Tapolca(タポルツァ)はバラトン湖北側の西の端に位置していて、約5500年前の新石器時代の遺跡も発掘されているほど古くから歴史のある町です。
小さな湖と水車、そして小川のある町の中心は風情があり、洞窟の中にある湖を手漕ぎボートで進むアクティビティも人気があります。
そんなTapolcaにある子供が楽しむこと間違いなしのウェルネスホテル、Hunguest Hotel Pelionの滞在記です。
Tapolcaの町の観光情報も掲載していますので、そちらも合わせてご覧ください。
※ブダペストより170km北東にMiskolctapolcaという洞窟温泉が有名な町がありますが、今回ご紹介するのはそちらではなくバラトン湖の側にあるTapolcaの案内です。
りり / 旅行大好き
ハンガリーの首都、ブダペスト在住18年
1人旅が大好きで、世界50カ国以上を訪問
東京で旅行会社に4年勤務経験あり
ヨーロッパに長年いるけれど、実はインドや暖かい国が大好き
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Hunguest Hotel Pelion(フンゲスト ホテル ペリオン)
228室を有する巨大なホテルは、町の中心の湖から北に向かって7~8分歩いたところにあります。
2003年にオープンしたようですが、建物や施設は全体的に少しレトロな印象を受けます。4月の滞在時、お客さんの6~7割は年金受給者と思われる方が多く、のんびりとした空気が流れていました。
スパエリアは屋外も含めると広く、温泉もあります。
ホテルのホームページの案内では気が付かず、チェックイン時にも特に案内がなかったのですが、子供のためのプレイルームなどが充実していたのが嬉しい驚きでした。
早速見ていきましょう!
子供向けの施設
当時2歳1か月の息子も喜ぶ施設がたくさんでした。
スパエリアの横にある室内プレイルーム
プールで泳ごうとスパエリアに向かったのですが、スパの奥に大きな暗い部屋が…。
なんとなく気になって足を進めると、子供の遊び部屋ではないですか!!
ホテルのスタッフが電気をつけてくれて、エアーキャッスルの電源も入れてくれました。
ボールプールやアスレチック、サッカーゴールに大きなボールなど、子供が喜びそうなものがたくさん。
プールに行くはずが、まずはここで遊んで時間が過ぎていきました。
受付の奥にある室内遊び場
ホテルはとても広く、受付の先にイベント会場などがあるのですが、その廊下をさらに歩いていくと…突き当りにまた別の子供の遊び場があります!
比較的小さい子向けのおもちゃなどが置いてあります。
ここにもエアーキャッスルがあって、電源の入れ方の説明が書いてあり、使いたい人はご自由に…というスタンスです。(ぼおおーーーというすごい音に息子は驚いて怖がってしまいました。)
無料のキッズシッターサービス(3歳以上)、イベント開催
上記の遊び部屋の手前に解放感あふれる明るい部屋があるのですが、そこではキッズシッターのサービスがあります。
プロの保育士が子供の面倒をみてくれて、お絵かき教室や絵本語りのなどのイベントも開催されています。大人にも子供にも至れり尽くせりのサービスですね!
ホテル敷地内の公園
ホテルの屋外の敷地も広いのですが、奥に公園があります。船の形をしたアスレチックがありました。
庭にはテニスコートやミニゴルフコースもあって、ホテルのレセプションで申し込みをすれば利用できます。
ゲームセンターコーナー
小さな子供向けではないですが、UFOキャッチャーなどのゲームコーナーもありました。
スパエリア(子供も大人も満足)
スパエリアもなかなか広いです。
夏に開放される外のスパエリアも合わせるとさらに広くなります。
子供プールと子供ビーチチェア
子供用プールのエリアには子供用ビーチチェアがありました。かわいらしくてほっこりしますね。
温泉
地下224メートルからくみ上げているという温泉がスパエリアの入口にあります。
屋内から屋外へでられるプール、サウナ、ウォータースライダー
屋内から屋外へ出られるプールがあります。サウナももちろんついています。
暑い時期は屋外のプールやウォータースライダーが楽しそうですね♪
客室
お部屋は内装など結構レトロな感じでした。
テラスからの景色はとってもよかったです。
いくつかのタイプのお部屋があります。ホテル予約サイトからお部屋を確認できます!
レストラン
レストラン会場も客室数に見合った広さです。子供用ダイニングチェアの貸し出しもあります。
お食事はまずまず、品数は多かったです。
ホテルに滞在しての感想
ホテルや施設の雰囲気はレトロなので、モダンでスタイリッシュなものが好き!という方向けではないですが、子供たちが喜ぶ施設がたくさんあったのはポイントが高かったです。
年金受給者のお客さんが多かったので、家族3世代で出かけてのんびりしたいという場合は、気を張らずにゆっくりできると思います。
Hunguest Hotel Pelion(フンゲスト ホテル ペリオン)の住所・アクセス
住所:Tapolca, Köztársaság tér 10, 8300
アクセス:タポルツァ駅から徒歩23分
タポルツァの町の見どころ
タポルツァは観光で訪れても楽しいところです。魅力をご紹介します。
ボートで行く洞窟湖(Tapolcai-tavasbarlang)
何といっても有名なのが洞窟湖です。
洞窟湖でのボート漕ぎを私たちも体験しましたが、他では味わえない貴重な思い出になりました。
ボートで洞窟を進む時間は10分弱でした。
ボートを漕ぎ始めて割と初めのほうにカメラが設置してあって、記念写真を撮ってもらえます。写真が気にいったら受付で購入できるので下記に案内するホームページでチェックしてみてください。写真890フォリント、キーホルダー1,290フォリント、などです。
夏などの観光シーズンは長蛇の列になって、チケットの購入ができない場合もあるようです。ご注意ください。
チケット料金は大人が3,500フォリント、15~18歳が3,000フォリント、3~14歳が2,500フォリントです。(2023年3月現在)
洞窟湖ホームページ(チケット料金、記念写真料金などの案内あり):
https://www.bfnp.hu/en/latogatohely-1/tapolca-lake-cave-visitor-centre-tapolca-tapolca
実は、このボートに乗る前に約40分のガイドツアーがあり、最後の15分ほどが洞窟湖のボート体験です。
ガイドツアーは子供にとっては少し長いかもしれません。椅子やクッションがあるので休憩させてあげてください💦
水車のある小さな湖 (Malom-tó)
小さな湖の周りはこんな感じです。
今回は時間がなかったのですが、湖を眺めるカフェでコーヒーを飲みながらゆっくりするのもよさそうですね。
湖からは小さな小川が続いています。
ブダペストにある有名な銅像が…(Tapolcaと東京にも!)
ブダペストに行ったことのある方なら多分ご存知の有名な銅像、Kiskirálylány(リトルプリンセス)。ドナウ川沿いのくさり橋近くにありますよね。
Tapolcaにもあるんです。
なぜならば、制作者のMarton László(マルトン・ラースロー)がTapolcaの出身だからです。
しかも、この銅像にはもう1つレプリカが存在していて、東京は池袋の東京芸術劇場で見られるそうです!
ハンガリーのTapolcaと日本の意外なつながりを発見しました。
Tapolcaへの行き方
ブダペストから列車で行く場合は、ブダペスト南駅(Déli pályaudvar)からTapolcaまで直通列車があります!ずっとバラトン湖の北側を進んでいくルートです。
所要時間は3時間20分、2時間に1本運行しています。
ブダペストからTapolcaまでずっと行く人は少ないのか、車掌さんにびっくりされました。
18歳以下の子供とハンガリー国鉄で移動する場合は、33パーセント割引のチケットを買ってくださいね!
サムソナイトのスーツケースは軽くて持ち運びも楽々。私もいつも利用しています。
タポルツァのホテルとタポルツァの町・まとめ
タポルツァの巨大なホテルHunguest Hotel Pelionは、子供が喜ぶ遊び場がたくさんです。ホテルの施設がレトロな印象は否めませんが、そんなことは問題にならないくらい、子供たちにとっては楽しい思い出を作れる場所になるでしょう。
タポルツァの洞窟湖のボート漕ぎはユニークな体験です。ぜひ早めにチケットの予約をして訪問してください。また、町の中心もかわいらしいので、のんびり散策するのもいいです。
以上、参考になることがあれば嬉しいです。バラトン湖の西側に行く機会があれば、Tapolcaにも立ち寄ってみてください!