【世界陸上2023】ハンガリー国立競技場で世界陸上の熱気を体感!

世界陸上を見にブダペスト国立競技場へ行った時の様子

ブダペストにあるハンガリー国立競技場は、2023年春に完成したばかりの、世界陸上のために建設された新しいスタジアムです。

世界陸上日程8日の2023年8月26日、午前の部のチケットを買って、夫と2人で国立競技場で世界陸上の空気に触れて楽しんできました!

りり

この記事を書いた本日8月27日に世界陸上は終わってしまいます💦

でも、今後何かの機会にハンガリーの国立競技場へ来る方の参考になればと思い、記録を残すことにしました。

ハンガリー国立競技場を訪問して感じたことは主に以下の通りです。

  • 新しく建設された競技場なので、モダンでスッキリしている
  • 競技場は大きすぎず、上の方の席でも競技が見やすかった
  • 軽食やコーヒーなど思ったよりも安い!
  • トイレの数は多く、新しいので清潔。おむつ交換台の使える個室もあり
  • 競技場まで最寄りの駅などから歩く必要がある。駐車場がないので、歩きたくない人はタクシー要利用
  • 無料のミネラルウォーターのサービスなどがありがたかった(ただし、おそらく世界陸上のみのサービス)

この後でもう少し詳しく説明していきます。

ハンガリー国立競技場に行くことがあるかもしれない方や、スポーツ観戦やスタジアム巡りがお好きな方は、ぜひ最後まで読んでいってください!

ハンガリーに限らず、海外旅行の最中にスポーツ観戦を予定している方にも、参考になる情報があると思います!

ちなみに、ここ数年で世界のいくつか競技会場に行ったので、それらとハンガリーの国立競技場を頭の中で比較しながら書きました。

  • バルセロナのカンプ・ノウ(収容人数99,354人)
  • ローマのスタディオ・オリンピコ(収容人数72,698人)
  • ブダペストのグルパナ・アリーナ(収容人数22,000人)
  • ブダペストのパップ・ラースロー・スポーツ・アリーナ(収容人数12,500人)
  • 東京の両国国技館(収容人数11,098人)
  • 横浜スタジアム(収容人数34,046)

🏃世界陸上2023ブダペストのマラソンルートに沿った観光案内情報は、こちらにまとめてあります。あの日の感動をもう一度!!

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この記事を書いた人

りり / 旅行大好き

ハンガリーの首都、ブダペスト在住18年
1人旅が大好きで、世界50カ国以上を訪問
東京で旅行会社に4年勤務経験あり
ヨーロッパに長年いるけれど、実はインドや暖かい国が大好き

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目次
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ハンガリー国立競技場(Nemzeti Atlétikai Központ)

ハンガリー国立競技場とドナウ川の景色 / 画像引用元:世界陸上ブダペスト2023公式ページ

ハンガリー国立競技場は、ブダペスト南部のドナウ川沿いに建設されました。

街の中心から公共交通機関と徒歩で30分程度の距離です。

世界陸上が行われている現在、ハンガリー競技場の収容人数は35,000人です。

しかし、オリジナルの競技場の収容人数は15,000人。現在簡易席を設置している2階部分は、世界陸上終了後に撤去される予定です。

ハンガリー国立競技場への行き方

ハンガリー国立競技場とドナウ川の景色 / 画像引用元:世界陸上ブダペスト2023公式ページ

一番分かりやすくておすすめなのは、2番トラムの利用です。ドナウ川のきれいな景色を眺めながら、終点のKözvágóhíd駅で下車。そこからOBIというホームセンターの脇の小道を6〜7分歩くと、競技場のメインエントランスに到着します。

2番トラムは景色がきれいで人気があるので、観光客を狙ってスリも多く発生するルートです。混雑している時は気をつけて利用してください。

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競技場の前にバス停もありますが、バスの本数が極端に少ないので、歩いた方が早いです。

人々が小道を歩いている様子
Közvágóhíd駅からハンガリー国立競技場へ向かって歩く人々

競技場には駐車場がありません。車できたとしても、どこかへ駐車して歩くことになります。歩くのが嫌な方は、タクシーできてエントランスの目の前で降ろしてもらうのがいいです。

ハンガリー国立競技場への入場の手順

国立競技場のメインエントランスへ向かう人々
国立競技場のメインエントランス

国立競技場の敷地へ入る時に”軽く”チケットを見せます。(後ほど、ちゃんとバーコードをかざして入場する場所があります。)

その後、荷物を持っている場合はX線検査に通します。

国立競技場の手前のX線検査場
黒いとんがり屋根のところがX線検査です

世界陸上ではアルコール類や水筒(!)、ベビーカーの持ち込みは禁止です。ペットボトルも元々は持ち込み禁止だったようですが、30度越えの暑い日が続いていたので、持ち込みOKになっていました。

りり

訪問するイベントによって持ち込みできないものの条件が異なると思うので、必ずチケットの案内を事前にご確認ください。

国立競技場と入場ゲート
バーコードをかざして入場するゲート

この後で、バーコードをかざして入場する改札のようなところを通って、やっと無事に競技場の中へ入れます

世界陸上のチケット購入に氏名は不要だったので、禁止物など持っていなければスムーズに入場できます。

世界陸上の競技場入場はスムーズでしたが、今まで行ったヨーロッパのサッカーの試合は、フーリガン対策(?)のためか、入場チェックがどこも厳しかったです。

チケットの名前と身分証明書の名前の照らし合わせなどがあるので、名前ありのチケットをお持ちの場合は、会場に関する案内を事前によく読んでおいてください。

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ハンガリー国立競技場内の様子

ハンガリー国立競技場で記念撮影する私
ハンガリー国立競技場に入ってすぐの、1階廊下の部分

競技場に入った時の印象は「明るくてスッキリしている、新しい建物っていいな〜」でした。

入り口を入ったところが1階席の一番高い部分で、スタジアム全体がパッと見渡せるのがよかったです。

りり

私たちは2階席だったのですが、階段をのぼる手間が半分省けていたのも、よく考えると何気にありがたかったです。

競技場のシートマップに説明を加えたもの
競技場内にあるシートマップ

競技場のシートマップに北と南の文字を入れました。

VIP席のある会場の西側(画像上部の席)は、午前中思い切り日が当たっていました。曇っている日や冬の寒い日には問題なさそうですが、真夏日にはかなり厳しい状況です。

逆に、午後は東側(画像下部の席)に日が当たるはずです。

購入するイベントの時間帯にもよりますが、座席選びの参考にしてください!

2階席(世界陸上の間だけ設置されている簡易観客席)

2階へ続く階段と2階席を支えている足場の様子
世界陸上の後に撤去される予定の2階部分

私たちの席は2階にあるので、階段をのぼっていきます。写真では急勾配に見えるかもしれませんが、実際に利用してみるとそれほどでもなかったです。

2階からの景色はこんな感じです。上の方でもそんなに遠くは感じませんでした。むしろ、全部見渡せたのがよかったです。

ハンガリー国立競技場を2階から眺めた様子
ハンガリー国立競技場の2階からの眺め
りり

2階席は料金がお手頃で、日中はたったの3,000フォリント(約1200円)。座席に着く前にチケットのチェックはありませんでした。

1階席に入場する場合は、係員にチケットの提示が必要です。

2階にはプラスチック製の白い座席が並んでいます。座りごごちはまずまず。私はあまり気になりませんでしたが、腰が痛くなるような人もいるかもしれないです。

1階のシートの方が(実際に座ってはいませんが、多分)座りやすそうです。

ハンガリー国立競技場の2階の座席
2階席の様子

フードショップ

フードショップの様子
軽食やドリンクが買えます

世界陸上のため、コンテナの簡易フードショップがたくさん並んでいました。常設のフードショップの写真を撮り忘れてしまいましたが、それももちろんあります。

メニューと料金表 / ホットドッグとコーヒー をいただく夫
メニューと料金表 / ホットドッグとコーヒー
りり

ハンガリーのイベント会場のフードショップにしては、お値段は比較的安くてびっくりしてしまいました!!

カプチーノが650フォリント(約260円)、ビールが950フォリント(約380円)、ポップコーン2リットルが590フォリント(約235円)などです。

トイレ・オムツ交換台

細長いトイレへ向かう通路
トイレへの入り口

新しい競技場なので、トイレの数は結構たくさんあって便利でした。もちろんきれいで、トイレットペーパーも大きなのがついています。

トイレの数はあるものの、休憩の時はまあまあ混雑するので、待つのが嫌いな人はタイミングをずらして使用するのがいいでしょう。

トイレの様子
トイレの数はたくさんあるのでとてもいいです

車椅子マークの個室には、おむつ交換台もついています。

車椅子マークの個室にはおむつ交換台もあり

世界陸上の期間だけと思われますが、競技場の外側の通路にたくさんコンテナ型のトイレも設置されていました。

コンテナ型トイレ

世界陸上オフィシャルグッズ販売

オフィシャルグッズ販売店で帽子を試す親子
オフィシャルグッズ販売店

世界陸上のTシャツや帽子などのオフィシャルグッズが販売されていました。

世界陸上2023で無料だったもの

ミネラルウォーター

無料でもらったミネラルウォーター
ハンガリーでは割と珍しい、フルーツ味のミネラルウォーターも配られていました

暑い日が続いていたので、ミネラルウォーターが配られると事前に告知されていました。(ハンガリーでは30度を超えると街で水を配っていたりします。)

ウォーターサーバー

ウォーターサーバーで水をペットボトルに入れる人々
ウォーターサーバーを利用する人々

給水コーナーが数箇所設置されていて、自由に利用できました。これも、暑い時期に行われる世界陸上の特別なサービスだと思われます。

うちわ

配られていたうちわ
配られたうちわ

ダンボール製のうちわも無料です。この日は最高気温35度でなかなか暑かったので、みなさんうちわ配りの人に群がって入手していました。

ハンガリー国立競技場の敷地内

競技場の外で行われていたイベントの様子
短距離走で使うスターティングブロックを試す親子

競技場の敷地は広いです。現在は世界陸上関連の展示物があったり、イベントが行われたりしていました。

競技場の外にある展示物の様子
競技で使われている円盤と砲丸。男性用と女性用の2種類あり
トランポリンをする子供
ベルトをして使うトランポリン。大人気で行列になっていました

対岸に見えるのは、2022年12月に完成したMOL Campusと呼ばれるオフィスビル。ハンガリーで一番高くて128メートルあり、屋上は有料展望台になっています。

MOL Campusとラーコーツィ橋

今回初めて、陸上競技をテレビではなく競技場で観戦しました。素晴らしい記録がでて盛り上がったり、失敗に会場全体でがっかりしたり、記憶に残る新しい体験ができました。

選手のみなさん、ありがとう、そしてお疲れ様でした。

ハンガリー国立競技場の様子のまとめ

競技場の入り口でもらった世界陸上のプログラム
世界陸上のプログラム。有名選手の情報などが書かれている

世界陸上のために建設されたハンガリー国立競技場は、ブダペストの南側のドナウ川のほとりにあります。

今年2023年に完成したばかりの明るくてモダンな競技場は、現在35,000人収容できますが、世界陸上のあとは15,000人規模の競技場になる予定です。

ブダペストの街の中心からは交通公共機関と徒歩で約30分。トラム2番を利用をおすすめします。

世界陸上はもう終わってしまいますが、他の機会にハンガリー国立競技場へ行くことがあれば、ぜひこちらの記事を読み返してみてください。何か参考になる情報があったら幸いです!

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