2026年10月より、伝説のロックバンド・クイーンのコンサート映画「クイーン:ブダペスト」が、世界各地で期間限定上映されます。
コンサートの舞台となったブダペストでは、世界各地での公開に先駆け、9月15日に4K修復版の世界初上映が行われ、9月19日には一般向けの特別上映も開催されました。
「ぜひ観てみたい!」と思い、チケット発売当日に無事入手。9月19日、楽しみにしていた特別上映へ行ってきました!
1986年に撮影された映像とは思えないほど、4K修復版の映像は鮮明!
大画面で観る40年前のクイーンの姿は圧巻でした。
普段はおとなしいハンガリーの人たちも、エンドロールが終わると感情を爆発させて拍手喝采で、 私もものすごく感動しました!!
「クイーン:ブダペスト」では、コンサートの合間に、クイーンのメンバーがブダペストやその郊外で過ごす様子を撮影したドキュメンタリー映像も収録されています。
それらを観て「フレディたちと同じ景色を見てみたい!」「ハンガリーってどんな国?」と思ったクイーンファンのみなさまに向けて、ハンガリー・ブダペスト在住の旅ブロガーである私が、クイーンゆかりの聖地巡礼スポットをまとめてみようと思います。

また今回の特別上映では、1986年のコンサートの撮影や映画の編集に実際に携わった方々によるスペシャルトークもあり、当時の興味深い話を聞くことができました。
今回映画を鑑賞した映画館も、ハンガリーらしさを感じられるとても素敵な場所だったので、それらについても簡単にご紹介します。
映画を観たあとに「ブダペストに行ってみたくなった」と思ったクイーンファンの方にも、楽しんでいただけたら嬉しいです。
特に後半はブダペストの観光スポットの画像がたっぷりなので、ぜひ最後までご覧ください🎉
日本では2026年10月7日から全国の映画館で公開されますが、多くの劇場では10月7日・10日のわずか2日間のみの上映です(一部劇場では10月15日まで)。
「観に行きたかったけれど予定が合わない!」という方もいるかもしれませんが、10月30日にBlu-ray国内盤も発売予定。
映画館で観られなかった方や、もう一度じっくり観たい方はこちらもチェックしてみてくださいね。

本宮愛栞(もとみや あいか)
旧名「りり」でブログを書いてきました。
🇭🇺 ブダペスト在住21年。ハンガリー情報を中心に、旅先の情報も発信中。
🎒 世界50カ国以上を訪問。インドや暖かい国が大好きで、中欧周辺にも愛着あり。
🍀 ブダペストを拠点に、旅と暮らしを行き来するボヘミアンな生活を送っています。
「これ、誰かの役に立つかも」と思ったことや、「旅人の視点で見るハンガリーの情報」をブログで発信しています。
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クイーンとは?1986年ブダペスト公演を簡単に解説

表紙はフレディ!
クイーン(Queen)は、フレディ・マーキュリー、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ジョン・ディーコンの4人からなるイギリスのロックバンド。
「Bohemian Rhapsody」「We Will Rock You」「We Are the Champions」など、現在でも世界中で知られる名曲を数多く残しています。
クイーンがブダペストを訪れたのは1986年。
ヨーロッパを巡った「Magic Tour」の一環として、7月27日に当時のNépstadion(人民スタジアム)で約8万人を前にコンサートを行いました。
当時のハンガリーはまだ社会主義体制下。
鉄のカーテンの向こう側で行われた西側のロックバンドによる初のスタジアムコンサートとして、歴史的な公演となりました。
ちなみに、クイーンは1979年に社会主義国ユーゴスラビア(ザグレブとリュブリャナ)でも公演していますが、ユーゴスラビアはソ連の東側ブロックには属さない非同盟国のため、鉄のカーテンの向こうとはカウントされないみたいです。
ブダペスト公演のあと、フレディを含む4人のクイーンがステージに立ったのは、わずかあと5回。
そして5年後の1991年、フレディは45歳で亡くなりました。
そう思うと、このブダペスト公演がより特別なものに感じられます。
ブダペスト公演が映画になった理由

たまたま前を通ったら、レッドカーペットが!
このブダペスト公演がこれほど本格的な映像として残っているのには、理由があります。
1986年当時のハンガリーのチケット収入だけでは、クイーンほどの大規模な公演費用を賄うことが難しく、そこで考えられたのがコンサートを映画化し、海外でも公開する計画でした。
そのため撮影も単なる記録用ではなく、当時ハンガリー国内で確保できる機材・フィルムを総動員した規模だったそう。
そうして完成した約90分のコンサート映画は、1987年にハンガリーの映画館で公開され、東欧各国でも上映されました。
そして40年後の2026年、当時完成した映画を新たに編集し直すのではなく、保存されていたオリジナルフィルムそのものを4Kで修復。
今回の「クイーン:ブダペスト」として鮮やかに蘇りました。
トークショーに登壇したSzabó Gáborさんは、実際に現場で撮影を担当されたそうですが、当時としては大掛かりだったヘリコプターからの撮影のことや、実力派のスタッフが総動員された話をされていました。
もう1人のゲストのMiklós Mariさんは、今回の4K修復版の元となった1986年の映画「Magic – A Queen Budapesten」の編集を担当した1人で、それが本当に大変な作業だったと振り返っていました。
編集スタッフとしてブライアンに実際に会えたのが、素晴らしい思い出だそうです。
フレディが選んだハンガリー民謡「Tavaszi szél(春の風)」
ブダペスト公演の中でも、ハンガリー人にとって特に忘れられない場面となったのが、フレディがハンガリー民謡「Tavaszi szél(春の風)」を歌ったことです。
フレディからハンガリーの歌を歌いたいという希望があり、スタッフがいくつかの民謡をカセットテープに録音して渡し、フレディ自身が気に入って選んだのが「Tavaszi szél」でした。
春の訪れとともに鳥たちが相手を選ぶ様子に重ねて、「私はあなたを選ぶ」と歌う、春と恋を歌ったハンガリーの有名な民謡です。
ハンガリー人は口を揃えて「フレディの発音が完璧!!」と絶賛しています。
コンサートではブライアンのギターに合わせてフレディがハンガリー語で歌い始めると、会場の観客も大合唱。
フレディは手のひらにカンペを書いて、それを時々みながら歌っている様子が映像に残っています。
映画館にいても、周りのハンガリー人たちが「自国の歌を歌ってくれた」と、感動をじわ〜んとにじませているのが伝わってきました。
1986年のコンサートの中で、私もとても好きなシーンです。
映画を観た個人的な感想
私はクイーンの現役時代はほとんど知らないのですが、2000年代後半に私の中でクイーンブームが到来し、YouTubeを観たりCDを買ったりしていました。
特に好きなのはフレディが長髪でバレエタイツを履いていた1970年代だったので、Magic Tourの1980年代の有名な曲以外はあまり知りませんでした。
それでも、美しい映像と臨場感のある音響、そして何よりフレディの迫力満点の歌声と、ブライアン・ロジャー・ジョンによる演奏が素晴らしく、まったく飽きることなく、スクリーンに見入ってしまいました。
ちなみに、上映前のトークで司会者が「1986年のブダペスト公演に行った人?」と尋ねると、私から見える範囲だけでも15人ほどが挙手!
40年前、あの8万人の中にいた人たちが今ここで一緒に映画を観ているんだ!と思うと、なんだか不思議な気持ちになりました。
観客は当時のファンと思われる60代前後の人が多かったですが、若い人の姿も結構見かけました。
もしかしたら、2018年公開の映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観て、クイーンのファンになった人たちなのかな?なんて思いました。
「クイーン:ブダペスト」を観たウラーニア国立映画館

今回映画を観たのは、ブダペスト8区のラーコーツィ通りにある「Uránia Nemzeti Filmszínház(ウラーニア国立映画館)」。
19世紀末に開業した歴史ある映画館で、豪華すぎる内装も見どころです。
宮殿の中で映画観賞をしているような気分になりました。

階段をのぼった先にあるカフェには自由に出入りできるので、映画を観なくても建物の雰囲気を楽しめます。
お値段も良心的で、意外と肩肘張らずに利用できる場所です。

ちなみに、2018年公開の映画「ボヘミアン・ラプソディ」は、ウラーニア国立映画館からも近いプシュキン映画館(Puskin Mozi)で観ました。
シネマコンプレックスとはまたちょっと違う、歴史を感じられるブダペストの映画館が、個人的にお気に入りです。
ブダペストには、100年前後の歴史を持つレトロな映画館が今も残っています。
映画好きでブダペストに長期滞在する方は、レトロな映画館に寄ってみてはいかがでしょう?

映画にも登場するクイーンゆかりのブダペストを聖地巡礼
ここからは、映画の中に登場した場所を中心に、クイーンのメンバーが実際に訪れたブダペストとその周辺のスポットをご紹介します。
ドナウ川や国会議事堂などの有名観光地から、フレディが訪れたセンテンドレ、ロジャーが走ったハンガロリンクまで、調べてみると意外とたくさんありました!
40年経った今でも訪れることができる場所が多いので、クイーンファンの方はブダペスト旅行のついでに、ぜひ聖地巡礼を楽しんでみてくださいね。
今回ご紹介する場所を地図にまとめました👇
ドナウ川を船で遊覧するクイーン!川沿いには大勢のファン
映画には、クイーンのメンバーが船に乗ってドナウ川を遊覧する様子が登場します。
船の上からブダペストの街並みを眺めるメンバーたち。そして川沿いには、クイーンを一目見ようと大勢のファンが詰めかけ、手を振る姿も!
40年が経った現在も、ドナウ川沿いに広がるブダペストの美しい景観はほとんど変わっていません

ドナウ川とその背後にそびえるブダ城地区は世界遺産に登録されており、その美しさからブダペストは「ドナウの真珠」と呼ばれています。
国会議事堂やブダ城を眺める約1時間の遊覧クルーズは、初めてブダペストを訪れる方にもおすすめ。特にライトアップを楽しめるナイトクルーズは人気があります。

画像では3隻の遊覧船が運航中
映画を観て「クイーンのメンバーと同じようにドナウ川からブダペストを眺めてみたい」と思った方は、ぜひ乗ってみてくださいね。
ドナウ川クルーズの様子や予約方法については、こちらの記事にまとめてあります。

ドナウ川は穏やかなイメージがありますが、水位によって姿はかなり変わります。
今年2026年の夏は、ドナウ川上流の雪・雨が少なかった上に、気温が高かったことが重なり、水位の最低記録を更新することに。
一方、2024年はドナウ川上流で猛烈な雨に見舞われ、その影響で記録的な大増水となりました。
もちろん毎年このような極端な水位になるわけではありませんが、時には驚くほど姿を変えるのもドナウ川です。
2024年と2026年のドナウ川の様子も記録したので、興味のある方はこちらの記事もどうぞ。


フレディも驚いた?ドナウ川沿いの国会議事堂

ドナウ川ならではの景色です
ドナウ川を船で進んでいると、ひときわ目を引く建物がハンガリー国会議事堂。
ドナウ川沿いに建つ巨大なネオゴシック建築で、現在でもブダペストを象徴する風景のひとつです。
その壮麗な建物を遊覧船から見たフレディは「国会議事堂?これ売ってるの?」と冗談を飛ばしていました。
1904年に完成した国会議事堂は、外から眺めるだけでも十分素敵ですが、実は内部はさらに豪華。

床一面に広がるのは、ヨーロッパ最大の手織り絨毯
金箔やステンドグラスで彩られた美しい空間が広がり、中央のドームホールには、ハンガリー王国の歴史を象徴する「聖なる王冠」をはじめ、宝珠や王笏なども展示されています。
この国会議事堂の内部は見学ツアーで実際に入ることができます。
ブダペストを訪れるなら、外観だけでなくぜひ内部も見てほしい場所のひとつ。人気があるため、見学してみたい方は早めのチケット購入がおすすめです。
国会議事堂の内部見学ツアーの様子や、チケットの購入方法については、こちらの記事にまとめています。

クイーンが泊まったホテルは、現在のブダペスト マリオット ホテル
クイーンが1986年に宿泊したホテルは、ドナウ川沿いにある当時の「Duna InterContinental」。
この建物は現在「Budapest Marriott Hotel(ブダペスト マリオット ホテル)」になっています。

現在のマリオットホテルの隣にある「InterContinental Budapest」とは別のホテルなので(当時はForum Hotelという名前でした)、クイーンの聖地巡礼をしたい方は念の為気をつけてください。
フレディはこのホテルの最上階にあるプレジデンシャルスイートに宿泊し、テラスでハンガリー民謡「Tavaszi szél」を練習。
その歌をメアリー・オースティンに聴いてもらっている様子を収めた映像も残っていました。

また、コンサート前日の7月26日は、ドラマーのロジャー・テイラーの37歳の誕生日。
ホテルではバースデーケーキも用意され、メンバーたちがお祝いしたそうです。
現在、マリオットホテル上階にあるバーは宿泊客でなくても利用でき、ドリンクと一緒にドナウ川の素晴らしい景色を楽しむことができます。
仕事で何度もマリオットホテルに訪れましたが、宿泊するなら「Buda Castle View」の部屋がおすすめ!
ブダ城とくさり橋を望むことができます。
「River View」だけだと、エリザベート橋方面の景色になる可能性があるので、個人的には「Buda Castle View(もしくはCastle & River Viewの表記)」のほうが、確実にブダペストらしい景色を楽しめると思います。
クイーンが実際に宿泊した建物に泊まってみたい方は、現在の宿泊料金や空室状況をこちらから確認できます。
\ クイーンと同じホテルに宿泊! /
ブライアンはマルギット島へ!熱気球にも挑戦
ブライアンはハンガリー滞在中、マルギット島で過ごしていました。
映像には、ペダルをこいで進む四輪自転車「bringóhintó」に乗っている姿も登場します。

この乗り物は現在もマルギット島でレンタルすることができ、家族や友人と一緒に島内を自由に走ることができます。
マルギット島は、ドナウ川の真ん中に浮かぶ大きな島。
観光地というより、市民が散歩やジョギング、ピクニックなどを楽しむブダペスト市民の憩いの場所です。
観光の合間にのんびり過ごしたいときにおすすめの場所です。
マルギット島の見どころや楽しみ方については、こちらの記事にまとめています。

また別の映像では、ブライアンがコンサート会場のすぐそばで熱気球に挑戦する姿も!
コンサート当日にも会場の上空には気球が浮かんでいました。

市民公園だけでなく、結構遠くからもその姿を見ることができます
左の黄色い建物は、有名なセーチェーニ温泉です
ちなみに現在、ブダペストで気球に乗れる場所といえばVárosliget(市民公園)。
ここにある「BalloonFly」は、ヘリウムガスで浮かぶ係留気球で、地上とワイヤーでつながったまま約150mの高さまで上昇します。
ブライアンが気球に乗った場所とは違いますが、ここからも美しいブダペストの街並みを眺めることができます。
市民公園はとても広いので、行きたい場所をあらかじめチェックしてから出かけるのがおすすめ。
見どころやアクセスについては、こちらの記事にまとめています。

ロジャーが走ったハンガロリンク(Hungaroring)

画像引用元:Wikimedia Commons
ロジャーは、ブダペスト郊外にあるハンガロリンク(Hungaroring=ハンガリー語ではフンガロリング)も訪れていました。
ここでロジャーはゴーカートに乗り、ほかの参加者たちと競争。
映像に登場する当時のハンガリー人たちの表情も面白く、笑いのあふれるシーンでした。
ハンガロリンクは、現在F1ハンガリーGPの会場として有名です。
初開催は1986年8月10日。ロジャーが訪れたのはそのわずか17日前で、完成したばかりのサーキットをゴーカートで走っていたことになります。
ちなみに、記念すべき第1回ハンガリーGPでは、ネルソン・ピケとアイルトン・セナというブラジルのスター同士が激しいトップ争いを展開。
ピケがセナを第1コーナーの外側から豪快に抜き去ったシーンは、現在でもF1史に残る名場面として語り継がれています。
私はまだハンガロリンクへ行ったことがありませんが、ブダペストからそれほど遠くないMogyoród(モジョロード)という町にあります。
クイーンのコンサート、そして初めてのF1ハンガリーGP。
どちらも1986年、西側との交流が広がっていた当時のハンガリーを感じさせる、大きな出来事だったのかもしれません。
ジョンが歩いたドナウ川沿いの遊歩道

映像では、ジョンが現在のInterContinental Budapest前あたりのドナウ川沿いを歩いたり、テラス席でくつろいだりする様子も登場します。
このあたりは現在も「Dunakorzó(ドナウ・プロムナード)」と呼ばれる遊歩道になっていて、ブダ城やくさり橋を眺めながらの散策にぴったり。
40年前にジョンが歩いた場所を、今でもほとんど同じ景色を眺めながら歩くことができます。
ちなみに、現在この遊歩道の人気者になっているのが、手すりにちょこんと座る女の子の銅像「Kiskirálylány(小さな王女)」。
ジョンが歩いた1986年にはまだここにはなく、設置されたのはその4年後の1990年です。

現在では「小さな王女」以外にも、遊歩道沿いにはさまざまな銅像が点在していて、散策しながら探してみるのも楽しいです。
ドナウ川沿いを散策したあとは、すぐ近くのヴルシュマルティ広場(Vörösmarty tér)やヴァーチ通り(Váci utca)へ足をのばすのがおすすめ。
ヴルシュマルティ広場には老舗のカフェ・ジェルボーがあり、食事ならヴァーチ通り近くのレストラン、コムシェソワなどが人気です。
カフェ・ジェルボーやコムシェソワの記事はこちら。どこで食事をするか迷っている方は、ぜひ参考にどうぞ。


フレディが訪れたセンテンドレ

映画の中で、フレディが楽しそうにアンティークや美術品を見て回るシーンがあります。
この場所は、ブダペストから少し北へ行ったところにある小さな町「センテンドレ(Szentendre)」。
アンティークやアートが好きだったフレディのために用意されたプログラムで、実際にいくつかのお店を巡り、買い物を楽しんだそうです。
センテンドレはセルビア人が多く移り住んだ歴史を持ち、セルビア正教会などが残る、ほかのハンガリーの町とは少し違った雰囲気の町です。
また、多くの芸術家が集まったことから「芸術の町」としても知られています。
ブダペストから気軽に日帰りできるので、「ブダペスト以外の町にも行ってみたい」という方にもおすすめ。
フレディも歩いたセンテンドレの旧市街を、ぜひのんびり散策してみてはいかがでしょうか。

クイーンがコンサートをしたNépstadionは今どうなっている?
1986年にクイーンがコンサートを行ったのは「Népstadion(ネープシュタディオン)」。
ハンガリー語で「nép=人民」「stadion=スタジアム」、つまりそのまま「人民スタジアム」という、社会主義時代らしいストレートな名前です。

画像引用元:Wikimedia Commons
その後、ハンガリーを代表する伝説的なサッカー選手プシュカーシュ・フェレンツの名前をとって「Puskás Ferenc Stadion」に改称されましたが、古いスタジアムは2016年に解体されました。
現在、同じ場所に建っているのが「Puskás Aréna(プシュカーシュ・アレーナ)」です。
現在はサッカーの試合や、世界的なアーティストの大規模コンサートにも使われています。
ちなみにちょっと関係ないですが、すぐ隣にも別のアリーナ(Papp László Budapest Sportaréna)があり、私はこちらでスティングのコンサートを観たことがあります。

1986年にクイーンが公演したNépstadionと同じ場所に建っています
画像引用元:Wikimedia Commons
クイーンが実際に演奏したスタジアムそのものは残っていませんが、40年前、ここにフレディたちが立ち、8万人の観客が集まっていたんだ!と想像しながら訪れてみるのも、聖地巡礼のひとつになるかもしれません。
このスタジアムの最寄りの地下鉄駅の名前は「Puskás Ferenc Stadion」駅。
ここには長距離バスのターミナルもあり、ワインで有名なエゲルや、世界遺産の村ホッロークーなどへ向かうバスも発着しています。
私のブログでもどちらも紹介しているので、ブダペストから少し足をのばしてみたい方は、こちらもぜひどうぞ。


まとめ|「クイーン:ブダペスト」から始まるハンガリー旅
40年前のクイーンのコンサートを大画面で観られただけでも感動でしたが、映画の中には、今も私が普段目にしているブダペストの景色がたくさん登場していることも面白かったです。
そして何より、クイーンのメンバーが40年前にこの街を歩き、ハンガリーでの滞在を楽しんでいたことを、改めて身近に感じることができました。
ドナウ川や国会議事堂、マルギット島、センテンドレなど、クイーンのメンバーが訪れた場所の多くは、現在でも気軽に訪れることができます。
映画を観て「ブダペストに行ってみたい!」「ハンガリーってどんな国なんだろう?」と少しでも興味を持った方は、ぜひこのブログのほかの記事も旅の参考にしてくださいね。
🇭🇺初めてブダペストを訪れる方におすすめの観光スポットは、こちらの記事にまとめています。

ところで、フレディ・マーキュリーはザンジバル生まれですが、インド系パールシーの家庭に生まれ、子ども時代の多くをインドで過ごしたことは、ファンの方ならきっとご存知のはず。
実は、私はインドが大好きで「フレディが通っていた寄宿学校に聖地巡礼しようかな」と、真剣に計画していたこともありました。
ちょっとアクセスしにくかったので結局行きませんでしたが、フレディのルーツ大好きなインドにあると思うと嬉しいです。
🇮🇳私が14回の旅行で訪れたインド各地をこちらの記事にまとめています。


