアクセスできる上に、「ドナウの曲がり角」と呼ばれるこの地域の、ドナウ川・山々・赤煉瓦の屋根の街並みを楽しめるのも魅力の1つです。

クーポラに上っている途中の景色
大聖堂のクーポラへ向かって上る最中の画像(2019年撮影)

エステルゴムにはスズキ自動車の工場があることでも有名で、町を歩いているとスズキの看板をよく見かけます。

運河にある船着場やレンタサイクル、スポーツ総合施設や地元のサッカーチームのスポンサーにもなっています。

スズキのロゴの入ったレンタサイクル
スズキの文字の入ったレンタサイクル

エステルゴム観光の楽しみ方3選

大聖堂を下から撮影
エステルゴム大聖堂とエステルゴム城を下から眺める

エステルゴム観光の最大の目玉はエステルゴム大聖堂です。内部の宝物館では、11世紀から収集された貴重なコレクションを見学できます。大聖堂のクーポラにのぼって景色を眺めるのもいい思い出になります。

2023年8月現在、エステルゴム大聖堂は改修工事中で、グリーンのクーポラの中身が剥き出しになっていましたが、それはそれで意外と渋くてかっこよかったです。

大聖堂の観光を終えたら、街に点在する博物館を訪れたり、歴史を感じさせる街の小道を歩いたり、時間があればスロヴァキアへ橋を渡って行くこともできます。

エステルゴム大聖堂の見学と、そこからの景色を楽しむ

エステルゴム大聖堂
改修工事前の大聖堂の姿 / 画像引用元:エステルゴム大聖堂公式ページ

エステルゴム大聖堂はハンガリーで一番大きな教会建築です。高さ約100メートルの大聖堂を実際に目の前にすると、その大きさに驚かされます。

元々建てられていた教会は火災にあったり、トルコ軍に破壊されたりして、現在の姿になったのは19世紀になってからです。

エステルゴム大聖堂は小高い丘の上にあります。歩き始める場所によりますが、結構急斜面なルートもあるので、がんばって上っていきましょう。

2023年8月、大聖堂の改修工事真っ只中の外観はこちらです。2024年に完成予定ですが、工期が延びる可能性もすでに示唆されています。

改修工事中のエステルゴム大聖堂
改修工事中のエステルゴム大聖堂
大聖堂の柱の写真
非常に大きな大聖堂の柱

大聖堂の一部は工事のため入場ができませんが、通常通り見学できる箇所も多くあります。

大聖堂正面の祭壇画は、1枚のキャンバスに描かれた祭壇画として世界最大です。ベネチア出身のミケランジェロ・グレゴレッティの作品で、聖母マリアの被昇天が描かれています。

大聖堂の内部
エステルゴム大聖堂の内部の様子 / 画像引用元:エステルゴム大聖堂公式ページ

今回は子連れだったので大聖堂は近くから見ただけでしたが、2019年には入場してクーポラにも上りました。(2023年8月現在、出発時間が1日数回に限定されていますが、改装工事中でもクーポラには上れます。)

狭い螺旋階段をぐるぐると上るので大変ですが、上からの景色は素晴らしかったです。途中、大聖堂の鐘も間近でみることができました。

クーポラから街とドナウ川を撮影
クーポラからの景色(2019年撮影)

大聖堂内部の宝物展では、11世紀から収集されている古く貴重なコレクションの数々が展示されています。戴冠式で仕様された織物や金細工、金でできた十字架、聖人たちの歯や骨などがコレクションの一部です。

宝物展の上の階のパノラマルームではコーヒーなどが提供されていましたが、現在は改修工事のためクローズしています。

大聖堂のパノラマルーム
パノラマルーム(2019年撮影)※2023年8月現在改修工事のためクローズ
大聖堂の展示物
エステルゴム大聖堂内部の展示場。大聖堂とその周辺の模型

大聖堂に入場せしたりクーポラに上らなくとも、ドナウ川方面に回るとこんな景色を誰でも望むことができます。

大聖堂の丘からの景色
エステルゴム大聖堂の裏川から見る景色。ドナウ川対岸はスロヴァキア

この景色を見ながら北の方向(右の方向)に進んで行くと、聖イシュトヴァーンの戴冠の像があります。

そこからの景色も本来はとてもいいのですが、私たちが今回訪れた時は小雨が降り始め、風もとても強かったです。

聖イシュトヴァーンの戴冠の像とそこからの景色
(左)聖イシュトバーンの戴冠の像(右)せっかくのビューポイントですが、お天気がイマイチ。風が強く髪の毛が大暴れでした

エステルゴム大聖堂の情報

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