先日、長くブログを読んでくださっている読者さまから、「マルタは本当に素敵なところでした」と、楽しい旅のお便りをいただきました。
そのメールをきっかけに、私も約2年前のマルタ旅行を振り返ってみたくなりました。
当時の私にとって、マルタは約20年ぶりの再訪。
以前はゴゾ島まで含めてマルタを1週間周遊しましたが、2年前は夫と当時4歳と3歳だった子どもたちとの4泊5日の家族旅行でした。

入り江の向こうに城壁が続いています
観光はあまりせず、貸切の3階建ての家でのんびりして、フェリーや小舟に乗ったりしながら、どちらかというと「暮らすように旅する」時間を楽しむスタイルです。
一方、読者さまご家族は、ご夫婦と成人された息子さん・お嬢さんの4人で、バレッタに2泊。
バレッタを拠点に、マルサシュロック、青の洞門、イムディーナ、ラバトなどを巡り、限られた滞在時間の中でマルタ観光をしっかり満喫されたそうです。

写真提供:読者さま

写真提供:読者さま
「景色・気候・食事・治安のすべてがよく、物価も高くないので、日本人にとってマルタは素晴らしい目的地!」と、大絶賛されています
カタコトの英語でも、十分通じたそうですよ。
この記事では、私たち家族の旅を軸に、読者さまご家族から教えていただいた体験やお写真も交えながら、マルタ島をご紹介していきます。
記事後半では、私たちが行けなかった人気観光スポットの様子や、読者さまのお食事、お土産の情報などもたっぷり掲載しています。
この記事に登場する場所を地図にまとめました。
私たち家族と読者さまご家族、それぞれの旅をレイヤーで分けています。
「のんびり派」の方にも「しっかり観光派」の方にも、この記事でマルタ旅行のヒントが見つかったら嬉しいです。
目次からお好きな項目へ飛べるので、気になる町や観光情報から読んでみてくださいね🎉
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本宮愛栞(もとみや あいか)
旧名「りり」でブログを書いてきました。
🇭🇺 ブダペスト在住21年。ハンガリー情報を中心に、旅先の情報も発信中。
🎒 世界50カ国以上を訪問。インドや暖かい国が大好きで、中欧周辺にも愛着あり。
🍀 ブダペストを拠点に、旅と暮らしを行き来するボヘミアンな生活を送っています。
「これ、誰かの役に立つかも」と思ったことや、「旅人の視点で見るハンガリーの情報」をブログで発信しています。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。
カルカラの一軒家が、私たちの旅のハイライト

私たちが最初の3泊を過ごしたのは、カルカラ(Kalkara)という町。
バレッタからグランドハーバーを挟んだ対岸にあり、ビルグ、セングレア、コスピクアからなる「スリーシティーズ」のすぐ隣にありながら、どこかローカルな雰囲気も漂っています。
予約サイトを使ってバレッタで宿を探していたのですが、その最中にこの魅力的な家を発見。
子どもたちは4歳と3歳で「どうせ観光には集中できないから、素敵な家での滞在を中心に楽しもう」と決めたとき、旅のテーマが見つかった気がしました。

宿泊した家は、屋上付きの3階建ての建物のうち3分の2ほどを使える、ほぼ一棟貸しのような物件です。
中でも特に気に入った場所のひとつが、屋上テラスでした。
入り江の向こうに続くビルグ側の城壁と、ヨットが浮かぶ海。
いかにもマルタらしい景色がとても格好良くて、家族みんなすっかり虜になりました。

入り口のある1階は、石の壁に囲まれた落ち着いた雰囲気で、キッチンとリビングスペースです。
少し薄暗いものの、カーテンを開けると光が差し込んできます。

1階の中庭から階段を少し上がると、緑に囲まれたくつろぎスペースがあります。
天幕の下にソファとテーブルが置かれていて、外の空気にあたりながらのんびりできる、居心地のいい場所。
屋上以外にも、こんな素敵なエリアまであることに感動しました。

2階は寝室の真ん中に猫脚のバスタブが置かれたベッドルームで、一番エレガントなフロア。
バスタブの他にシャワーとトイレのバスルームもあります。

3階には2段ベッドが2台のほか、奥にはダブルベッドの寝室もあるので、大人数でも泊まれそう。
各部屋には小さなテラスもついていて、この階にもシャワーとトイレがありました。

隣には2段ベッドが2台も置いてあります
フロアごとにがらりと雰囲気が変わるのに、どこにいてもほっとできる温かさがあるのが不思議でした。
階段はやや急で、上り下りはちょっと大変でした。
一番下まで降りてきてから「屋上のテーブルにスマホを忘れた…」と気づいたり、探し物が見つかりにくいのには少し困りましたが、それ以外は心から滞在を楽しめた家です。

毎晩デリバリーで食事を調達したので、景色を眺めながらのディナーは最高でした。
屋上にも簡易キッチンがあるので、ちょっとした調理もできるようになっています。
家の目の前には小さな公園もあって、夜でも子どもたちを遊ばせられたのも嬉しすぎるポイントでした。

家のすぐ隣には軽食店があったので、毎朝フレッシュなパンなどを購入。
「パスティッツィ」と呼ばれるマルタ名物のパイは、リコッタチーズや豆のペーストなどが入った、地元ではおなじみのスナックです。
夫は毎朝屋上テラスで、コーヒーを飲みながらのんびり過ごしていました。

この家を夫はとても気に入っていて、2年近く経った今でも「あの家にもう一度泊まりたい」とよく話しています。
そしてつい先日、夫が「来年の夏はまたマルタに行こう!」と言ったその翌日に、読者さまから「マルタは本当に素敵でした」というメールをいただいたので、「これはもう一度行けということなのかも」と思っている今日この頃です。
フェリーで渡る首都バレッタ|港の絶景と子連れ街歩き

旅の2日目は、スリーシティーズ側からフェリーでバレッタへ渡りました。
コスピクアのフェリー乗り場までは、カルカラから歩いて15分程度ですが、途中で見つけた公園へ立ち寄ったりして、なかなか前へ進めません💦
ようやくフェリー乗り場へ到着し、バレッタ行きの船に乗り込みました。
当時の料金は大人2ユーロ。子どもたちはまだ小さかったので無料でした。

フェリーから眺めるグランドハーバー(バレッタとスリーシティーズに囲まれた海域)の景色は、息をのむほど美しく、迫力満点です!
マルタ特有のはちみつ色の石灰岩でできた城壁や建物が海の両側に続き、その間を船で進んでいきます。
巨大な要塞に囲まれた港の中へ入っていくような景色で、映画の世界に飛び込んだかのような気分でした。
少しのんびり出発したせいもあって、バレッタに着いたころにはかなりの混雑。
港から城壁の上にある町へ上がるエレベーターには長蛇の列ができていました。

混雑しているとは思いもせず、のんびりと向かっていました
ちょうど大型クルーズ船が寄港したタイミングだったうえに、2基あるエレベーターのうち1基が故障中。
ここで30分ほど待つことになってしまいました。
もちろん徒歩で坂や階段を上っていくこともできますが、3歳・4歳連れにはなかなか厳しく、振り返ればタクシーを使った方がよかったかなと思います。

午後の様子
エレベーターを上がると、すぐそばにあるのが大砲の発射で知られるアッパー・バラッカ・ガーデン。
ちょうど12時の発射まであと5分ほどだったのですが、すでに疲れ気味の子どもたちはぐずぐずだったので、待つのは諦めました💦
上の画像は、町を離れる前の午後3時ごろに撮影したものです。
代わりに町の中心へ向かい、ジェラートでご機嫌を取り戻してもらいます。

このとき何気なく入ったのが、「Amorino」というパリ発のイタリアンジェラート店。
私はまったく知らなかったのですが、読者さまから「スリーマ(Sliema)でAmorinoのジェラートを食べた」と教えていただき、初めて有名なチェーン店だと知り驚きました。

バレッタは海に突き出した半島の高台に造られた町です。
アップダウンが多いため、歩きやすい靴での観光がおすすめです。
海側へ向かう道には急な坂や階段も多く、地図で見るだけではわからない高低差があります。
階段にテラス席を用意したカフェやレストランもあって、「こういうところで、いつかのんびりしたいな…」と夢見ていましたが、それは2年後の今年の夏にアテネのプラカ地区で実現できて嬉しかったです。

私がマルタの街並みで好きなのが、建物から少し突き出したカラフルな木製のバルコニー。
マルタでは「ガラリヤ(gallarija)」と呼ばれる伝統的な造りで、青や緑、赤などに塗られたものが街のあちこちに残っています。
実は宿を探し始めたころは、「こういうバルコニーのある部屋に泊まりたい!」と思って、予約サイトで色々と検索していました。
いつか機会があれば、こんな伝統的な部屋にも泊まってみたいです。

縦長の玄関扉も特徴的です
もうお昼の時間だったので、バレッタでも知られているマルタ料理レストラン「Ta’ Nenu Valletta」へ。
私はせっかくなので、マルタ名物のウサギ料理を注文しました。

2年近く前のことで細かい味までは記憶が曖昧ですが、クセはなくソースもおいしくて、ペロリと完食したことは覚えています。
夫はマルタソーセージ入りのラザニア、子どもたちはナゲットとフライドポテト。
前菜にはパンとディップのようなものも出てきて、どれも美味しくいただきました。

ただ、やっぱり3歳・4歳連れでちゃんとしたレストランに入ると、こちらもなかなか落ち着かず、食べ終わると、そそくさとお店を出ることに。
結局この旅では、帰国直前を除いて、こうしたレストランに入ることはほとんどありませんでした。
【読者さまご家族】バレッタ観光|街歩きとファントレイン
読者さまはバレッタの入口近くにある「ホテル・カスティーユ」にご宿泊。
お部屋はちょっと古さを感じるものの、立地は最高で、朝食会場からは海も見えたそうです。

写真提供:読者さま
午前中にホテルへ荷物を置いたら、さっそく街の散策へ。
街並みを楽しみながら「パスティッツィ」と、無形文化遺産にも登録されている「フッティーラ」というパンを召し上がったそう。

写真提供:読者さま
アッパー・バラッカ・ガーデンの12時の大砲を見届けたあとは、観光用のミニ列車「ファントレイン」で町を一周されました。
狭い路地を上手にすり抜けて行くので、景色も運転技術も楽しめるそうですよ。
「バレッタの景色は感動!!涙ものでした。」というお言葉には、私も大いに同感です!
20年ぶりのカラヴァッジョ|聖ヨハネ大聖堂へ

この旅でどうしても見たかったのが、バレッタの聖ヨハネ大聖堂にあるカラヴァッジョ(1571〜1610年)の絵画です。
約20年前にここで「洗礼者聖ヨハネの斬首」を見て衝撃を受け、それ以来、ローマやフィレンツェ、ナポリ、シチリアのシラクーザなど、旅先にカラヴァッジョの作品があれば足を運ぶようになりました。
カラヴァッジョは、光と影をドラマチックに使った絵で一世を風靡したイタリアの画家です。
一方で本人はかなりのトラブルメーカー。ケンカや逮捕を繰り返した末、人を殺してローマから逃亡。
ナポリ、マルタ、シチリアと逃亡生活を送りながらも絵を描き続け、その作風を真似する画家がヨーロッパ中に現れるほどの人気者でした。

2024年のマルタ旅行では、子連れ旅で観光は半分あきらめていましたが、「聖ヨハネ大聖堂だけは絶対に外さない」と決めていたので、ランチのあとに向かいました。
入口には行列ができていましたが、たしか10分ほどで入場できたと記憶しています。

私の中ではカラヴァッジョの印象ばかりが強く残っていたのですが、改めて入ってみると、大聖堂そのものがとにかく豪華。
金色に輝くバロック装飾やマッティア・プレーティによる天井画、床一面を埋め尽くす騎士たちの大理石の墓碑も見どころです。

この時は娘は抱っこ紐で寝ていましたが、息子はあちこち歩き回り、立入禁止のロープの向こうへ行こうとしたりして、なかなか落ち着きません。
入場料にはオーディオガイドも含まれていましたが、ゆっくり聞いている余裕もなし💦
肝心のカラヴァッジョの作品も、じっくり鑑賞できたとは言い難いですが、それでも、約20年ぶりにもう一度「洗礼者聖ヨハネの斬首」の前に立てたことがうれしく、やはりその迫力には圧倒されました。

逃亡生活の中で描かれた「洗礼者聖ヨハネの斬首」。その背景を知ってから見ると、画面の暗さや緊張感がより強く感じられます。
ちなみにカラヴァッジョ、このあとマルタでも事件を起こして投獄され、なんと脱獄までしています……。
なお、大聖堂にはもう1点、カラヴァッジョの「執筆する聖ヒエロニムス」も展示されています。

オーディオガイドで詳しい説明を聞けるので、お時間のある方はじっくりとお楽しみください。
【読者さまご家族】聖ヨハネ大聖堂訪問
読者さまご家族は、聖ヨハネ大聖堂の開館時間9時に合わせて入場されました。
混雑を避けたい方は、開館直後の時間帯を狙って訪れるのもよさそうです。
帰国後、ご友人や職場の方に写真を見せたところ、いちばん評判がよかったのが大聖堂内部の写真だったそうで、バレッタを訪れるなら外せない目的地といえるでしょう。
大聖堂近くにあるSPARは24時間営業(‼︎)だったそうで、水などをいつでも買えて便利とのこと。
近くにご宿泊の方は、最新の営業時間と合わせてチェックしてみてくださいね。
小舟で渡るグランドハーバー|伝統的なダイサに乗船

バレッタからの帰りは、フェリーではなく、マルタの伝統的な小舟「ダイサ(dgħajsa)」に乗ることを楽しみにしていました。
実は約20年前にマルタを訪れたときにも、この小舟に乗ってグランドハーバーを遊覧しました。
水面すれすれの高さから巨大な城壁や砦を見上げる景色が迫力満点で、ずっと記憶に残っていたのです。
今回も乗ってみると、やっぱり楽しい!
水面がとても近く「海の上を進んでいる!」という実感がすごいです。
バレッタの乗り場から対岸のビルグまでは、当時大人も子どもも1人3ユーロでした。

夫はこういうタイプの小舟が初めてだったようで、最初は「本当に安全なのか?」とかなり不安そう。
それでもしばらくすると慣れてきて、海からの景色を楽しんでいたようです。
翌日にはもう一度乗り、今度はビルグ → 同乗者を送るためにまずはバレッタ → カルカラというルートで、小さなグランドハーバークルーズのような船旅を楽しみました。

カルカラへ向かう時の様子
スリーシティーズへ向かう方法はフェリーやバスもありますが、時間に余裕があれば、海から城塞都市を眺められるダイサもおすすめです。
ビルグをのんびり散策|港町の路地とヨットハーバー

小舟で到着したビルグ(Birgu)は、カルカラへ戻る途中に少し散策し、翌日ももう一度訪れました。
実はビルグは、バレッタよりも歴史の古い港町。
聖ヨハネ騎士団がマルタにやって来た1530年には、この町を拠点としていました。
細い路地や古い家並みには趣があり、バレッタほど観光客も多くなく、どこかのんびりした雰囲気です。

路上には野菜や果物を積んだ移動販売車も出ていて、地元の人たちに混じって私たちも果物を購入しました。
泊まっていたカルカラの雰囲気と同様に、実際に人が暮らしている町の日常を少し覗けたようで楽しかったです。

ヨットハーバー沿いにはカフェやレストランが並んでいたので、私たちもちょっとひと休み。
青空の下、たくさんのヨットを眺めながらのんびり過ごす時間は、とても気持ちがよかったです。

スリーシティーズを代表する見どころのひとつといえば、ビルグ半島の先端にある聖アンジェロ砦(Fort St. Angelo)。
「せっかくだから入ろうか」と少し迷いましたが、今回は無理をせず外から眺めるだけにしました。
画像は小舟から撮った聖アンジェロ砦の姿です。

ちなみに、カラヴァッジョはマルタで事件を起こしたあと、ここビルグの聖アンジェロ砦に投獄されました。
そして、1608年になんとここから脱獄しています……!
ラバトに泊まってイムディーナへ|馬車で城塞都市を一周

マルタ島での最後の1泊は、島の中央部へ移動。
宿泊先はラバト(Rabat)で、すぐ隣には城塞都市イムディーナ(Mdina)があります。
カルカラからはUberで向かいましたが、Boltでも車を呼びやすいようです。
城壁に囲まれたイムディーナは、かつてマルタの首都だった古都。
高台に築かれているため、城壁の上からはマルタ島を広く見渡すことができます。
一方で宿泊したラバトは、イムディーナの城壁の外側に広がった町で、現在も人々の生活を感じられるエリアです。

まずはイムディーナの城壁の外にあった広い公園で、子どもたちをひと遊びさせました。
マルタで利用した公園は、どこも意外なほどモダンな遊具がそろっていてびっくり。
普段遊んでいるブダペストの公園と比べても、まったく見劣りしませんでした。

ひとしきり遊んだあとは、いよいよイムディーナの中へ。
ただ散策するだけだと子どもたちが飽きると思い、馬車で一周することにしたのですが、この作戦は成功!
いつもとは違う高い目線で町を眺めるのが面白かったようで、2人とも興味津々の様子でした。

途中、城壁沿いの展望ポイントでいったん下車し、写真を撮る時間もありました。
馬車の所要時間は20分ほどで、料金は確か35ユーロくらいだったと記憶しています。

その日の宿は、城壁の外にあるラバトの小さなホテル。
客室内にバスタブがあって、子どもたちはまるで小さなプールのように大喜びで遊んでいました。

一方の私は、数日間の子連れ旅ですでにかなりお疲れモード。
レストランへ出かける気力が残っていなくて、ピザなどを部屋までデリバリーしてもらって夕食にしました。
それでも少し休むと元気が戻ってきたので、夜になってからラバトの町を散策。
昼とはまた違う静かな雰囲気の中、ライトアップされた教会や石造りの町並みを眺めながら、マルタ最後の夜を過ごしました。

イムディーナとラバトを歩いていると、「聖パウロ」の名前をあちこちで目にしました。
マルタでは、船の難破で島にたどり着いた聖パウロがキリスト教を広めたという伝承があり、島を代表する聖人のひとりです。
今回は行けませんでしたが、ラバトの聖パウロ教会の地下には、聖パウロがマルタ滞在中に身を寄せたと伝えられる「聖パウロの洞窟」もあります。
【読者さまご家族】イムディーナ&ラバト|ファントレインで街歩き
読者さまご家族も2日目にイムディーナとラバトへ。
ラバトでもファントレインに乗り、バレッタに続いて2回目の乗車を楽しまれたとのこと。
街並みが好みすぎて、どこを歩いても絵になるというご感想をいただきました。
イムディーナを歩いていると、「住んでいる人がいるので静かに」という看板を見かけて、旅行者としてのマナーの大切さを感じられたそうです。
ホップオン・ホップオフバスで島を巡り、スリーマへ

最終日は夕方のフライトだったので、マルタ島北部を巡るホップオン・ホップオフバスに乗ることにしました。途中下車はしなかったのですが、「セント・ポールズ・ベイ」や「セント・ジュリアンズ」など、海沿いに広がるリゾート地を眺めながら島を巡りました。
小さな子ども連れでも、歩き回らずに座ったまま景色を楽しめるので、島の雰囲気を知るにはなかなか良い選択だったと思います。

セント・ジュリアンズ周辺には、過去に一度宿泊したことがあります。
プールやスパを備えた大型のリゾートホテルが並んでいて、「こんな場所で家族とのんびり過ごすのもいいなぁ」と思いながら景色を眺めていました。

私たちは終点のバレッタまでは行かず、その対岸にあるスリーマ(Sliema)で下車しました。
海の向こうにはバレッタの城壁と町並みが広がり、こちら側から眺める景色もとてもきれい。
大きなドームはマウント・カーメル大聖堂です。

バレッタを背景に記念撮影をしたあとは、海沿いを少し散策して、どこかのレストランでランチをするつもりでした。
ところが、この日はあまり下調べをしておらず、思い描いていたような海沿いのレストランがなかなか見つかりません。
歩いているうちに、The Pointというショッピングモールまでやって来ました。

結局、ランチはモール前のテラス席があるイタリアンへ。
イメージしていた「海を眺めながらのランチ」とは少し違いましたが、気軽な雰囲気で、旅の最後に家族でゆっくり食事ができたのは嬉しかったです。
【読者さまご家族】フェリーでスリーマへ|海辺の食事と夜景
私たちはスリーマでレストラン探しに少し苦戦しましたが、読者さまご家族は、美味しいものをしっかり楽しまれていました。

写真提供:読者さま
初日の午後、バレッタからフェリーでスリーマへ渡り、海の見えるレストラン「Trattoria del Mare」へ。
そこで召し上がったタコ料理が、特に美味しかったそうです。
帰りはバレッタの夜景を楽しめるよう、あらかじめフェリーの時間も計算されていたとのこと。
行きは明るい時間のバレッタ、帰りはライトアップされた夜景と、同じ航路でまったく違う景色を楽しめて、満足度が高かったそうです。

写真提供:読者さま
【読者さまご家族のマルタ旅】観光・グルメ・お土産情報

写真提供:読者さま
ここからは、私たちが今回行けなかった場所や、あまり体験できなかったことを、読者さまご家族の旅からご紹介します。
マルサシュロックの日曜市場や青の洞門をはじめ、マルタで楽しんだお食事やお土産についても教えていただきました。
短い滞在で効率よく観光するため、読者さまご家族は移動にUberを活用されたそうです。
私たちは空港からバスを2本利用しましたが、このときは時刻表よりかなり遅れて到着することもあったので、その後はUberで移動するようにしました。
マルタ島は公共交通がバス中心なので、行き先によってはUberやBoltを組み合わせると、より効率よく移動できると思います。
マルサシュロックの日曜市場

写真提供:読者さま
マルサシュロック(Marsaxlokk)は、マルタ島南東部にある漁村です。
カラフルな漁船が並ぶ港町として知られていますが、特に日曜日に開かれる市場が有名で、地元の人や観光客でにぎわいます。
読者さまご家族の2日目は、ちょうど日曜日。
ホテルで朝食をとってから、マルサシュロックの市場へ向かわれました。

写真提供:読者さま
店がずらりと並び、人もかなり多くて、活気のある「まさに市場!」という雰囲気だったそうです。
食べ物だけでなく、雑貨やお土産になりそうなものまでいろいろ売られていて、ご家族それぞれがお買い物を楽しんだとのこと。
読者さまが訪れた際は、市場の露店でも普通にクレジットカードが使えたそうです!
マルサシュロックはシーフードでも知られ、日曜市場を楽しんだあとに港沿いのレストランでランチをする人も多いようです。
「次回は朝ごはんを軽めにするか、食べずに早めに向かって、マルサシュロックで食べるのもいいかな」という感想をいただきました。
青の洞門

写真提供:読者さま
ブルーグロット(Blue Grotto)とも呼ばれる「青の洞門」は、ご主人の提案で立ち寄ることになったそうです。
現地ではボートにも乗船され、送っていただいた洞窟内の美しい海の写真には、私も思わず見入ってしまいました。

写真提供:読者さま
読者さまが訪れた2026年3月時点では、ボート料金の支払いは現金のみで、クレジットカードは使えなかったそうです。
天気が良く、波も穏やかな日だったものの、息子さんが少し船酔いしてしまったとのこと。心配な方は、酔い止めをあらかじめ用意しておくと安心です。
ボートを楽しんだあとは、近くのレストランでランチ。
こちらもとても美味しく、大満足だったそうです。
マルタの食事

写真提供:読者さま
私たちはこの旅でほとんどレストランに入らなかったのですが、読者さまご家族はマルタでの食事にも大満足。
「何を食べても美味しかった」とおっしゃっていました。
好き嫌いがやや多めのお嬢さんも、旅行先でこれほど食べ物に困らなかったことはないかもしれない、というほどだったそうです。
いただいたお写真からも、美味しそうな様子がよく伝わってきます😋

2階のオープンテラスで、海を眺めながらのランチタイムだったそう
写真提供:読者さま
レストランでの食事だけでなく、街歩きの途中にはマルタ名物のフッティーラやパスティッツィを食べたり、Amorinoでジェラートを楽しんだり、スイーツ店に立ち寄ったりと、気軽な食べ歩きも楽しまれました。

写真提供:読者さま
バレッタでは「Dr. Juice」というドリンクのお店にも立ち寄ったそうです。
プロテイン入りのドリンクなどメニューの種類が多く、選ぶのも楽しかったとのこと。

写真提供:読者さま
調べてみると、Dr. Juiceはマルタ発のジュース&ヘルシーフードブランドで、現在は島内に複数の店舗を展開しています。
見かけた方は、何か飲んでみてはいかがでしょうか。
騎士の鉛筆削りとスーパーのお土産

写真提供:読者さま
読者さまが旅行前に調べて「ずっと欲しかった」というのが、騎士団長の宮殿のショップで売られていた、マルタ騎士団の騎士をモチーフにした鉛筆削り。
見た目は騎士の置物なのに、底が鉛筆削りになっている一品で、値段は5ユーロほど。
読者さまの訪問時は、宮殿のショップだけの利用も可能で、正面入口から荷物検査を受け、荷物を預けて入店できたそうです。

写真提供:読者さま
他にも、2つのお土産の画像を送ってくださいました。
「クンセルバ」はマルタでは定番の濃厚なトマトペーストで、パンに塗ったり料理に使ったりするのに人気の商品。
「サボテンのリキュール」は、ウチワサボテンの実から作られる甘いお酒で、「スイカジュースみたいな味で、結構甘かった」と教えていただきました。
クンセルバは聖ヨハネ大聖堂近くのSPARで、サボテンリキュールはイス・スーク・タル・ベルト(Is-Suq Tal-Belt) 地下のスーパーで購入されたそうです。
どちらもマルタらしいお土産として、喜んでもらえそうですね。
イスタンブール経由でマルタへ
日本〜マルタ間の直行便は、あいにく現在飛んでいません。
読者さまご家族は、日本からターキッシュエアラインズを利用して、イスタンブール経由でマルタ入りされました。
出発日は、なんと中東情勢が大きく動いた2月28日。
ドバイ経由やドーハ経由のフライトも検討されていたそうなので、「運がよかったですね!」と思わずにはいられませんでした。
幸い、往復とも大きなトラブルの影響を受けることなく利用できたそうです。
ターキッシュエアラインズでは、イスタンブールで一定時間以上の乗り継ぎがあり、条件を満たす場合、無料の市内観光ツアー「Touristanbul」に参加できます。
読者さまも、次回イスタンブール経由で旅行される際には参加してみたいそうです。

「乗り継ぎ時間にここまで観光できるんだ!」と驚いたTouristanbul。
私が実際に参加したときの様子はこちらの記事にまとめています。

また訪れたいマルタ

約2年前に家族で出かけたマルタ旅行では、子どもたちがまだ小さかったので、落ち着いて観光することはできませんでした。
それでも、静かな町で借りた素敵な家での滞在や、小舟、馬車、ホップオン・ホップオフバスなど、いろいろな乗り物を楽しんだことを、この記事を書きながら改めて思い出しました。
お便りをくださった読者さまは、ご家族と一緒にマルタ島の主要スポットを効率よく巡られ、「次はゴゾ島や巨石神殿にも行ってみたい!」と、再訪を楽しみにされています。
読者さまが書いてくださったように、マルタ島はヨーロッパにありながら物価も比較的手頃で、観光も食事も楽しめる、魅力の多い旅行先だと改めて感じました。

写真提供:読者さま
この記事を書きながら、私もまたマルタ島へ行きたいという気持ちが強くなってきました。
また訪れる機会があれば、その旅もブログでご紹介したいと思います。
最後になりましたが、今回たくさんのお写真や旅の様子を教えてくださった読者さま、本当にありがとうございました。
これからマルタ島へお出かけになるみなさんに、何か旅のヒントをお届けできていたら嬉しいです。
ちなみに、このマルタ旅行では往復ともライアンエアーを利用しました。
ヨーロッパのLCCを利用したときの様子は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。


