ブダペストの北東、エゲルとミシュコルツの間にはブック（Bükk）と呼ばれる美しい山岳地帯が広がっています。
その中でも風光明媚なLillafüred（リラフレド）にあって宿泊客を魅了してきたのが宮殿ホテル、Hotel Palota Lillafüred （ホテル パロタ リラフレド）です。※旧名：Hunguest Hotel Palota
家族4名と私の両親2名の合計6名で2022年11月に滞在しました。
過去に夏にも滞在したことがあるので、その時とも比較しつつ、ホテルやリラフレドの魅力についてお伝えできればと思います。
ホテルや周辺はエレガントな見た目ですが、子供と滞在しても楽しめますよ。
りり / 旅行大好き
ハンガリーの首都、ブダペスト在住18年
1人旅が大好きで、世界50カ国以上を訪問
東京で旅行会社に4年勤務経験あり
ヨーロッパに長年いるけれど、実はインドや暖かい国が大好き
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Hotel Palota Lillafüred（ホテル パロタ リラフレド）
1920年代に建築計画が始まり、1930年からホテルとして営業されてきたこちらの建物は、第2次世界大戦時は病院として利用されていました。1993年にHunguest Hotelの傘下に入り、ホテルの改修もなされ、2023年4月からはHunguest Hotelグループから独立して経営されることになりました。
客室数は131室。ホテルの地上階（1階）はエレガントなロビーとレストランになっており、1階（2階）以上は客室、地下1階がスパエリアです。
ホテル パロタ リラフレドの住所・アクセス
住所：Lillafüred, Erzsébet stny. 1, 3517
アクセス：ミシュコルツ-ティサイ鉄道駅（Miskolc-Tiszai）から車で25分（詳細は後述）
客室
夫と子供たち2人の合計4人の部屋を予約、ファミリー向けのスイートルームでした。
内装はクラシックで、設備や家具は古くもないけれども最新ではないな…という感じでした。（しかし、料金設定が高い改装済みのお部屋もあります！！）
バスルームは電球の位置の関係で少し暗かったです。
今回泊まった部屋は中庭向きでテラス付きでした。
ソファーベッドはあらかじめベッドにしておいてもらうようお願いしてありました。
入口に収納棚のある小さな部屋があったので、荷物を置けたのはとても便利でした。
＼ 宮殿ホテルに宿泊！ ／
お部屋をみてみる【エクスペディア】スパエリア
子供用の浅いプールがあるので、子供たちは大はしゃぎでした。
ジャグジーなどのついているプールは平日のお昼前後に行ったら空いていました！
これ以外にも、遊泳用のプール（温度は低め）があります。
また、小さいサイズのサウナは数か所にあり、スチームルームもあります。
スパエリアは常に清潔に保たれていて、快適に過ごせました。
レストラン
レストランの雰囲気はさすが宮殿ホテル、他ではなかなか味わえないです。
お食事のお味は可もなく不可もなく…まずまずといったところです。
子供用のダイニングチェアを使用できます。
レストランはとても広いのですが、朝食時は中庭向きの窓側の席が明るくて気に入りました。
中庭
ホテルの中庭は広々としていて、美しく保たれています。
夏に訪れた時はビーチチェアが置いてあり、プールで泳いでビーチチェアで日向ぼっこをして…というルーティンが人気のようでした。
以前夏に撮影した写真です。夏はすべてが青々としていて、印象も違いますね。
その他館内画像
地上階ロビー、ロビー脇の階段、客室までの廊下です。
ホテルの入口、廊下から出られる湖向きのテラス
レストラン横の丸いテラスへの扉は冬季は閉まっているそうですが、別の1階のテラスに出ることができました。（ハウスキーパーさんに聞いてみたら、鍵を持ってきて開けてくれました。）
宿泊した感想
全体的に普段味わえない雰囲気があり、その点では抜群です。
お部屋のタイプにもよると思うのですが、料金設定の高いお部屋でないと全体的にやや古い感じは否めないと思います。モダンなお部屋が好きな方はPremiumとつく客室を選んでください。
スパエリアは清潔です。地下にあるので自然光は入らず少し暗いと感じる場合もあるかもしれませんが、奥のジャグジー付きのプールは庭園からの明かりが入ってきます。
小さいサイズのサウナがたくさんあるので、サウナ好きな方は特に楽しめると思います。
レストランのお食事も味というよりは雰囲気を楽しむのがいいです。以前夏に泊まった時にはデザートにアイスクリームがあって、子供たちが楽しそうにすくっていたのが印象的でした。
ホテル内には（子供プール以外には）子供用の遊び部屋などはありません。一方、ホテルの周りは自然に囲まれていて、お子さんと出かけるのが楽しいところです。
ホテル周辺の見どころ
ホテル正面の段々庭園
一般の人も訪れることができる庭園で、ホテルと同時期に造られました。
山の斜面に造られているため坂道や階段でつながっています。滝も流れています。
夏に撮った画像もどうぞ。お花がきれいでした。
庭園の一番高い部分に、とても小さいですが公園もあります。
湖（Hámori tó）
庭園とは反対側には湖があり、天候のいい時期（春～11月上旬頃まで）ボートに乗れます。
以前夏に撮影した画像です。
その他色々（森林鉄道、リフト、動物園など）
個別に説明しきれないほど、他にもホテルの周辺には見どころがたくさんあります。
ホテルから徒歩で行ける範囲内では、ホテル中庭の隣に駅のある森林鉄道、いくつかの洞窟（Anna Cave, Szent Istvan Caveなど）、リフトとその周りのハイキングコース、などがあります。
バスや車などで少し足を伸ばすとミシュコルツ動物園、ディオーシュジュール城（DIÓSGYŐRI VÁR）、洞窟温泉が有名なミシュコルツタポルツァ（MISKOLCTAPOLCA BARLANG- ÉS GYÓGYFÜRDŐ）もあります。
Lillafüredへの行き方
ブダペストから電車で行く場合は、東駅 （Keleti pályaudvar）からミシュコルツ駅（Miskolc-Tiszai）まで行ってください。所要2時間、1時間に1本運行しています。
その後リラフレドまでの移動は以下の通りです。
- バス2本（Hóvirág utcaで乗り換え、1番バス→15番バス）で、約50分かけてホテルまで行けます。
- 春～秋と、冬の週末は森林鉄道を使ってホテルへも行けます。ミシュコルツ駅からトラム1Vに乗って約25分、LÁEV (kisvasút)停留所で下車をして森林鉄道に乗り換えます。森林鉄道でリラフレドまで約30分です。
森林鉄道時刻表：https://www.laev.hu/index.php/a-laev-nyari-menetrendje - タクシーで30分弱です。私たちは人数が多かったのでタクシーを利用、約7,000フォリントでした。
子連れ鉄道旅の場合は必ず割引チケットを買ってください。あと、東駅のラウンジも利用してみませんか？
旅の荷物は少しでも軽く！サムソナイトのスーツケースがおすすめです。
ホテル パロタ リラフレドとリラフレド周辺のまとめ
ホテル パロタ リラフレドは優雅な宮殿の雰囲気を味わえるホテルです。ホテルのスパエリアは清潔でサウナの数も多く、子供は子供用プールで遊べます。レストラン会場も豪華です。
リラフレド自身が非常に美しい場所で、ホテルの周辺には庭園や湖、洞窟やハイキングコースがあります。森林鉄道でさらに山をのぼっていくのも楽しいプログラムです。
さらに足を伸ばすとミシュコルツ動物園・ミシュコルツタポルツァ（洞窟温泉）・ディオーシュジュール城などの見どころがあります。リラフレドに連泊して色々見て回ることができます。ぜひ数日滞在して、ホテルやその周辺の魅力を味わってみてください。
＜同じブック（Bükk）地域にあるホテル＞Bambara Hotel Premium バンバラ・ホテル・プレミアム
過去にご紹介したエゲル（Eger）近郊にあるアフリカ風のホテルBambara Hotel Premiumは、実は同じブック（Bükk）と呼ばれる地域にあります。
車があれば1時間弱でたどりつけます。どうりでどちらのホテルも立地が魅力的なのですね。
Bükk方面に行くという場合は、どちらのホテルもおすすめです。
お子さんにたくさん楽しんでもらうのが旅のメインでしたら子供の遊び場の多いBambara Hotelを、お子さんが大きくなってきて大人っぽい体験もということでしたら、今回ご紹介した宮殿ホテルを、という風に検討されてみてはいかがでしょうか。
以上、お役に立つ情報があったら幸いです。
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