ルーマニア・トランシルヴァニア地方の南東部にあるブラショフ(Brașov)。
中世の石畳が続く旧市街を、カルパチアの山並みがぐるりと囲む美しい町で、鉄道や飛行機でのアクセスもよく、初めてのルーマニア旅行でも訪れやすい目的地です。
トランシルヴァニアらしさがぎゅっと詰まったこの町は、シビウ、シギショアラと並ぶ、観光の定番として知られています。
町の中心のスファトゥルイ広場(Piața Sfatului)には、カラフル家々が並んでいて可愛らしいです。
なかでも印象的だったのが、その広場の背後に、緑をまとってそびえるタンパ山の存在感でした。

斜面に「BRAȘOV」の白い文字が見えます
私が暮らすブダペストのゲッレールトの丘とくらべると、地上からの高さはおよそ2.5倍もあり、見上げるほどの迫力!
旧市街の空気も清々しく感じられました。
シビウ、シギショアラと素敵な町を歩いてきましたが、ブラショフは旧市街からすぐ山登りができるユニークな立地と風景が特別に感じられました。
今回の記事では、そんなブラショフの町の見どころをまとめたので、これからお出かけになる方の参考になったら嬉しいです🎉
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本宮愛栞(もとみや あいか)
旧名「りり」でブログを書いてきました。
🇭🇺 ブダペスト在住21年。ハンガリー情報を中心に、旅先の情報も発信中。
🎒 世界50カ国以上を訪問。インドや暖かい国が大好きで、中欧周辺にも愛着あり。
🍀 ブダペストを拠点に、旅と暮らしを行き来するボヘミアンな生活を送っています。
「これ、誰かの役に立つかも」と思ったことや、「旅人の視点で見るハンガリーの情報」をブログで発信しています。
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ブラショフってどんな町

ブラショフは、12〜13世紀にドイツ系の入植者(トランシルヴァニア・ザクセン人)が築いた城壁都市です。
シビウやシギショアラと同じ、ザクセン人の町のひとつで、カルパチアの山を越える交易路の要にあたり、ハンガリー王国の南東の玄関口として栄えてきました。
ザクセン人の言葉ではクロンシュタット(Kronstadt)、長くこの地を治めたハンガリー王国の言葉ではブラッショー(Brassó)と呼ばれます。
東西の交易で富を築いた商人たちは、広場や教会、町を守る城壁と塔を次々に築いていきました。
やがてザクセン人だけでなく、ハンガリー系、そして城壁の外にはルーマニア系の人々が暮らすようになり、いくつもの民族が暮らす町へと育っていきます。

山には「BRAȘOV」の看板、手前には天使の彫像
旧市街のドイツ風の街並みと、城壁の外に広がるルーマニア人街。その対比は、こうした歴史から生まれたものです。
20世紀の戦争や工業化の時代を経ても、旧市街の中世の街並みは大きな被害を受けることなく、今もそのままの姿を残しています。
そんなブラショフは、郊外へのお出かけの拠点としても便利な町です。
私は今回、雨だったこともあって旧市街にとどまりましたが、ドラキュラ城として名高いブラン城や、王宮のように華麗なペレシュ城へは、ここから日帰りで訪れることができます。
中世の町歩きから山あいの古城めぐりまで、トランシルヴァニアの見どころを幅広く味わいたい人に、ちょうどいい町だと思います。
ブラショフ旧市街の見どころ
トランシルヴァニア地方の南東部にあるブラショフは、この旅でめぐった3つの町のなかで、いちばん人口の多い町。
それでも、見どころは旧市街にぎゅっと集まっていて、歩いてまわれるのはシビウやシギショアラと同じでした。
スファトゥルイ広場(Piața Sfatului)

奥には黒の教会がそびえたちます
スファトゥルイ広場は、1364年から国内外の商人が行き交ってきた旧市街の中心広場です。
周囲を18〜19世紀の建物が囲み、中央には旧市庁舎(現在はブラショフ県歴史博物館)が建っています。

現在はブラショフ県歴史博物館になっています
今回はこの広場に面したテラス付きの部屋に泊まりました。
美しい広場とタンパ山、行き交う人々を眺めながら、暮らすように過ごせたのは何よりの贅沢。
広場にはレストランがずらりと並び、週末にはマーケットも開かれてとてもにぎやか。
雨の日は人通りがぐっと減って、しっとりと静かな雰囲気もよかったです。

雨あがりの石畳に灯りが映る
黒の教会(Biserica Neagră)

大きすぎて地上からは写真におさまりません
ブラショフを訪れたら、まず目に飛び込んでくるのがこの黒の教会です。
高さ約65mの塔を持つ、トランシルヴァニア最大のゴシック教会で、14世紀後半から約80年かけて建立されました。
入場料は25レイで、チケット売り場は教会の正面の小さな建物内にあります。
「黒の教会」という名前の由来には諸説あって、もっともよく語られるのは、1689年にブラショフを襲った大火で外壁がすすけて黒ずんだ、という説。
ただ、この呼び名が使われはじめたのは19世紀末とされ、火事のあとに壁が少しずつ黒ずんでいったからだ、とする見方もあります。

柱の上にはトルコ絨毯のコレクションが飾られているのがユニークです
内部に足を踏み入れると静謐で荘厳な空間が広がっています。
ルーマニア最大級のパイプオルガン(4,000本ものパイプを持つ)は圧巻で、定期的に演奏会も行われているそうです。
個人的に特に目を引いたのが、壁面をびっしり飾るトルコ絨毯のコレクション。
かつてザクセン商人がオスマン帝国との交易で持ち帰り、教会に寄進したもので、これほどの数がまとまって残る例は世界的にもめずらしいのだそうです。

ザクセン商人が交易で持ち帰り寄進したもの

タンパ山(Tâmpa)とケーブルカー

盆地に広がる町と遠くの山並みが美しかったです
旧市街の南にそびえるタンパ山は標高約960メートル。
その頂上からは、赤い屋根の旧市街と周囲の山並みを一望できます。
タンパ山の斜面には「BRAȘOV」の白い文字が並び、旧市街のあちこちから見上げられます。
ハリウッドサインのようなこの看板をバックに写真を撮る人も多い、町のシンボルです。

単独や早朝・夕方の行動に注意とある
頂上付近へは、旧市街中心から徒歩約10分の乗り場からケーブルカー(Telecabina Tâmpa)で約3分。
ハイキングコースを歩いて約1時間で登ることもできます。
ただし一帯はクマの生息域で、早朝や夕方の時間帯、単独でのハイキングには注意を促す看板が出ていました。

建物右側の入り口にチケット売り場がある
私はケーブルカーを利用しましたが、乗り場までは勾配のある坂道を5分ほどのぼるので、ちょっとしたハイキング気分でした。
建物を下から見て右側の入り口を入ると、チケット売り場があります。
料金は片道30レイ(約1,070円)、往復45レイ(約1,600円)です。

山頂付近まで約3分で結ぶ
ケーブルカーと乗り場は近年リニューアルされたようで、とてもモダンな上、無料できれいなトイレも使えます。
営業開始の10時30分すぎに訪れたので、すんなり乗れましたが、日中は行列になるそう。
所要3分ほどなので、回転は早い印象です。

ケーブルカーのほか徒歩でも登れる
上の駅から「BRAȘOV」の看板までは、ふつうのハイキング道を5分ほど。
それなりの勾配があり、雨あがりでぬかるんでいたので、スニーカーは必須です。

看板の裏からは景色が見えづらいです
看板の付近にはしっかりした展望台はありません。看板の裏からは景色が見えづらいので、手前の道から町を見下ろす形になります。
盆地にすっぽり収まった旧市街の風景が印象的でした。

盆地に旧市街がすっぽり収まる
12時をすぎると、上のケーブルカー乗り場に隣接したレストランがオープンするようで、タクシーの運転手さんが「絶対行った方がいいよ!」と、すごくおすすめしていました。
景色のいい席もあるようなので、タイミングの合う方は訪問してみてはいかがでしょうか。
白い塔と黒い塔(Turnul Alb / Turnul Negru)

どちらも15世紀後半に築かれた見張り塔
タンパ山とは反対の北側、ヴァルテの丘(Dealul Warthe)に立つのが、白い塔と黒い塔です。
どちらも15世紀後半、ブラショフの城壁を守る見張り塔として築かれました。

赤い屋根の旧市街が山のふもとに広がる
塔へは入場できませんが、塔の建つ高台からは、旧市街と黒の教会、その背後にそびえるタンパ山を見晴らせます。
丘のふもとには小川が流れ、のどかな雰囲気もいい感じです。

のどかな雰囲気が心地よい
私はまず黒い塔からの景色を楽しみ、そのまま山伝いに白い塔へ移ろうとしたのですが、選んでしまったのは細いけもの道。足元はぬかるみ、クマも気がかりだったので断念しました。
いったんふもとまで下りて、白い塔へ続く長い階段をのぼり直すことに。あとで見返すと、黒い塔からもう少し上に行ったところに、ちゃんとした道があったようです。

白い塔へはこの階段をのぼる
白い塔への階段をのぼること3〜4分。
がんばってのぼった先には、タンパ山を背にした旧市街の素晴らしい景色が待っているので、ぜひお出かけになってみてください。

旧市庁舎の塔、黒の教会、タンパ山を一望できる
レプブリチイ通り(Strada Republicii)|旧市街のメインストリート

カフェやお土産店が軒を連ねます
スファトゥルイ広場からまっすぐのびるレプブリチイ通りは、旧市街いちばんの目抜き通り。
カフェでひと休みしたり、お店をのぞいたり、中世の街並みに、今の暮らしがとけこむブラショフらしい風景を楽しめます。
この通りに限らず、旧市街は歩行者専用の道がたくさんあるので、車を気にせず気ままに散策できるのがよかったです。
ロープ通り(Strada Sforii)

ヨーロッパで最も狭い通りのひとつだそうです
レプブリチイ通りから少し入ったところにあるロープ通りは、幅わずか111〜135cmというヨーロッパ最も狭い通りのひとつ。
かつて消防士が緊急時に利用した抜け道として使われていたと言われています。
残念ながら、私が訪れた2026年7月は改装中で、道ごとクローズしていました。
閉鎖の柵の奥には、道の続きを描いただまし絵があって微笑ましかったです。
カテリーナ門とシュケイ門(Poarta Ecaterinei / Poarta Schei)

四隅の尖塔は死刑権の象徴
旧市街の南のはずれには、歩いてすぐの距離にふたつの城門があります。
とんがり屋根がかわいらしいカテリーナ門は、1559年に仕立て屋のギルドが築いた、旧市街に残る唯一の中世の城門。
四隅の小さな尖塔は、この町が自治権と「死刑を科す権利」を持っていたことの象徴なのだとか。
隣のシュケイ門は、増える人や馬車の往来をさばくため、1827〜28年に造られた三連アーチの門です。

三連アーチが人や馬車の往来をさばいていました
ふたつの門が向いているのは、城壁の外に広がるシュケイ地区(Șcheii Brașovului)です。
ザクセン人が町を治めていた時代、ルーマニア系の人々は城壁の内側に住むことを許されず、この地区で暮らしていました。
町へ入れるのはカテリーナ門だけで、通行料を払う決まり。
かつては「ワラキア人(ルーマニア南部出身の人々)の門」とも呼ばれていたそうです。
聖ニコラエ教会(Biserica Sfântul Nicolae)とシュケイ地区

ルーマニアでも指折りに古い正教会
門を抜けた先のシュケイ地区(旧市街の外に広がるルーマニア人街)を10分ほど歩くと、ルーマニアでも指折りに古い正教会の聖ニコラエ教会があります。
訪れたときは建物全体が改装中で、工事は2028年ごろまで続く見込みです。
15世紀末から16世紀にかけて石造りで建てられた教会で、城壁の外に暮らしたルーマニア系の人々にとって、長く信仰のよりどころとなってきました。
教会の敷地には、ルーマニア語で授業が行われた「最初のルーマニア人学校」(現在は博物館)も残っています。
16世紀にルーマニア語の書物がはじめて印刷された、教育発祥の地なんだそうです。

屋根付きの石の十字架「イリエ・ビルト大尉の十字架」が立っています
教会の前に広がるピアツァ・ウニリイ(Piața Unirii)は広々とした印象的な広場で、道の反対側には屋根付きの石の十字架「イリエ・ビルト大尉の十字架」が立っています。
旧市街の華やかさとはひと味ちがう、素朴で落ち着いた下町の空気も素敵でした。
ブラショフで食べたもの

夕方ののんびりした時間
トランシルヴァニア周遊の締めくくりに訪れたブラショフ。
せっかくなので、まだ味わっていないルーマニア料理を食べることを目標に、いくつかお店をめぐりました。
スファトゥルイ広場のまわりは観光客向けかと思いきや、Google Mapsの評価はどこも高め。
実際に何軒か入ってみましたが、親しみやすいサービスで、たくさんのお客さんたちとルーマニア旅を楽しむ雰囲気がよかったです。
いっぽう、ルーマニア料理にこだわらないおしゃれなお店は、広場から一本入った小道のほうに多かったように思います。

マスタードでいただくのがルーマニア流
ミチ(Mici)は、バルカンでよく食べるチェヴァピに似た、皮なしの細長い焼きソーセージ。
スファトゥルイ広場のLa Ceaunというレストランで食べてみました。
ニンニクやスパイスがしっかりきいていて、マスタードでいただくのがルーマニア流。
チェヴァピに似ているようで、けっこう印象がちがいました。
時間が足りませんでしたが、色々なところで味比べしてみたかったです。

こっくり濃厚で、ピクルスとパンを添えて
牛の胃袋のスープ(Ciorbă de burtă)は、ハチノス(牛の胃袋)を煮込んだ、こっくり濃厚な一皿。
内臓系が大丈夫な方におすすめの、ルーマニアならではの一品です。
スファトゥルイ広場のCupt’orというレストランによりましたが、付け合わせなどが思ったより割高でした。

くり抜いたパンの器に注がれているだけで、なんだか嬉しい気分になります
豆と豚肉のスープ(Ciorbă de fasole cu ciolan în pită)は、いんげん豆に豚すね肉のうまみがしみた一皿。
くり抜いたパンの器に入っているものを探していて、やはりスファトゥルイ広場にあるOgradaというレストランでいただきました。
スープを吸ったパンを削りながら食べるのも楽しいです。
シビウで食べて気に入ったデザートのパパナシ(Papanași)は、ブラショフでは2回もいただきました。
カッテージチーズのドーナツにサワークリームとジャムをのせた、素朴で優しい甘さのデザートです。
カフェで提供されることは少ないようですが、レストランのメニューには載っています。

ベリーソースとサワークリームがたっぷり
食事の後のデザートにしては結構ボリュームがあるので、2人以上で一緒ならシェアして食べてもちょうどいいくらいです。
2〜3個のセットになっているケースが多いですが、1つだけでオーダーできるレストランがあると助かりました。

もっちりとおいしかったです
そして、街のあちこちで見かけたのがクルトーシュカラーチ(kürtőskalács)のお店。
ハンガリーや周辺諸国でも人気の、くるくると巻いた筒状の焼き菓子ですが、本場はここトランシルヴァニアです。
行列になっているお店もあったので、人気のお店の味をぜひ試してみてください。

本場トランシルヴァニアの名物
ちなみに、ハンガリーには「ブラッショーイ(ブラショフ風)」という名前の料理があります。
豚肉とじゃがいもを炒めた、こってりおいしい定番の家庭料理です。
ところがこれは、名前に反してブラショフ生まれという確かな証拠はなく、ハンガリーで生まれた料理だとか。
日本の「ナポリタン」や「天津飯」のように、地名を冠しながら現地には存在しない、そんな不思議な一皿です。
ブダペストで“超豪華な”ブラッショーイを食べたときの様子も、ぜひご覧ください。

ブラショフで泊まった宿

その一室に泊まるのも、ブラショフならではの過ごし方です
ブラショフの旧市街には、古い建物を活かした民泊やゲストハウス、小さなブティックホテルが集まっています。
いっぽう、設備の整った大型ホテルは旧市街から少し外側に多く、中心部までは徒歩かバス、Boltなどで数分。
荷物が多い人や、駐車場・広い部屋を重視する人には、こうした宿も選択肢になります。
私が見つけたのは、スファトゥルイ広場に面した、眺めのすばらしい小さな部屋。
オーストリア・ハンガリー帝国時代(1890年)に建てられ、かつて銀行として使われていた建物を改装したアパートでした。


滞在2日目は一日中小雨でしたが、パソコンで作業をしたりスマホをいじったりする合間にも、目の前にはいつも広場の景色で、まったく飽きることがありませんでした。
小さなテラスもついていて、ただ日中は広場のベンチでくつろぐ人と目が合いがち。
早朝、風にあたりながらのんびりコーヒーを飲んだのが、いい思い出です。
今回の宿はAirbnbで予約しましたが、隣や上の階の部屋はbooking.comに載っていました。
大型ホテルから小さなアパートまで探しやすいBooking.comは、私も長年愛用しています。

ロフトにベッド、下にキッチンスペース
ブラショフへの行き方・アクセス

ブラショフには2023年に開港した国際空港があり、ブダペストからはWizz Airの直行便が飛んでいます(週6便ほど、所要約1時間20分。)
本当は利用したかったのですが、私が旅した2026年夏は燃料事情が少し気がかりだったこともあり、のんびり夜行列車を選びました。
Wizz Airの使い方や予約のコツは、こちらの記事にくわしくまとめています。ブダペスト発の旅を考えている方は、あわせてどうぞ。

壁にはトランシルヴァニアの町並みの壁画
ブラショフはルーマニア有数の鉄道の要衝なので、各地からのアクセスは鉄道が便利です。
首都ブカレストからは1日15本以上の列車があり、所要は約3時間。
ルーマニアに空路で入る方は、ブカレストからこのルートでブラショフ入りするのが一般的です。
トランシルヴァニアの町をめぐる今回の旅では、シビウからシギショアラの間は鉄道を利用しました。
鉄道の旅の様子は、シギショアラの記事にまとめたのでご覧ください。
私はといえば、少し事情があって、ヴィスクリの村からタクシーでブラショフに入りました。
このあたりは公共交通が少ないエリアなので、タクシーが確実で楽でした。
そして帰りは、ブラショフ発21時06分のIsterという夜行列車でブダペストへ。
旧市街と駅は少し離れていて、歩くと40分くらいかかります。
Boltで車を呼んで移動したら、10分程度で到着しました。

東欧らしい、レトロな雰囲気でした
ルーマニア国鉄(CFR)のアプリは使いやすく、電車の遅れなども確認できて便利です。
実は、出発の前日に夜行列車の動きをチェックしたところ、始発のブカレスト北駅を90分以上遅れて出発していました。
私の乗る電車も遅れたら嫌だなぁ…と心配していたのですが、その日は幸いにもまったく遅延せず、時間通りに到着しました。ちなみに、ブダペスト到着もたった5分しか遅れませんでした。

ブラショフ21時06分発でブダペストへ
ブダペスト〜シビウ間と同様、1人部屋を選択。値段もほぼ同じの約53,000フォリント(約27,500円)だったのですが、今回のお部屋にはなんとトイレとシャワーがついていました!
トイレのために廊下へ出る必要もなく楽ちん、約13時間後の翌日午前9時頃に、ブダペスト東駅へ到着しました。(ルーマニアとハンガリーは1時間の時差があります。)

行きと同様に、プレミアムラウンジへ入って、朝食にコーヒーとサンドイッチを無料でいただきました。
いつも空いているラウンジが、最初席が見つからないほど混雑。どうやら9時30分発のウィーン経由ミュンヘン行きを利用するお客さんで賑わっていたようです。
9時20分をすぎると、もうほとんどお客さんはいませんでした。

珍しく混雑している様子を写真におさめました
ブダペスト東駅のプレミアムラウンジの利用方法については、こちらで詳しく解説しています。

ブラショフ観光のまとめ
シビウ、シギショアラと歩いてきたトランシルヴァニアの旅も、ブラショフで締めくくり。
3つの町のなかでいちばん大きなブラショフですが、旧市街の見どころから山あいの風景、ルーマニアグルメまで、ぎゅっと詰まった町でした。
なんといっても印象に残っているのは、町をぐるりと囲む山々と、旧市街のすぐ背後にそびえるタンパ山の眺め。
ブダペストで暮らす私にとって、こんなに大きな山と町が近い風景は新鮮でした。
雨の日の石畳の静けさまで、忘れがたいものになっています。
旧市街の建物はブダペストほど高さがなく、空が広く感じられる開放感も心地よいものでした。
西ヨーロッパにくらべると物価にお得感があるので、ちょっとお財布にやさしい旅ができるのも嬉しいところです。
日本ではまだあまり知られていない、トランシルヴァニアの魅力。
素朴なヨーロッパの風景を楽しみたい方は、ぜひお出かけになってみてください。
今回のトランシルヴァニアの旅で訪れた3つの町・村の様子はこちらにまとめました。




