ハンガリーのバラトン湖畔で人気の町はいくつかありますが、その中でも有名なのがBalatonfüred (バラトンフレド)。古い歴史のある町でバラトン湖の中でも特にエレガントで、町の中心は散歩をするのにいいところです。
1歳10か月の息子が楽しめそうなホテルを探していたら、スパエリアが広そうなFlamingó Wellness és Konferencia Hotel(フラミンゴー・ウェルネス・エーシュ・コンフェレンチア・ホテル)を見つけました。ホテル滞在時の様子をお伝えします。
また、2019年に秋篠宮佳子さまがハンガリー訪問中に訪れたティハニは、バラトンフレドの目と鼻の先です。
バラトンフレドやティハニへのお出かけを計画中の方は、ぜひこちらの記事に目を通してみてください。
Balatonfüred (バラトンフレド)
バラトンフレドは”バラトン湖の北側サイドの首都”とも呼ばれる、古くからあるリゾート地で町並みも美しいです。ブダペストからは電車で約2時間です(鉄道利用の詳細は後述)。


町の中心には鉱泉水が湧き出ているコシュート・ラヨシュの泉があります。泉の後ろに移るのは歴史のあるアンナグランドホテルと、ハンガリーで一番大きい循環器系の病院(Állami Szívkórház)。


インドのノーベル賞受賞詩人タゴールが1926年に療養のためにバラトンフレドに滞在、それを記念してタゴール遊歩道と名付けられたバラトン湖沿いの道を観光客や地元の人が行き来しています。(写真は以前夏に撮影したものです。)


Flamingó Wellness és Konferencia Hotel(フラミンゴー・ウェルネス・エーシュ・コンフェレンチア・ホテル)
ホテルはバラトンフレドの駅から歩いて10分程度のバラトン湖畔にあります。前述した町の中心までも歩いて10分くらいです。
2007年から営業している179室を有する大きなホテルの外観はなんだかショッピングモールのよう。敷地は4000㎡で東京ドーム1個分に近い広さです。
早速ホテルの様子を見ていきましょう。
スパエリア
とにかく広い!!屋内のスパエリアだけでもかなりの広さがあります。
メインの大きなプールがこちらです。流れるプールや洞窟のようになっている場所もあります。

ジャグジーには小さな橋がついていて日本庭園のよう?


子供の浅いプールにはすべり台があって、脇に設置された水槽では金魚たちが泳いでいました。とても広いスペースで息子も喜んで遊んでいました。


プールの周りをぐるっとビーチチェアが囲んでいます。暑い時期に利用できる屋外のプールエリアも含めるとかなりの広さです。客室の方面にもう1つ独立したプールもあります。



娘はまだ泳ぐには小さすぎるので、私と一緒にビーチチェアでのんびり。スパエリアは暖かいので冬でも薄着でのびのびとできるのが嬉しいです。
また違うエリアにもプールがあります!長さ16メートルのメインプールの脇には、バラトン湖を眺める小さなプールが、反対側にはジャグジーもあります。



サウナのエリアも広く、たくさんの個室に水風呂や休憩所が設けられています。
バラトン湖側から見たホテル。夏は芝生の上にビーチチェアが並べられ、宿泊客はバラトン湖のプライベートビーチを利用できます。贅沢な時間を過ごせそうですね。

客室
広いホテルということで客室も様々なタイプがあるようです。テラス付きでソファーベッドを使える部屋リクエストしていたら、ダブルベッドと備え付けのシングルベッドのあるプレミアムルームに通されました。ホテルの中では一番モダンなタイプのお部屋のようです。

お湯沸かし器は別途リクエストが必要でした。テラスからは駐車場を挟んでバラトン湖が望めます。バスルームは広かったです。


ホテルの敷地が広いため、部屋に戻ってくるまで歩く距離は結構ありました。
レストラン


子供用のダイニングチェアを利用できます。
お食事の内容はホテルの雰囲気に比べると思ったよりもシンプルという感想が本音です。お味はよかったです。
レストランは冬季のためか一部のエリア締め切っていて、テーブルを使えるスペースが小さかったので少し混雑しているように感じました。
子供の遊べるスペース
屋外にホテル宿泊者向けの子供の遊び場があります。

ホテル館内では、ロビーの角にとても小さな子供向けコーナーがあり、小さなテーブルにおもちゃが置いてありました。別にある子供向けの部屋は現在クローズしているので、再びオープンするとさらに子連れで利用しやすいと思います。
ホテルに宿泊しての感想
スパエリアがとにかく広かったので、プールが大好きな人には最高です。子供用の浅いプールも広いですし、浮き輪があれば深いところでも遊べます。子連れファミリーがたくさん子供プールの周辺に集まっていました。
宿泊したプレミアムルームはホテルの新しい棟にあってモダンなお部屋でした。ただ。シングルベッドを娘とシェアするのはちょっと狭かったので、次に行くことがあればソファーベッドを使える部屋をリクエストしようと思います。(その場合の部屋は、多分古い棟にあたるのだと思います。)
食事は前述した通り、美味しかったですがもう少し凝ったお料理があるのかなと勝手に予想していました。典型的なハンガリー料理を中心にお料理が並んでいました。
町の散歩やバラトンフレドの雰囲気を存分に楽しみたい場合は、アンナグランドホテル(Anna Grand Hotel)のほうが町の中心にあるので都合がいいです。でも、子供と一緒にプールやバラトン湖(夏季)で思い切り楽しみたいという場合は、このフラミンゴーホテルは一押しです。
住所・アクセス
住所:Balatonfüred, Széchenyi István u. 16, 8230
アクセス:バラトンフレド鉄道駅/バス乗り場のいずれからも徒歩約10分
Tihany(ティハニ)
ティハニはバラトン湖の小高い半島になっている部分の村です。ティハニからのバラトン湖の眺めは最高で、町並みも整っており人気の観光スポットです。1055年にハンガリー王アンドラーシュ1世によって設立された歴史のあるベネディクト会修道院が村の中心にそびえたっています。
写真は以前夏に撮影したものです。




ティハニはラベンダーの収穫で有名なため、村ではラベンダーグッズやラベンダーアイスクリームなどが販売されています。ぶらぶらと歩いて、買い物をして、バラトン湖の景色を眺めて、修道院を見学して、ランチの後にラベンダーアイスクリームをいただく、というのが王道の過ごし方です。


バラトンフレド/ティハニへの行き方
ブダペスト→バラトンフレド
ブダペストの南駅(Déli pályaudvar)からTapolca行きの電車で約1時間50分、2時間に1本運行しています。
自由席の場合、進行方向に向かって左側に座れたら、途中からのバラトン湖の眺めがきれいですよ。



子供と出かける時は、家族割引で33パーセント割引のチケットを購入してください。

とても軽いスーツケースはサムソナイトで!長年愛用しています。

バラトンフレド→ティハニ
バラトンフレド駅からティハニまではバスが運行していて、所要時間は15分程度です。バス本数は限られているので、時刻表をよく確認してください。
夏季はバラトンフレドとティハニ間を船が1日に3~4本ほど運行しています。ティハニの船着き場から村まで高低差が80メートルほどありますので、行きはバスで帰りに船を利用したほうが楽かと思います。


バラトンフレド・ティハニのまとめ
バラトン湖畔で古い歴史があり、常に人気のあるバラトンフレドとティハニの案内でした。
バラトンフレドはエレガントな美しい町で、ウェルネスホテルもたくさんあります。フラミンゴー・ウェルネスホテルはスパエリアが充実しているので、泳いだりビーチチェアでリラックスするのが好きな人におすすめです。
ラベンダーで有名なティハニの町はかわいらしく、小高い丘から眺めるバラトン湖の景色は特別です。1000年近い歴史のある修道院にも訪れてみてください。
子供とも楽しめるこれらの場所で優雅な休日をお過ごしください。
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